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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2021/6/17 17:53
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

クラシックからジャズに転じたピアニスト、ルイス・バン・ダイクの実力とその良さがよく表現されている
ピアノ・トリオのアルバムで、様々なピアノ・タッチで美しい響きと輝きを聴かせてくれるのです。

「風と共に去りぬ/ルイス・バン・ダイク」

ルイス・バン・ダイク(p)
エドウイン・コージリアス(b)
フリッツ・ランデスバーゲン(ds)

MYCJ-30484

1)タラのテーマ(風と共に去りぬ)
2)見知らぬ国より(子供の情景第1曲)
3)ジャンゴ
4)プレリュード第4番
5)ネイチャー・ボーイ
6)セルマ・イズ・ワルツィング・アランド
7)ババーヌ
8)アルマンド
9)アナスターシャ
10)プレリュード
11)ウイズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
12)エ・ラ・メール
13)バン・バン
14)シシリアーノ

豊かな音調と美しい旋律のメロディで心を癒すように、ルイス・バン・ダイクが綴っていくのです。
ゴージャスなアドリブも素晴しいと感動するもので、正統派でありクラシックにも似た美しい曲のためか、
色彩豊かな響きがよくマッチし、リズムはスマートで鮮やかに再現されていくのです。曲それぞれが持って
いる響きの美しいメロディが、ジャズのリズムによりスマートで鮮やかに再現されているのです。
それは、ピアノ、ベース、ドラムスの一体感とセンス溢れるリズムが見事に表現されて、誰が聴いても
分かりやすくほのぼのとした空気感で、非常に響きの良い音で繰り出されていくのです。情感溢れた本来曲が
もっている美しくセンス溢れるメロディを、気持ちのよいジャズのリズムにより、スマートにそして鮮やかに
繰り広げるのです。
気持ちが通い合った三人のプレイヤーの、シンプルでありながら、ひたすら美しい旋律の研ぎ澄まされたその
音質がまさに素晴しいのです。
清々しいスパイスの効いた旋律を披露してくれており、まさにバン・ダイクが「リスナーを大切にしていく!」と
いう心使いが伝わってくるようで、バン・ダイクのテクニックの素晴しさは心にくいほど心に伝わるのです。
聴かせる勘どころをキッチリと抑え、生命力のある新鮮さに満ち溢れるサウンドには「素晴らしい!」と感じず
にはおれないものです。

オーディオ的なサウンドにおいては、ルイス・バン・ダイクのピアノだけでなく、エドウイン・コージリアスの
ベースも中域から低域にかけて深く沈み込み、エッジも立ち実によくスイングしているのです。フリッツ・ランデ
スバーゲンのドラムスだって切れ込みもよく、そのドラミングに思わず魅了されてしまうのです。
全体に分厚くメロディを浮かび上がらせているところも、オーディオファイルとして大変嬉しいところです。



RANZAN
投稿日時: 2021/5/12 15:23
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

ディー・ディー・ブリッジウォーターは、エレガントで高名なジャズ歌手であり、これだけの大ベテランが、
改めて才能を開花させた素晴らしいアルバムです。

<トゥ・ビリー・ウイズ・ラブ・フロム・ディー〜トリビュート・
トゥ・ビリー・ホリディ/ ディー・ディー・ブリッジウォーター>

ディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)
ジェームス・カーター (ts,ss,bcl,afl)
エドセル・ゴメス(p)
クリスチャン・マクブライト(b)
ルイス・ナッシュ(ds)

UCCM-1185

1) レディー・シングス・ザ・ブルース
2) オール・オブ・ミー
3) グッド・モーニング・ハートエイク
4) ラバー・マン
5) ユーブ・チェンジド
6) ミス・ブラウン・トゥ・ユー
7) ドント・エクスプレイン
8) ファイン・アンド・メロウ
9) マザーズ・サン・イン・ロウ
10)ゴッド・プレス・ザ・チャイルド
11)フォギー・ディ
12)ストレンジ・フルーツ
13)ホワイト・ア・リトル・ムーンライト・キャン・ドゥ

