メイン [00-06]アナログレコード オリジナル盤は本当に音が良いのか? | 投稿するにはまず登録を |
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管理人K | 投稿日時: 2008/2/24 23:08 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
オリジナル盤は本当に音が良いのか? アナログレコードには「オリジナル盤」と呼ばれる、中古市場にて非常に高値で取り引きされているものが存在します。アナログレコードに詳しくない若いオーディオファイルの方のためにまず、この「オリジナル盤」について簡単にご説明させて頂きます(知ってるよという方は無視して飛ばして下さい) 「オリジナル盤」とは、JAZZやクラシック、ROCKなどあらゆるジャンルで、アルバムが発表された時に、録音されたマスターテープを保有した国において最初にプレスされたレコード盤を示し、その「オリジナル盤」の中にもマトリクスナンバーと呼ばれるものがあり、このナンバーの若い数字のものがより最初期にプレスされたものとして重宝されるようです。 この「オリジナル盤」が重宝されるのはずばり「音質が良い」とされているからです。 「オリジナル盤」の音質が良いとされる要因は、現在のハードディスク録音などが開発、使用される以前は磁気テープに録音されていた訳ですが、この磁気テープが日時の経過と共に著しく劣化して行くため、磁気テープの劣化が殆どない段階でレコード化された「オリジナル盤」が最も音が良いとされているのです。 その一方で、最近は「リマスター盤」や「リイシュー盤」と呼ばれる高音質を謳った再発のレコード盤が多数発売されています。この「リマスター盤」や「リイシュー盤」は最新のデジタルリマスタリング技術や機材やケーブルなどの吟味を施し、ビニール素材も良質なものに拘った重量盤や45回転盤などでクオリティを追い込んだものです。 ここで出てくる疑問が、果たして「オリジナル盤」と「リマスター盤」はどちらが音が良いのか?というものです。 マスターテープの劣化とはそれほどまでに酷いものなのか?マスターテープの劣化分を最新の機材や技術で補う事は出来ないのか?リマスター盤はオリジナル盤を超える事は本当に出来ないのか?など様々な疑問が浮かんできます。 これまでオーディオ誌やオリジナル盤収集家のサイトにおいても、そのような比較試聴が行われた事もなく、私と同じような疑問を感じている方も多いかと思います。 私自身もアナログレコード盤は1万枚近くのライブラリィがありますが、オリジナル盤の保有数はそれほど多くなく、入手したオリジナル盤の中にも素晴らしいと感動する盤もあれば、音質的に疑問を感じるものも存在しますし、高額な金額を払ってハズレるなら、確実に状態の良い盤を入手出来る方が良いと思い、「リマスター盤」や「リイシュー盤」などを大量に買い込んでしまうのですが、その中にも素晴らしいものもあれば、がっかりするものも多いなど、果たして何が真実なのか判らないのが現状でした。 でれば、実際に「オリジナル盤」と「リマスター盤」を比較して行くしかないと思い立った訳ですが、残念ながら私のオリジナル盤保有数は少ないため、完全な検証は不可能かなと諦めかけた時に、昨年、オリジナル盤収集家のELPEAMANさんと知り合い、ELPEAMANさんも同様の疑問を感じておられたとの事で、すっかり意気投合。今回の実現に漕ぎ着ける事が出来ました。 今後、JAZZ、ROCK、クラシックなど様々なジャンルの「オリジナル盤」と「リマスター盤」の比較を「オリジナル盤ファン」「リマスター盤ファン」からの非難や誹謗中傷覚悟で定期的に報告して信実を明らかにしていきたいと思います。 |
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