アコリバ会員の皆さん

こんばんは
zappa1993です。

今日はQR-8のちょっと面白い使い方を書かせていただきます。
既出でしたらすみません。

改めて説明するまでもありませんが、再生音楽を聴くというのは、オーディオシステムのスピーカーから出た音が部屋の空気振動として伝わり、それを耳で受け取り脳で認識する流れになります。（ヘッドホンを除く）

一般的にオーディオシステムの音は各機器の選択やケーブル等のアクセサリー類で音決めを行い、部屋の反響音はルームチューニングによって調整します。
では最後に音を受け取る耳にはどんな調整ができるかな？と思ったのが実験の始まりです。

QR-8には優れた制振効果があり、且つオーディオ機器・ルームチューニング等何にでも活用可能な利点を併せ持っています。
今回私はこのQR-8を耳の裏側（真ん中あたりの外側）に貼って再生音を聴いてみました。

結果は、音のにじみや膨らみが無くなるのがはっきりと認識できました。
全体に音の輪郭がはっきりとし、ボーカルや楽器の表現力がダイレクトに伝わってくる感じです。
ただし、効果があり過ぎたのか、音の広がりは小さめで、多少素っ気ない音になった印象もあります。
それ程の違いがありました。

これはお遊びの実験ですので、興味がおありでしたら皆さんも一度試してみてください。
もし、音のにじみや膨らみを除きたいと考えている方がおられましたら、この方法でこれらを除いた音のイメージがどんなものか体感していただくのには良いかもしれません。
ただし、本当の意味でこれらがなくなった音ではありませんし、また音楽を聴くときに常に着けましょうと勧めているわけでもありません。

耳の横に手のひらを広げて聴くと、音の印象が変わることは皆さんご存知だと思います。
それだけ耳というのは重要で、音をどの様な状態の耳で受け取るかによって認識する音が変わってしまうということなのです。
これは、個人個人の耳の形のみならず、分厚さや硬さといった要因によっても関係してくるのではないでしょうか。
寒い時と熱い時では耳の柔らかさが違い、振動の受け止め方にも違いがありそうで、この辺を追及してみるのも面白そうです。

耳と同様に、聴く人間自体もスピーカーの振動の影響を受けていますので、出来るだけ自分自身も振動しない方が信号を正しく認識することが出来るかもしれません。
そう思い、私は念のため椅子の脚の裏にfo.Qを貼っています。
果たして違いはあるのでしょうか？　よく分かりません。
もしかしたらリスナーの振動を取り除くリスニングチェアーなんてのもアリかも知れません。

QR-8の貼り付けは、額や眉毛の真ん中あたりに1個だけでも効果がありました。
顔の中で一番効果が高かったのは、耳の裏側の付け根あたりに左右一個づつ貼った場合でした。
音は鼓膜だけでなく、頭がい骨の振動としても認識されていますから、QR-8がこの振動に作用しているという事だと想像しています。
試しに、同じくらいの大きさのゴムを同じ場所にに貼ってみましたが、効果はありませんでしのでQR-8の制振作用が働いていることは間違いないようです。


オーディオと直接関係ない話で申し訳ございません。
QR-8のちょっと小ネタ集でした