日本へは何度も来演している、ベテラン・ジャズ・ボーカリスト、ディー・ディー・ブリッジウォーターにおいて、
今回のアルバムの歌声を聴くと「いやぁ〜 実にいいものだ!」と感激してしまうのです。
ビリー・ホリディ没後50年の機に作られたという、このアルバムは断然魅力的であり、フォローするメンバーも豪華で、
ブリッジウォーターにも自然と力が入るのも無理からぬところでしょう。
いかにもビリー・ホリディのイメージが浮かび上がるようで、ダイナミックで力強い1)「レディー・シングス・ザ・
ブルース」から始まり13) 「ホワイト・ア・リトル・ムーンライト・キャン・ドゥ」まで、この迫力あるボーカルの
フィーリングとスイング感満載で、圧倒的なパフォーマンスを披露していて、オーソドックスなジャズを完全に自分の
ものにしていることが判断できるのです。
ジェームス・カーターのソプラノ・サックスとブリッジウォーターの優しい雰囲気あるスキャットには自然と癒される
のです。

エドセル・ゴメスの美しいピアノ、クリスチャン・マクブライトの分厚いベース、ルイス・ナッシュの弾け飛ぶような
繊細なドラムワークの素晴らしさは、ジェームス・カーターの力強いテナーが先導して、ブリッジウォーターと各奏者と
の間に活気がみなぎり、その迫力が伝わってくるのも魅力です。
ディー・ディー・ブリッジウォーターの堂々としてダイナミックで正統的な歌い方は、聴くうちに心が和みまさに感動もの
で、表現力の素晴らしさに胸を打たれ、その絶唱には震えが止まらないようでした。

往年のビリー・ホリディが得意にしていた曲を、ブリッジウォーターがベテラン奏者と息の合ったアレンジで再現して、
各奏者の熱演になぜかキュッと胸が締め付けられた思いがするのです。



RANZAN
投稿日時: 2021/5/1 16:02
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

何時も元気があり伸び伸びと聴かせる上原ひろみは、ここでは少し陰を潜めているようにも聴こえる
ようです。

<ジャズ・イン・ザ・ガーデン/スタンリー・クラーク〜上原ひろみ〜レニー・ホワイト>

スタンリー・クラーク(b)
上原ひろみ(p)
レニー・ホワイト(ds)

 UCCT-1212

1) パラダイム・シフト
2) さくらさくら
3)シシリアン・ブルー
4)テイク・ザ・コルトレイン
5) スリー・ロング・ノーツ
6) いつか王子様が
7) アイソトープ
8)ベース・フォーク・ソング
9) グローバル・テュィーク
10) ソーラ
11) ブレイン・トレーニング
12) アンダ・ザ・ブリッジ
13) エルバ・バップ

骨太なベースで定評のスタンリー・クラークと、繊細なドラムスが心地よいレニー・ホワイトのスケールの
大きいトリオのアルバムですが、音を聴いてもスタンリー・クラークが主役を努めているということが判断
できるのです。
美しくメロウな音色で奏でられる上原のピアノはチョッピリ大人の雰囲気をも醸し出しているようにも聴こえ
るのです。しかし、曲の要所ではきちっと上原のピアノの特色を生かしきっていて、また軽快さを伴っている
ところはさすがに素晴しいと感じるのです。

