今回アコリバさんに、スピーカー（JBL4311A）のチューニングと
ヒッコリーのインシュレーターの製作をしていただきました。
その試聴報告をいたします。

まず、自宅の現況説明ですが、床から高さ45ｃｍの位置に棚（板厚45mm）
があり、その棚上にクオーツ・アンダーボードRST-38と
金属のインシュレーターを挟んでスピーカーをセットしていました。
アコリバさんのほうから、スピーカーのツイーターの位置と
リスニング中の耳の高さの位置を合わせましょう、というアドバイスがあり、
金属のインシュレーターの変わりに、高さの調整を兼ねた
高さ10ｃｍのヒッコリーのインシュレーター製作となりました。

また、インシュレーターの製作と合わせ、スピーカーのチューニングをお願いし、
スピーカーをアコリバさんに持ち込みました。

（１）スピーカーのチューニング
まず、チューニングの目的は、
?音の解像度を上げる。
?中低音をもう少し膨らませる
という2点。
2時間ほどでチューニングが終わり、チューニングの効果確認を行いました。
試聴環境は、アンダーボードは今のクオーツ・アンダーボードの
ひとつ前のポリプロピレンを充填されたものでした。
その上に細い木材の櫓状（高さ50〜60cm程度と思われる）のＳＰスタンド
（ヒッコリー材ではない）でした。
そのスタンドの上にチューニングしたスピーカーを載せました。
感想は、いつもアコリバさんの製品を使用するときに感じる
あの付帯音の減少によるSN比の向上、それによる
音の解像度の向上でしょうか。音が洗練されたように
非常に聴きやすくなりました。
毎度のお決まりのパターンということでしょうか。
皆このようになるというのが不思議ですが。

（２）インシュレーターをヒッコリー材に換えた場合
スピーカーチューニング後に、自宅にインシュレーターが届きました。
形状は径50ｍｍ、高さ100ｍｍの円筒形、頂部は半球形。
色はボードと同色のコーヒーブラウンというのでしょうか。
結構凝って、高価そうな印象です。
これをスピーカー1本に3個使いです。

チューニングの時に使用したCDをかけてみました。
音が出た瞬間、アコリバさんの試聴室で聴いた音より
よくなっていると感じました。
それは、ドラムやベースの音が、明らかに良くなっていたからです。
程よい硬さと弾力のあるドラムやベースがビシビシ歯切れよく決まっていきます。
Rockミュージックを聴いていて、この低音が決まってくれると
実に気持ちよくノッテいきます。
このあたりの感覚は、アコリバさんでの試聴ではあまり感じられなかったもので、
多分ヒッコリーのインシュレーターとクオーツ・アンダーボードの
相乗効果と思われます。

というような訳で、スピーカーのチューニングとヒッコリーのインシュレーター、
クオーツ・アンダーボードの組み合わせ、大満足のいく結果となりました。
ここまで良い結果が出るとは予想もしていませんでした。
アコリバさん、あなたは本当につぼを心得ていらっしゃる。

なお、このヒッコリー材というは、衝撃に強いのでスキー板や
体操競技の平行棒、ゴルフクラブのシャフトなどに使用されているようで、
オーディオ関係ではドラムのスティックに使用されているそうです。