メイン [00-02]オーディオ全般 シングルコアケーブルについての考察 | 投稿するにはまず登録を |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
パラジー | 投稿日時: 2011/3/12 22:54 |
一人前 登録日: 2011/1/6 居住地: 投稿: 88 |
シングルコアケーブルについての考察 写真の電源ケーブル、おなじみのPOWER REFERENCEです。
隣にあるのはアイソクリーンパワーのフォーカスというケーブルで、長期間我が家で愛用しています。 このケーブル、パワー感があるのが特徴で、解像度も高く、しっとりとした表現をしてくれるバランスのとれたケーブルでした。 構造は、英国製の極太OFCケーブルに、シールドと制振を目的としたマテリアルを丁寧に巻き込んだ構造で、プラグはWattagateの改造品、接点は24Kメッキ、金属製のケースの中は制振のための物質が充填されています。そのため、ケーブルもプラグも他に類を見ないほど重量級の製品です。 先日掲示板でも紹介させていただきましたが、我が家のシステム、友人が持ち込んだRCA-1.0PAのインパクトがあまりに強烈で、フォノケーブルを含めてラインケーブルのすべてをシングルコアシリーズに変更しました。 せっかくそこまでやるのなら、スピーカーケーブルも妥協すべきではない、という思いから、2 Wayスピーカーの高音用のみをSPC-REFERENCEに交換。本来であれば低音用もシングルコアシリーズにしたいところですが、我が家の場合は8m近い長さを必要とするうえ、しかもバイケーブル。予算の問題で断念した次第です。 ここまで詰めると気になるのが電源ケーブル。ラインケーブルやスピーカーケーブルのように、信号電流が直接流れる回路ならばシングルコアの効果が明確ですが、電源ケーブルでもそれほどの差がでるのか疑問でした。 そんな私を見透かしたようにアコリバのK氏が貸してくれたのが二本のPOWER REFERENCE。 両者を比較試聴してみると、アイソクリーンパワーのケーブルは悪くはないが、決定的な差がでたのが付帯音。アイソクリーンパワーの場合、ボーカルの子音が明るく擦れて再生されるのに対して、POWER REFERENCEはしっとり表現され、結果はディテールの表現力の違いとして現れます。 我が家のスピーカーはタンノイのGRFメモリー。このスピーカー、15吋の同軸2 Wayのユニットに位相特性の素直なネットワークを組み合わせたフロアタイプで、当時、音像定位の良さを期待して導入したものです。 ところが、大型スピーカーで音像定位の良さを具現化することは考えたほど簡単ではなく、半ば大型スピーカーの弱点としてあきらめていたのです。 ところが、シングルコアケーブルに交換した途端、ぴしゃりとフォーカスが合い、ステージの奥行きが出て空気感まで感じられるようになる。この変化をケーブルの変更だけで達成できたことはまさに驚きです。 こうした“見通しの良さ”はアコリバ製品に共通する美点のように思われます。 なぜ、シングルコアケーブルシリーズは雑味(付帯音)が無いのか。逆にいえば、そうでないケーブルはどこに問題があるのか。 それはどうやら迷走電流や帯電、外部ノイズの混入やハンダの性質、導体の設置構造などに起因する雑味が積み重ねられて、ソースの消えて行く音をマスキングしていたからではないでしょうか。 ケーブルの雑味がとれて、音の消え際まで再生できるようになると「音が静かになった」、「音像定位が良くなった」と感じるようになる。 こうした視点でみると、シングルコアケーブルは理論的に正しい方向性を示し、納得できるブレークスルーがあるように思えます。 AV用も含めてPOWER REFERENCE4本、決心して買う事にしますか。 PS そうそう、プラグに付いているレゾナンスチップ。クリニックでK氏に付けていただいたのですが、確かに効果がありました。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
題名 | 投稿者 | 日時 |
---|---|---|
» シングルコアケーブルについての考察 | パラジー | 2011/3/12 22:54 |
Re: シングルコアケーブルについての考察 | 管理人K | 2011/4/10 18:06 |
投稿するにはまず登録を | |