いきなり速いテンポのリズムで始まり、途中から低く沈み込むごついベースは魅力的で、ピアノも美しい
メロディを紡いでいくのです。そして2)「さくらさくら」では日本伝統の曲を、琴をイメージしたかのように
スタンリー・クラークのベースソロから始まり、上原の優しく美しいピアノの響きと、レニー・ホワイトの
シンバルが繊細なシーンを演出してくれるのです。まさにさくらの花びらがヒラヒラと散る様子をうまく捉えて
いるようで、情景がリアルに目の前に浮かんでくるようです。また3)「シシリアン・ブルー」においては、
アルコ・ベースが悲しく、また優しく奏でていき、ピアノがそのあとを追うように、ここはトリオが一体感と
なる瞬間でもあるのです。スタンリー・クラークのよく弾むベースには張りがあり、ドラムスも元気いっぱいで
繊細かつ余裕を持ってリズムを刻んでいくのです。
上原の持ち味を十分に生かしたピアノが軽快に飛ばしていき、その後を追うようにエッジのよく効いたベースの
音色はタイトで艶があり、凛とした演奏が清々しく柔らかく豊かで豊潤な香りがしてくるような、ピアノとベースが
優しく交差するところがまた魅力なのです。ベースが厚くシンバルはよく弾けとび、ピアノもそのリズムに乗り
躍動するように、ゆったり感あるベースソロが甘く切なく奏でられていくのです。お馴染み上原ひろみの流れる
ようなピアノに情熱を感じるところであり、ピアノでの豪快さを取り戻した得意の素早い演奏は、上原本来その
ものといっていいでしょう。
ベース、ドラムスお互いの楽器のスピード感の違いもよく出ていて、このアルバムをいっそう盛り上げているようです。

サウンドはベースを主体としていることもあり、中・高域の張り出し感の印象は少々薄らいではいるが、この演奏を
聴けば今回限りで終わって欲しくないピアノ・トリオであり、今後の期待もいっそう高まるのです。



RANZAN
投稿日時: 2021/4/21 12:41
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

アメリカで注目を集めるアルト・サックス奏者シャーマン・アービーは、知的でメロディアスなジャズ・マンとして
逸材なアーティストです。

「 ワーク・ソング〜ディア・キャノンボール/シャーマン・アービー 」

シャーマン・アービー(as)
ラリー・ウイルス(p)
バスター・ウイリアムス(b)
ビクター・ルイス(ds)

XQDJ-1010 

1)ワーク・ソング
2)ジャイブ・サンバ
3)ウイズアウト・ア・ソング
4)フォア
5)カウントダウン
6)チュニジアの夜
7)ボヘミア・アフター・ダーク
8)アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラブ
9)イフ・エバー・アイ・ウッド・リーブ・ユー

キャノンボール・アダレイを彷彿させるような風貌で、大きな体格から繰り出すアルトの音は自然でありながら
美しく力強いところが頼もしいのです。

それは、強力なドライブとテクニシャンぶりには、アルトの微妙な震えまでもが見えてくるようでもあるのです。
まず、3)「ウイズアウト・ア・ソング」、4)「フォア」、5)「カウントダウン」と次々と聴いていったのですが、
ラリー・ウイルスのピアノ、バスター・ウイリアムスノベース、ビクター・ルイスのドラムスといった、各奏者の
好フォローも手伝い、音楽が前へ前へと突き進む軽快なスイングは快感であり、これぞアルト・サックスという感
に魅せられるのです。まさに4人の演奏ぶりが直に伝わってくる力強さでも持ち合わせているのです。更にアルトが
溢れんばかりに艶やかであり、そのままフレーズにぶつけていく奏法からしてシャーマン・アービーの活きのよさが
伝わり心に響くのです。
ピアノ、ベース、ドラムスが、これまたシャーマン・アービーに負けない奥深い演奏の粋を聴かせてくれるのが
嬉しいところでもあり、なお艶やかな音色と繊細なフレーズで奏でられるバラード・プレイも絶品でもあり、
聴く人の心奥深くまで浸透していくのです。

アルト・サックスの躍動感に溢れた晴れやかで、のびのびと切れのよいサウンドが展開するシーンは、一度聴くと
忘れられない感動を覚えるようで、そのパフォーマンスにも酔いしれるのです。



RANZAN
投稿日時: 2021/3/17 14:40
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

