メイン [00-06]アナログレコード アナログLP用High Definition Caseの導入 | 投稿するにはまず登録を |
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zappa1993 | 投稿日時: 2017/6/4 12:43 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 皆さん
こんにちは もうすっかり冬も終わってしまいましたが、最近の私の静電気対策を投稿させていただきます。 アナログにとって静電気は厄介なもので皆さんも様々な工夫をこらして静電気対策をしておられることと思います。 オーディオアクセサリーメーカーからも静電気対策としていくつかの製品が発売されており、私もこれらの中からいくつか試してみましたが、個人的には決定打と呼べるようなものがなく、もっと瞬時に確実に帯電を0にするような製品がないかと探している中で業務用のイオナイザーというものを知りました。 イオナイザーとはエレクトロニクス分野などでの製造工程の中で静電気による破壊やゴミの付着などを防ぐために使われる機器で用途に合わせていくつかのスタイルや除電原理があります。(詳しく知りたい方はイオナイザーで検索してみて下さい) 詳細は省きますが、その中から私はKEYENCE(キーエンス)のイオナイザーを購入しました。 ブロワー型と呼ばれるものでファンの空気を対象物に当てることで除電できる製品です。 実際にレコードにファンの風を当てて再生すると除電効果のためか音の輪郭がハッキリし抜けの良い音になります。 除電は1,2秒程度で完了しますので手間もかからず、再生前と再生が終わって袋にしまう前の2回イオナイザーを使うようにしています。(横着することもありますが) イオナイザーに対象物を近づけると、上部にあるインジケーターによって+または-の方向にどれだけ帯電しているかが分かり、除電されるとインジケーターの真ん中が光るようになっていますのでアナログの帯電状態が一目で確認できます。 この冬はイオナイザーのお蔭で静電気で苦労することはなくなりましたし、持ち運びができるサイズですので機器やケーブル等へもファンの風を当てて除電することが出来とても重宝しています。 使っている中でいくつか気付いたことを書かせていただきます。 1.除電ブラシでレコードを掃いても余計に帯電することがある。 除電ブラシを使った後にイオナイザーに近づけるとインジケーターが帯電を示すことが何度もありました。 除電ブラシを使う時はブラシの毛を強く当てず、さっと軽く埃をとる程度の使い方が良いのではないかと思います。 私はイオナイザーの風を当てながらブラシで埃をとるようにしていますので、帯電もせず埃も再付着しません。(これはとても便利です) 2.レコードが帯電するかどうかは、レコード盤の材質と使用するカートリッジによって変わる。 このことを具体的に証明することは出来ませんが、色んなレコードを聴いていると帯電しやすい盤とそうでない盤があることが分かります。 またこのカートリッジでトレースすると静電気が起こりやすいということもありました。 盤の違いについては、使用されている材質の問題、カッティングの違いというもののせいだと思われますし、カートリッジの違いについてはスタイラスチップの形状の違いから生じるものではないかと想像しています。 3.レコードの片面が帯電すると反対側の面も帯電している。 このため、A面を聴き終わってB面にひっくり返す際に帯電しているように感じられた時は一度除電してから聴いた方が良いと思います。(私はそこまではやっていません) これは両面を帯電させたレコードをイオナイザーに近づけて帯電状態を示すインジケーターを見た時に、A面を近づけてインジケーターの光が帯電を示す位置から+-0を示す真ん中の位置になった後(この間1秒ほどです)裏返してB面にしても最初からインジケーターの真ん中の位置が光っていることで逆説的に知りました。 当然と言えば当然ですが、レコードの帯電に関してはA面とB面の区別はなく一つの物体として両面が同じ状態だという事です。 4.帯電の極性には+と-がある。 これもイオナイザーのインジケーターを見て知ったのですが、通常のレコードをかけて帯電した状態では必ずインジケーターは-(マイナス)側の帯電を示します。 ここでは詳しくは述べませんが+と-のどちらに帯電しやすいかというのが物質によって決まっているようで、レコードの主な素材である塩化ビニールは-(マイナス)の帯電極性を持っているようです。 しかし、不思議な事に除電ブラシで過度にレコードを掃くと+側に帯電してしまうことがあります。 これは-(マイナス)に帯電したレコードに+(プラス)に帯電しやすい羊毛などを使った除電ブラシを使うからで、通常の使用であれば+-が上手く中和して除電できるものが、拭き過ぎることで逆に帯電してしまうという1番の結果を裏付けるものになりました。 以上長々と書きましたがイオナイザーは除電器としては申し分ない性能を持っています。 問題は、それなりに価格がするという事と、レコードへの悪影響があるかどうか分からないという点です。 悪影響に関してはイオン化させた空気を当ててイオンバランスを整えているだけですので問題ないと思われますが、最初に書きましたようにイオナイザーにも色んな原理のものがありますのでよく調べてから購入されるのが良いと思います。 オーディオ用にも似たような製品がありますので問題ないとは思いますが、無責任な書き方で申し訳ございませんが自己責任でお願いいたします。 この半年ほどの間に数百枚のレコードをイオナイザーで除電して聴きましたが今のところ問題はないようです。 イオナイザーで除電しながらブラッシングすると盤の光沢感が増したように感じられます。 オーディオ評論家の田中伊佐資さんの著書の中にもイオナイザーについての記述がありましたので興味のある方はこちらも参考になさってください。 |
