魚釣好人さん
PAKAさん
管理人Ｋ様

こんばんは
zappa1993です。

13日は貴重なお時間をありがとうございました。
クテマのやさしく自然に広がる音場にウットリさせられました
また、おいしい昼食をご馳走になり、お気遣いありがとうございました。

魚釣さんには初めてお目にかかりましたが、想像していたより気さくによくしゃべられる方で、オーディオ全般に対する造詣も深く色々と為になるお話を聞かせていただきました。
（もっと物静かなおっちゃんのイメージをしていました ）

初めて聞かせていただいたクテマとムンドの音はとても心地よく安らぎを与えてくれる感じで、お宅に伺った時に流れていたピアノの音が家全体の雰囲気をとてもよいものにしていました。
（このピアノが別室のクテマから流れていたのを知ったのは後程のことです）

またこの日、管理人Ｋ様とも初めてお会いし、噂のクリニックというものを間近で見せていただきました。
ブレーカーへのノイズ対策、機器用水晶チップの貼付、ヒッコリーとマホガニーを使った新型RCI-3の試作品の導入という3点のみの対策でしたが、みるみる音が良くなって行き、最終的には音の重心・厚み・キレのすべてが向上していました。
クテマの低域が少し遅れ気味に広がる音場が、ソースを選ばず何でも聴けそうな感じにまでまりましたが、やはりこのスピーカーの真骨頂はクラシック音楽で、聖歌隊の歌声がとても美しく教会一杯に広がる感じが見事に再現されていました。

魚釣さんのCDラックには村治佳織のCDがたくさんあり、私も好きでたまに聴きますのでまた次回寄せていただいたときにお聞かせください。

クリニックの中でR社のAC電源エンハンサーとR社のレゾナンスチップを取り外した時の効果はすごかったですね。
普通は逆なのですが

AC電源エンハンサーは私も同じ製品を持っていますが、不自然な力強さが加わるのでRTP-4ultimateを導入した時に外してそのままになっています。
もう一つのレゾナンスチップは、実はつい3日ほど前にこれのRTというものを買ったばかりでして、まだ未開封なのでさてどうしたもんかと悩んでいます
付けて変化があるのは間違いないようなので、悪くなるにしろ私のところではどう変わるのか確かめるのも勉強になり面白そうかなという気持ちもあります。


時間的なことで魚釣さんとはご一緒出来なかったのですが、その後管理人Ｋ様、PAKAさんと寄せていただいたMさん宅の音がまたすごく良かったです。
この方はアナログを中心に聴かれているのですが、私自身アナログの音がCDより優れているという言葉が一人歩きして囁かれるのを聞くたびに、アナログが良いのは分かるけどはたしてそれ程大きな違いがあるものなのかと少し斜に構えているところがありました。
しかしあの音を聴かされてしまうと、もう参りましたと言うほかないといった感じでした。

しかもアコリバ製品は水晶を少し使っているだけというのですから驚きです。
同じ演奏をCDとアナログで何通りも聴かせていただきましたが、もう何が違うとかという次元ではない世界でした。

私はCDをリッピングして音楽をより良い音で楽しむことを目標として現在オーディオに取り組んでいますが、この方向で本当に良いのかと一瞬気持ちが揺らぎましたが、あの音はあの方だから出せるものであって、私が浅い知識でアナログを導入しても満足いく音を出すことは難しいと思い直しました。
今はネットワークオーディオという音楽再生を楽しみ、将来的にオーディオの経験値を積んでから挑戦してみたいと思いました。

アコリバ製品を使用していないにも関わらず、とてもすごいオーディオの音でしたが、管理人Ｋ様が持ち込まれた試作品のケーブルインシュレーターのテスト効果はすごく、これ一個でオーディオの音がさらに良くなったことを付け加えさせていただきます。
やはりアコリバは本物です。
Mさんは既に自分の音を確立しておられ、アコリバの良さは認めつつ自分の音の方向性を崩したくないという姿勢の方です。
とても拘りの立派な方でした。


最近オーディオに夢中になる人の数が減ってきていると言うのはよく言われることですが、昨日の朝から夜中まで一日中色々な音楽を聴かせていただいた中で思ったことは、音楽というのはアート（芸術）であるという事です。
音楽というのはアーティストの命の宿った作品・演奏であり、私たちリスナーはそれに対して真剣に取り組み、ある時はアーティストに挑むように聴き、またある時はアーティストと一体となってその作品を体全体で理解しようとする真剣勝負なのです。
だからこそその作品を愛しそして少しでも良い音で聴いてみたいと思うわけです。
私にはそれがアーティストに対する礼儀であり敬意であるように思えます。
音楽は芸術であり、それをより深く理解・楽しみたいが為により良い音で聴くことを望むのではないでしょうか。

それに比べ今の音楽というのは、もはや私たちを驚嘆させるアートと言えるようなものが殆どなく、それらを聴く若者にとっては消耗品でしかありません。
それ以上の思い入れも無ければ、それをもっと高い次元にまで理解したいという思いも価値も無いのです。
このような消費音楽を聴いている人たちがはたして高級オーディオを手に入れて良い音で音楽を聴きたいと思うでしょうか？
答えは明らかです。
それが現在のオーディオ業界の衰退の一因にもなっているのではないでしょうか。

今の若者の多くは音楽に芸術性を求めていないですし、アーティストに向かい合う気迫も無いのです。
今の音楽はエンターテイメントであり、私が申し上げたような聴き方はむしろ敬遠されるだけです。
音楽に対する熱い思いがない限り、その再生装置であるオーディオの需要が伸びることはこの先ないように思います。


えらくぼやいてしまいましてすみません。
魚釣さんやMさんの音を聴いていると音楽というのはとても崇高な趣味である気がしましたので、思わず書いてしまいました。


魚釣さんこれからもオーディオの事を色々と教えてください。
よろしくお願いいたします。