ジェーン・モンハイトの声が澄みわたり、そのシルキー・ヴォイスは美しいルックスと共に、情感豊かな歌唱力が
魅力的です。

< ホーム/ジェーン・モンハイト >

ジェーン・モンハイト(VO)
ラリー・ゴールディンクス(p)
マイケル・ケイナン(P)
ニール・マイナー(b)
リック・モンタルバーノ(ds)
ジョー・マグナレリ(tp)
フランク・ビノーラ(g)
マーク・オコナー(vln)
ジョン・ピザレリー(vo,g)
ピーター・エルドリッジ(vo)

VCCM-1189

1)ア・シャイン・オン・ユア・シューズ
2)ゼアズ・ア・スモール・ホテル
3)ジス・イズ・オールウェイズ
4)トゥナイト・ユー・ビロング・トゥ・ミー
5)ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング
6)アイル・ビー・アラウンド
7)エヴリシング・アイヴ・ガット・ビロングス・トゥ・ユー
8)イッツ・オンリー・スモーク
9)ザ・イーグル・アンド・ミー
10)アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー〜オール・トゥ・スーン
11)イズント・イット・ア・ラヴリー・デイ
12)ホワイル・ウイアー・ヤング
13)ザッツ・オール

まず1)「ア・シャイン・オン・ユア・シューズ」を聴くと、マイケル・ケイナンの奏でる美しいピアノのリズムに
乗って、モンハイトの透きとおるような歌声がリスニングルーム空間高く美しく響きわたり、音像もセンターに
ピタリと定位するのです。3)「ジス・イズ・オールウェイズ」では、フランク・ビノーラのギター及びジョー・マグナレリ
のトランペットの切れがよく、清らかで美しいリズムで奏でていくところもモンハイトに寄り添うような、優雅で極力な
メンバー共演がこのアルバムの聴きどころでもあるのです。
7) 「エヴリシング・アイヴ・ガット・ビロングス・トゥ・ユー」においては、オリジナルに近いミディアム・テンポで
ありながら、それは説得力に溢れた表現で自分のものにしてみせるのです。
さすがに、モンハイトは正統なボーカル・スタイルであり、聴くほどに耳に馴染み実にロマンテックな感じに聴こえる
ところが、現代感覚溢れるゴージャスなジャズであり素晴らしいと感じるのです。

サウンドはボーカルがセンターに定位する豪華なサウンドは、心地よい残響の中にモンハイトのクリスタルな素晴らしい
歌声が響き渡る斬新な音質なのです。



RANZAN
投稿日時: 2021/2/27 14:31
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

往年のスイング王、ベニー・グッドマンの名曲をハリー・アレンが陽気で軽快なリズムに乗って奏で
いくのです。

「フォー・ザ・キング・オブ・スイング/ハリー・アレン」

ハリー・アレン(ts)
ロッサノ・スポーティエロ(p)
ジェル・フォーブス(b)
チャック・リグス(ds) 

CMSB-28024 

1)その手はないよ
2)二人でお茶を
3)メモリー・オブ・ユー
4)シング・シング・シング
5)ムーングロウ
6)ローズ・ルーム
7)ロック・ロモンド
8)レッツ・ダンス
9)捧ぐるは愛のみ
11)サボイでストンプ
12)グッドバイ

研ぎ澄まされたリズムは、まるで最新のジャズの香りがする斬新な演奏をたっぷりと披露してくれるのです。
日本でも多くのジャズファンを魅了してきたハリー・アレンのテナーサックスから放たれるスイング感溢れる
分厚いサウンドは、独特の持ち味であり、朗々と響きわたる厚いサックス・サウンドは実に心地いいものです。