wonderful生活 | 投稿日時: 2016/12/31 16:32 |
一人前 登録日: 2011/3/31 居住地: 投稿: 123 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 みなさん
こんにちは! スペンサー&ホークさん >水洗いした時のレーベルは、こすらなければ問題ありません。 布を当てて、こすらずに水分を取れば大丈夫です。 了解です、時間がある時にしてみます。 その他、レコードのメンテの情報有難うございます。 zappa1993さん 写真を添付して頂き有難うございます。 白いレコードを用いてわかりやすく説明され流石ですね 分かりやすかったです。 >深く考えたことはありませんが、静電気によるノイズは割と高い音で「プチパチ」と弾けるような短いものであるように思います。 一方、盤の汚れや傷からくるノイズは概ね静電気によるものよりも低い音で、再生音そのものがざらついた様な感じで聴こえるか、ハッキリと「プツ」と大きめのノイズになるように思います。 チリプツノイズの件ですが、私も同様に思います。 有益な情報を有難うございました。 それでは、また宜しくお願いします。 「良いお年を!」 |
zappa1993 | 投稿日時: 2016/12/30 1:46 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 皆さん
こんばんは 冬の時期は特に静電気が気になりますね。 私も色々な方法で除電を試みていますが、決定打というものには未だに出会っていません。 レコードを除電することで、「プチパチ」というノイズが減少するだけでなく、明らかに再生音がクリアで分解能が高まったように感じられますので、それなりに値もしますが除電アクセサリーを購入するメリットは有るように思います。 ユキムから色んなアクセサリーが発売されていますが、私が使った中ではサンダーロン・フェルトを使った箱型の物が一番使いやすく効果もありました。 ですので、同タイプのmarchanさんが購入されたT-TOCの製品にも興味があります。 使い方が悪いのか、除電ブラシはあまり静電気が取れず何度もブラシをかけると逆に帯電してしまう事もありました。(レコードに対しての話です) 静電イレーサーと呼ばれるものは、(これも使い方が悪いのかも知れませんが)使用しても盤をひっくり返す時にはレコードに帯電が見られました。(使用するカートリッジによるようです) ただ、marchanさんも試されたようにアースを取って静電気を逃がす工夫をすれば大分改善されましたし、除電による効果も感じられました。 wonderful生活さん >初歩的な質問で申し訳ありませんが、盤面が綺麗なのにチリパチ音がするのは静電気なのか、傷なのか見分けるポイントは何かありますか? 深く考えたことはありませんが、静電気によるノイズは割と高い音で「プチパチ」と弾けるような短いものであるように思います。 一方、盤の汚れや傷からくるノイズは概ね静電気によるものよりも低い音で、再生音そのものがざらついた様な感じで聴こえるか、ハッキリと「プツ」と大きめのノイズになるように思います。 盤の汚れであればクリーニングすることでノイズは軽減されますし、静電気によるノイズであればワザと帯電させることで違いを確かめることが出来るのではないでしょうか。 スペンサー&ホークさん 昔の投稿のリンクをありがとうございます。 非常に懐かしいですし、有益な情報が一杯ですね。 >盤面は見た目きれいでも、溝にホコリが入っているようです。 確かにホコリも溝に入っていると思いますが、レコードのノイズの原因はホコリというよりは溝に付着した汚れではないかと思います。(細かいことですみません) アナログを本格的にやろうとすれば、レコードのクリーニングは避けて通れないもので、インターネットを見ても様々な方法が書かれていますし非常に高価なクリーニングマシンも存在します。 ただ、私見ですがレコードのクリーニングに関しては必ずしも効果が投資額に正比例しているとは言えず、そのプロセスが一番大事ではないかと思います。 ここでは詳しくは述べませんが、クリーニングしたレコードの音を聴くとクリーニング前の音が如何に晴れない音だというのが分かりますし、クリーニング無しにはレコードの本来の音を聴くことが出来ないと思うようになりました。 (機器やセッティングに拘るのと同様にクリーニングも欠かせない作業です) レコード盤はほとんどが黒ですので溝や表面に付着した汚れが非常に見にくいですし、一見光沢があって綺麗そうに見えてもクリーニングしてみると汚れがたくさん取れると言うこともよくあります。(当然音も良くなります) ですので、私は中古で購入したレコードは必ず一度クリーニングしてから聴くようにしています。 下の写真のレコードは白いヴィニールが使われていますので汚れがハッキリと分かります。 一目見て汚いレコードだなと思いましたが、もしこれが黒いヴィニールだったらそれ程汚れが分からなかったかもしれません。 私はYoさんに教えていただいた方法でクリーニングをしていますので、最初に電動歯ブラシとある溶剤を使ってクリーニングをします。 この状態で大分汚れが取れたのが分かります。 溶けだした汚れは溶剤を布で拭き取る際にこれだけ取れます。(この状態でほぼ汚れはなくなりました) その後、2通りの洗浄とバキュームを経て最終的にはこれだけキレイになりました。 光沢があって見た目も良いですし音も飛躍的に良くなります。 溝に入った付着物が除去されることでスタイラスチップのダメージも減りますし、カートリッジの寿命も延びるそうです。 参考になりましたら幸いです。 |
スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2016/12/29 22:16 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 Wonderful生活さん
