メイン [00-03]音楽全般 吾が西方の音(10) | 投稿するにはまず登録を |
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西方の人 | 投稿日時: 2013/12/7 19:26 |
半人前 登録日: 2012/2/1 居住地: 東京都 投稿: 22 |
吾が西方の音(10) 「吾が西方の音」(10)
アンプ試聴その1 20131208 4台の海外製パワーアンプをそれぞれ一週間ずつかけて試聴する。最愛のパートナー見つかれば幸い。 (1)ファーストワットSITー2(アメリカ製。SITデバイストランジスター) ファーストワットという社名が素晴らしい。小出力時の音質が、いかに重要であるかを示唆しているように思える。このアンプは、SITデバイスのトランジスター1石で10Wの出力があり、3極管Aクラスのシングルアンプの動作に似ているそうである。The less The betterのコンセプトに適い、オリジナリテイにあふれる設計である。音に生気が有り瑞々しく色合いが濃く、よく楽器の質感をだす。特に弦の音色を妖しく奏でる。各パートの定位が明快で左右の広がり奥深い演奏空間を提示する。この演奏空間に聴き惚れる。SIT−2が、システム全体を支配しているように鳴り満つる。SPのカーボン?の感度は、87.2dB/Wmであるが音量不足を全く感じない。パネル前面のランプが左右の明るさが違うのとカタログ説明にある10KΩー100KΩ切り替えないのは、試聴品であるからであろう。外観の無骨さも忘れて聴き惚れた。スウイッチが背面に有るためパネルの熱を避けながら電源の操作をしている内に、突然、昔、愛用したネルソン パス設計のスレッショルドの2作目のアンプ(当時、音楽評論家の黒田恭一氏が推薦)のスウイッチと酷似している事を思い出した。電源の入り切り時に、火花が飛びスイッチが癒着してしまった事を懐かしく思い出す。プレイヤーのDP720導入後、SITー1も是非試聴したい。SITー2より圧倒的な音質の良さを期待する。ラインケーブル(アンバランス)には、今回使えなかったAR社のRCA−OPAを使いたい。モノラールアンプ2台を設置した場合、パネルの発熱に夏場の暑さが加わる。その暑さに耐えれるかが心配であるが。(11/23〜11/30) 以下の3器種は、バランスラインケーブルにARのXLR−1.0PA?を使用 (2)ジェフローランドM525(アメリカ製。Dクラスアンプ。4Ω500w。) ジェフローランドの製品は、どれも信頼感のある作りで魅了されてきた。これまで4製品を愛用した。 最初のアンプは、アルミケースに梱包されていて自社製品への愛情を感じて感激した。次にプリメインアンプを使っていた時、テレビのリモコンに反応したのだろうが、音量ボリュウムが突然暴走して難渋した記憶が有る。又、後の2製品は、DクラスのICEパワーモジュールを搭載していた。弦の音色がクールすぎて気に成った。それでもジェフを愛用し続けたのは、コンセプトとコンパクトなデザインが気に入っていたからである。どの製品にも品が良く透明感の有る音色とSN比の良さは変わらない。今回は、オランダのDクラスデバイスを採用しているので、新たな進化を期待した。ケースは、相変わらずアルミ削りだしで作られている。小型軽量で場所を取らず省エネ電力であり発熱は不思議な事に長時間使用しても全くパネル表面に感じない500W(4Ω)の大出力を新しいデバイスで確保している。この大出力が音質全体を支配しており、広大な音場空間を提示し、演奏の力強さを下支えする。鮮度が高くクリアで自然な音質で分解能が高く反応が早い。SN比の良さも相まって小音量でも音が痩せない。これまでパワーアンプは、多くても30ワットで十分あり大出力アンプは、不要と考えていたが、こんな小さなアンプが500wを叩き出す。これまで聴いたことのない演奏空間に圧倒され、久しぶりに興奮した。「小さな巨人」である。音が良いアンプは、Aクラスという時代から省エネで有りながら音質の良いDクラスアンプが、来年から主流に成っていく予感がする。(11/30〜12/7) |
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