お馴染みの「メモリー・オブ・ユー」は、心地よくスイングするジャズ・フィーリングで、軽いリズムに
テナーサックスが実によく似合っているのです。ふくよかな音色は繊細でメロディアスなフィーリングとよく
マッチし、最近忘れかけているジャズ本来のサウンドが甦ったかのようです。
ベニー・グッドマン本来のクラリネットと比べるとテナーでは少々音の差はあるようですが、そこはさすが
これまでのハリー・アレン路線を崩さず、グッドマンの軌跡をたどるようにスイングしていく音色はどこか
しんみりとしながらも明るく響きわたるところが魅力です。
よくスイングするリズムセッションは各パートの特色を出し合い、アレンをバックアップし上手くフォローし
ていくのです。
「レッツ・ダンス」は、何度も耳にした曲であり、何時聴いても「素晴しい!」と、心から思える内容で
グッドマンの情感満ち溢れるリズム感を華やかさと都会的センス豊かなスイング力で、美しく豊かで繊細な
テナーを披露してくれているのです。
アレンは20世紀の思い出懐かしいジャズを、これまた21世紀に伝えるべきものとして、自身の方向性を
キチッと見据えているのも立派だと思えるのです。




RANZAN
投稿日時: 2021/2/8 13:10
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

その声はいつまでも愛らしい、ステイシー・ケントのボーカルを久しぶりに聴いたのです。

<パリの詩/ステーシー・ケント>


ステイシー・ケント(vo)
ジム・トムリンソン(sax,clarr)
グラハム・ハービー(p)
ジョン・パリチェリ(g)
ジェレミー・ブラウン(b)
マット・スケルトン(ds)

TOCJ-66537

1)3月の水
2)こもれびの庭に
3)お話して…
4)池
5)メロドラマのビーナス
6)世界の片隅で
7)春の如く
8)何が起きるかわからないから?
9)海辺のバカンス
10)私の愛しい人
11) 孤独のスケッチ
12)色褪せないもの
13)残されし恋には

ステイシー・ケントはアメリカ生まれのフランス育ちということで、生粋のアメリカ人ですが、現在住んでいる
フランス・パリの方が好きだということです。
その静かな大人の雰囲気の歌声は凛々しく、本格的なセンスも十分に活かされ、やすらぎのジャズ・ボーカルと
言ったらいいでしょう。

まず1)「3月の水」を聴くと、まさにケントが実力派ボーカリストであることが伺いしれるのです。自分のオリジナル曲
のように歌い上げ、「自分にはフランス語で歌うことは自然なこと!」と言っていて、ユニークで繊細で響きの
よい発音と親しみやすいアプローチは、聴けば聴くほどケントのよさが分かるようです。そこにジム・トムリンソンの
サックスは美しい響きと広がりが感じられ、ケントに寄り添うようによりクリアに奏でられていくのです。
各楽器の音色は、決してケントのクリアなボーカルの邪魔にならぬよう配慮されていて、やさしく奏でられていくのです。
7)「春の如く」ではギター、サックスがよく弾み、小気味よくスイングしていくところはさすがであり癒されるのです。
ボサノバ曲等、全13曲をフランス語で唄っていて、そのオリジナル性は抜群といっていいでしょう。

サウンドはオーディオ的に聴くと、少しストレス感は残るようですが、素直な気持ちと雰囲気で癒されたいリスナーには、
スッキリしたステイシー・ケントのボーカルとサックス、ピアノ、ギターが自然な音の広がりを堪能させてくれるようです。



RANZAN
投稿日時: 2021/1/16 15:15
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん 
 こんにちは。

ジャズの本場、ニューヨークで人気のピアニスト、ビル・チャーラップと何処までも優雅でエレガントな
テナー・サックスとクラリネットを兼奏するケン・ペポロウスキー、その豪華な初顔合わせということもあり、
二人が繰り広げる贅沢なジャズ・サウンドが堪能できるアルバムです。

<スターダスト/ビル・チャーラップ〜ケン・ペポロウスキー>

ビル・チャーラップ(p)
ケン・ペポロウスキー(ts,cl)
ジェイ・レオンハート(b)
ビル・スチュワート(ds)

VHCD-1026

1) イン・ザ・ミドル・オブ・ア・キス
2)ボディ・アンド・ソウル
3)セレナーデ・トゥ・スウェーデン
4)ノー・リグレッツ
5)マイ・ファニー・バレンタイン
6)ソー・イン・ラブ
7)スターダスト
8)サマータイム
9)スターダスト・リプライズ

