皆様
今晩は！ホワイトメタルです。

管理人Kさんと親交があります、音楽家（演奏家）の小池弘之さんが結成したkoike stringsのソフト2枚を紹介させて頂きます。
小池弘之さんはヴァイオリニストで、日本を代表するスタジオミュージシャンであり、クラシックのみならず幅広いジャンルで活躍するマルチな才能を発揮するお方であります。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=koike+strings

まず、一枚目のソフトは、鈴木智雄さんがRecording&Mixing Engineerを務める2007.9.12 横浜みなとみらいホールでのライヴ・レコーディングのソフトです。

グリーグ：組曲「ホルベアの時代より」は北欧の作品らしい美しい楽曲で小編成から奏でられる旋律には心が洗われます。

ベートーヴェン：交響曲第7番は有名な作品ですが、小池弘之さんが弦楽合奏版として編曲している大変興味深い作品に仕上がっておりました。金管、木管、打楽器が入っていないのは少々テンションが上がらない気がしましたが、そんな心配を見事に払拭する編曲には脱帽致しました。

さぁ〜、肝心の録音ですが一聴してライヴ録音とは思えないほど鮮度感が高く、高S/N比、上下、前後、左右へ音が広がり清らかな質感は小編成曲での醍醐味を見事に再現していると思います。
このソフトで流石だと思った点は、この横浜みなとみらいホールは何度がコンサートに足を運んだ際、あまり楽器や声が響かない感覚がありましたが、今回のライヴ録音では大変響きの良いホールで聴いている感覚がありました。

二枚目のソフトは、私は存じ上げませんが川西広文さんがRecording producer&Balance Engineerを務める東京ウィーンホール（府中？）でセッション録音されたソフトです。

モーツァルト：弦楽五重奏曲は室内楽曲の王道的な作品で、ハ長調で始まる大変親しみやすい曲です。

ショパン：ピアノ協奏曲第1番は、小池弘之さんがコントラバスを加筆し編曲したピアノ六重奏版です。これまた金管、木管、打楽器が入っていないのはテンションが上がらない気がしましたが、そんな心配を見事に払拭する編曲には脱帽致しました。

さぁ〜、肝心の録音ですが府中のウィーンホールで間違えなければ、満席時の残響は1.8秒〜2.2秒と響きは豊かかと思われますが、このソフトは響きを抑えた録音で音場が少々狭まった感じがありますが、逆にSPから出る音離れの良さと実在感に惹かれました。
ショパンのピアノ六重奏曲版で参加しているピアニストの沢田千秋さんの演奏も素晴らしく、第二楽章のロマンス、ラルゲットでは美しい旋律に陶酔致しました。

最後に１つだけ生意気を言わせて頂きますと、2枚のソフト共にやや高域が気になりましたが、高音質録音には間違いないと思いました。

拙い感想と長文お詫び申し上げます。

それでは、失礼致します。