管理人さん
シマニーさん

昨日は、井上道義指揮：サンクトペテルブルグ交響楽団のコンサートにご一緒させて頂き有難うございました。また、管理人さんにはお車での送迎までして頂き大変お疲れ様でございました。お二人には同行した私の妻にも大変お気遣い頂き合わせてお礼申し上げます。

さて、このオケですがサンクトペテルブルグフィルやマリインスキー歌劇場管弦楽団に比べるとマイナーなイメージがありますが、2007年の日露友好ショスタコーヴィチ交響曲プロジェクトの際に聴いた「交響曲第5番」の名演が忘れられなくて、今年横浜公演の来日に合わせてお誘いしたわけですが、前半のチャイコフスキー「ロメオとジュリエット」ストラヴィンスキー「火の鳥1919年版」では、管理人さんと休憩中にお話をしている間中、精彩を欠くと言うか全体の合奏が噛み合っていなく、何かテンションが上がらない演奏と合致しておりました。しかしながら、メインの「交響曲第5番」が本公演での圧巻の演奏を期待したい曲でしたので、休憩後に演奏が始まった途端に安心致しました。以前聴いたスケールの大きい自信に満ちた演奏と同様で曲が幕を閉じた瞬間「ブラボー」を発声してしまいました。また、アンコールでは更にオケがギアチェンジして数曲演奏しましたが、なかでも、ショスタコーヴィチの作品ではあまり実演の機会が少ない曲で「バレエ組曲：ボルトの抜粋」では、まさにロシアの重厚かつ社会主義リアリズムの匂いがぷんぷんする演奏に圧倒されました。

この横浜のホールは音響としては今一つで、不満な点は多々あり管理人さんとは意見が合致しましたが、敢えて書き込むことは避けたいと思います。
しかしながら、音響が少々不満であっても圧巻の演奏の前では音響なんてどうでもよくなる気が致します。大切なのは、好きな作品に心底感動できるかどうかが生演奏の醍醐味ではないかと思います。

シマニーさんもクラシックコンサートは初めてとの事でしたが、大層ご満悦された様でご一緒させて頂き大変嬉しく思う次第であります。この井上道義さんは大変個性的な方で、指揮の動作やパフォーマーとしての魅力も堪能できたと思います。

最後に、管理人さんと私はクラシック音楽においては、作曲家や曲の好みが非常に似ておりますので、お話をしていて大変楽しく嬉しい限りであります。

それでは、失礼致します。