チャーラップの美しいピアノに支えられ、ユニークで独自の創作性と力強いテナー&クラリネットが織り成す
素晴らしくも新鮮な演奏に魅せられるのです。ピアノが流れるような旋律を聴かせてくれていて、スチュワートの
シンバルも透明感のある響きが素晴らしいと感じるのです。ペポロウスキーの心地よいスイング豊かで温かみのある
トーンと「ズゥ〜ズゥ〜!」と息使いが聞こえる、生々しいましいまでのリアルなテナーの表現は、まさに情感溢れる
独特のもので、エネルギー感もたっぷりでゴージャスに繰り広げていくのです。そこに太く豊かで骨太なベースの
レオンハートが繰り出す質感には、思わずしびれてしまうのです。
テナー、クラリネットのエレガントな音色はこれまた格別なものであり、チャーラップの響きと旋律のよいピアノが
よく絡み、各フレーズの奏法が見事に曲と溶け合って、バランスのよいリズムで奏でられていくところが、まさに聴き
どころといった感があるのです。最後の9)「スターダスト・リプライズ」において、ピアノとクラリネットのデュオが
美しく、ペポロウスキーのいちばんクラリネットらしいまろやかで艶っぽい音が心までを癒してくれるのです。
心地よくスイングにして、リズム感及びグルーブ感の大切さを存分味わえるもので、全プレーヤーの絶妙なプレイは
非の打ちどころがなく、まさに豊潤なジャズを聴かせてもらった感がするのです。

サウンドも申し分ないもので、各奏者の一体感が見事に溶け合い、ジャズの伝統とフィーリングを生かしつつ、現代の
ジャズの新鮮な感覚をも導きだしている感です。レオンハートのベースもこれ以上ない骨太な低音で弾んでいて
スチュワートのシンバルとハイハットのはじけ飛ぶ様には、魅了されっぱなしでした。
ここは何と言っても気鋭ビル・チャーラップとテナー・クラリネットのケン・ペポロフスキーの意欲が光るもので、
最高のジャズ・サウンド空間を味わったのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/12/23 15:23
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
こんにちは。

ボーカルの女王らしくボサノバの名曲を表情豊かにしっとりと唄い上げ、ピアノもクラールならではの
しなやかなタッチで奏でられていくのです。

<クワイエット・ナイツ/ダイアナ・クラール>


ダイアナ・クラール(p,vo)
アンソニー・ウイルソン(g)
ジョン・クレイトン(b)
ジェフ・ハミルトン(ds)
クラウス・オガーマン(arr)、オーケストラ

UCCV-1123

1)いつかどこかで
2)トゥー・マーベラス・フォー・ワーズ
3)アイブ・ゴロウン・アカスタムド・トゥ・ヒズ・フェース
4)「イパネマの少年」
5)ウォーク・オン・バイ
6) ユーア・マイ・スリル
7) まなざし
8)ソー・ナイス(サマー・サンバ)
9)クワイエット・ナイツ(コルコバード)
10)ゲス・アイル・ハング・マイ・ティアーズ・アウト・トゥ・ドライ
11)傷心の日々
12)エプリ・タイム・ウイ・セイ・ゴッドバイ
13)アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォア・ミー

ストリングスをバックに豪華で力強く素晴らしいボーカルを聴かせてくれていおり、何時ものとおり
「恋を語るには、ダイアナは欠かせない!」といわれるくらい、ロマンティック&エレガント溢れる
人気ボーカリストとしても貫禄十分で、ここで聴くジャズ・ピアノの上手さでもリスナーを十分に魅了していることです。

