メイン [00-06]アナログレコード オリジナル盤vsリマスター盤 第8回 ビーチ・ボーイズ 「ペットサウンズ」 | 投稿するにはまず登録を |
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ELPEAMAN | 投稿日時: 2008/9/9 12:14 |
一人前 登録日: 2008/2/17 居住地: 投稿: 101 |
Re: オリジナル盤vsリマスター盤 第8回 ビーチ・ボーイズ 「ペットサウンズ」 管理人K さま
またまたお世話になりました。 サプライズ!!!のひと言です。UKモノ盤を持っていますが、これはUSモノ盤よりも音は落ちる、ということで持参しませんでした。日本盤は言わずもがな、です。残念ですが・・・ Doorsよりも差がでてしまいました。DCC盤、恐るべし!!! ビニールの質もあるのでしょうか???USキャピトル盤の音質はすべて悪い、ということでは当然ありませんが、ことRock/Popsあたりの量産盤にあえて質の悪い(リサイクル)ビニールが使われていた?などと変な憶測をしてしまいます。 この試聴シリーズ、終わりのない旅ですね。オーディオと同じように。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/9/8 19:08 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
オリジナル盤vsリマスター盤 第8回 ビーチ・ボーイズ 「ペットサウンズ」 オリジナル盤vsリマスター盤第8回はビーチ・ボーイズの「ペットサウンズ」です。 ビートルズの「ラバーソウル」に刺激を受けたブライアン・ウィルソンが孤独なスタジオ作業の末に作り上げた、物悲しく切ないPOPSROCK史上の最高傑作アルバムです。 片耳が不自由だったブライアン・ウィルソンが当時としては画期的な楽器や効果音を駆使して製作したモノラルの一大絵巻です。 比較は米国オリジナル盤とDCC盤で行いました。 まずは米国オリジナル盤からです。 どことなく、こもった抜けの悪い音質です。 モノラルの悪さしか感じないような音場は狭く、音像は引っ込んだ冴えない音です。 当時の雰囲気はこんな感じだったのかな?とか、録音自体に問題があったのかな?とかと無理やり納得するしかないような音質です。 次にDCC盤を聴きました。 先程の米国オリジナル盤の音質が嘘のような素晴らしい音質に圧倒されます。 音抜けや透明度が圧倒的に向上し、音場もモノラル録音とは思えない広大なもので、高さや奥行き表現が素晴らしいのです。 まるでリマスターと言うよりも、リミックスしたのではないかと思う程の違いです。 どうしてリマスターでここまで良くなるのか不思議で仕方ありません。 という事で今回の順位は 1、DCC盤(圧勝!) 2、米国オリジナル盤(完敗) でした。 これだけの差が出てしまったのには、当時の米国のレコード製造上の根本的なクオリティの問題があったからでしょうか? もしくはビーチ・ボーイズは他の殆どがステレオミックスの方がモノラルミックスに比べて音質が圧倒的に良いものが多いので、モノラルミックスに限って駄目だったのでしょうか? しかし、このDCC盤はオリジナルのモノラルミックスのマスターテープを使用しています。 やはり、リマスターの威力としか言い様がありません。 スティーヴ・ホフマン恐るべしです。 尚、「ペットサウンズ」にはブライアン・ウィルソン自ら関わったステレオミックス盤も販売されていますが、こちらは擬似ステレオですので余り感心出来る音質ではありません。 ビーチボーイズファン、ブライアン・ウィルソンファンの方はぜひともDCC盤を入手される事をお薦め致します。 「ペットサウンズ」のこれまでのイメージが覆される事、新たなる感動が得られる事、間違いありません。 |
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