こんばんは 盤面は見た目きれいでも、溝にホコリが入っているようです。 >レーベル面など紙の部分はどうされていますか? 水洗いした時のレーベルは、こすらなければ問題ありません。 布を当てて、こすらずに水分を取れば大丈夫です。 その他の方法は、ここにもあります。 https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2525&forum=3 枚数が多いとバキューム式レコードクリーナーというもののありますが、高いですね。 https://www.amazon.co.jp/TEAC-VPI-%E3%83%90%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%BC%8F%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-HW-16-5/dp/B004TRJX7G 11 |
wonderful生活 | 投稿日時: 2016/12/28 22:51 |
一人前 登録日: 2011/3/31 居住地: 投稿: 123 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 スペンサー&ホークさん
こんばんは! 情報提供有難うございます。 蒸気を使用してふき取ることは不純物も無く良い方法ですね。 レコードを落とさないように注意して(笑)クリーニングしてみたいと思います。 レコードを丸ごと洗うのは私もしてみたいのですが、レーベル面など紙の部分はどうされていますか? 他にも良いケア方法がありましたら、また教えて下さい。 また宜しくお願いします! |
スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2016/12/28 8:37 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 wonderful生活
お早うございます。 先ずはクリーニングした方が良いと思います。 以下は管理人さんの方法です。 https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=322&forum=3 私は中性洗剤で洗って、水道水で流した後に精製水をつけた布(ネル)で拭き取って乾かします。 これで結構プチプチノイズも取れます。 |
wonderful生活 | 投稿日時: 2016/12/27 22:05 |
一人前 登録日: 2011/3/31 居住地: 投稿: 123 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 marchanさん
こんばんは! 私も最近アナログを再開したのですが、チリパチ音が気になる時があります。特に静かなピアノ演奏などは特に気になり、これならCDの方が良いか?などと思うこともあります。 初歩的な質問で申し訳ありませんが、盤面が綺麗なのにチリパチ音がするのは静電気なのか、傷なのか見分けるポイントは何かありますか? 静電気だとしたら、私もこの製品を購入したいと思います。 それでは! |
marchan | 投稿日時: 2016/12/27 15:12 |
一人前 登録日: 2008/5/9 居住地: 投稿: 101 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 スペンサーホークさんこんにちわmarchanです。
その後LP-12で再生する際再度「帯電イレーサー」も併用 する事にしました。試しに帯電イレーサーにアース (ワニ口クリップでアースをとり、PHONO EQ アンプのアース端子に接続)を設置する事で 一段と静電気にまつわるパチパチ音を消す事 ができました。 見栄えがちょっと悪いが効果があるので満足 しています。 |
スペンサー&ホーク | 投稿日時: 2016/12/20 17:07 |
長老 登録日: 2011/3/24 居住地: 投稿: 595 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 marchanさん
ご返事有難うございます。 現在の状況よく分かりました。 帯電イレーサよりはだいぶ価格的には安そうですが、以下のような効果が書かれていま すね。 「トレー内部に特殊イオンコントロール素材と特殊生体エネルギー素材を7:3でハイブ リッド採用していることで、ディスクに蓄積している電磁波、静電気、磁場等の悪影響 を中和する効果がございます。 (中略) 消磁効果とはまたひと味違った『つややかで有機的な臨場感あふれる「音」と「画質」』 をお楽しみいただけます。」 これを読むと、拙宅はアコリバのアナログ消磁器とマイナスイオン発生器も使用してい るので、静電気除去に特化した製品の方が、良いのかなと考えられます。 |
marchan | 投稿日時: 2016/12/20 12:38 |
一人前 登録日: 2008/5/9 居住地: 投稿: 101 |
Re: アナログLP用High Definition Caseの導入 スペンサー&ホークさんこんにちわ、marchanです。
最近まで帯電イレーサーを使用していましたが、今回のCaseを使用したところイレーサーを使用しなくてもLP両面を聴く間ほとんどノイズなく聴けるので現在は、休止中です。(LINNプレアーでは、ダストカバー内に設置できず、聴く度にイレーサーを設置する必要があるため面倒なので。 。EMTプレアーでは、常設設置なので併用しています。) 2週間位使用した結果では、Caseに30秒以上LPを置くことで、十分効果が出ています。 |
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