まずは、1)「いつかどこかで」から聴くと、ストリングスをバックに呟くように歌うダイアナの巧みな歌声が豪華な
色彩を添えていて、彼女独自のフィーリングでリズムを刻み表情豊かに聴かせてくれているのです。この美しい
ストリングスのメロディをバックに唄うダイアナに思わずうっとりと聴き入ってしまう、何といってもその魅力であり、
素晴しくより洗練された雰囲気が伝わってくるのです。豊かな表情でちょっぴりハスキーな表現も見事でもあるのです。
彼女独特のハスキーかつリアルな歌唱力で情感たっぷりに唄い上げているところを聴いていても、心に響いてくる
歌声は心にずっと残るような印象でもあるのです。
ダイアナにはより洗練された雰囲気がいっぱい詰まっていて、しかもゴージャスなストリングスの響きが気持ちよく
耳によく馴染むのです。
ボサノバとバラードを豪華なストリングスが特に美しく、彼女の歌声に彩を添えていて魅力的で素晴らしいと感じるのです。
響きが気持ちよく耳に残り、バックの各パートのメロディのよさもあるが、ダイアナがそれに劣らないのもさすがだと思うのです。

サウンドはSMH-CDが音質的にも非常に貢献していることが分るもので、後方にギター、ベースとドラムスを配置して、
細かな音も自然に聴こえバックのバランスも凄くいい感じで、音のレンジも広くとられ、各楽器のバランスもよく、
安定感も加わり安心して聴くことができるのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/12/3 14:02
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2613
Re: 私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん
  こんにちは。

約10年前のアルバムですが、 テッド・ローゼンタールのピアノにはロマンティックな歌心を秘めて
いるのです。

< ソー・イン・ラブ/テッド・ローゼンタール >

テッド・ローゼンタール(p)
植田典子(b)
クインシー・デイビス(ds)

XQAM-1515 

1)アウト・オブ・ジス・ワールド
2)ソー・イン・ラブ
3)ジョーンズ嬢に会ったかい?
4)プレリュード第二番
5)エンブレサプル・ユー
6)粋な噂をたてられて
7)ロータス・ブロッサム
8)ハウ・ロング・ハズ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン?
9)クライミー・アーリバー
10)イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ・オブ・ザ・モーニング


何と深く厚い響きのピアノで実によくスイングし、心地よい躍動感を伴っていくようです。
実にスムーズに奏でられる各メロディには、ジャズが持つ何ともいえない哀愁をも漂うピアノは、
厚く鍵盤上を跳ねるように躍動して、ベースは朗々とした感触でドラムスは鮮明で透明感があり、
シンバルの繊細な響きに魅了させられるのです。

まず2)「ソー・イン・ラブ」を聴いても、出足快調であり優雅で軽やかなピアノ・ソロで始まるのです。
女性ベース奏者植田典子のベースが、太く心地よい質感で奏でられていくのです。ましてドラムスは言わずと
知れたクインシー・デイビスだが、超テクニックでのドラム捌きとそのコンビネーションのよさで群を抜く
ようです。
ローゼンタールのピアノにはビート感があり、一段と気合の入った演奏が力強いのです。
愛いっぱいの美しさとスイング感タップリの楽しいリズム、植田の押し出し感ある力強いベースの胴鳴り、
さらにデイビスのシンバルと弾け飛ぶドラムスも絶品といっていいでしょう。ピアノのリズムが力強く繊細で
あり、センスのよさも一段と冴えるのです。7)「ロータス・ブロッサム」を聴いても、ピアノ・ソロで始まり、
その後を追うようにベースが深く切れ込み、心地よいこの贅沢な低音の響きに、しばしシビレさせてもらったようです。

全曲にわたりそのスイング感とリズム感とが見事にマッチングして、ダンピングの効いたノリのよいピアノが
ひときわ輝くように響くのです。久しぶりに聴くローゼンタールの骨太な音は新鮮であり、リスナーの心を癒して
くれるところなどは、好感の持てる演奏であり普通のジャズ・ピアニストより倍ほどの厚さと響きが何とも魅力的で、
その快感と優雅さは格別であり、この豪華なサウンドが加味されているからこそ、その美しさに聴きほれてしまうのです。



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