2-3年前から、アナログレコードを再開したのですが、最近、若い頃聞いていたアナログレコードが何百枚か、実家の物置から見つかりました。奇跡的に曲がってないし、見たところカビも付いていないようですが、さすがにプチプチノイズは結構出ます。スプレーのクリーナーを使っていた記憶があるので残留しているのかもしれません。そこで、ローリングブラシ付きのHANNLのアナログレコードクリーナーを購入しました。うちのアナログプレイヤーより高価で、不釣り合いかとも思いましたが、ローリングブラシは結構強力で自動で正回転と逆回転をしてくれて、使い勝手も良いです。ただ、洗浄時にとれた静電気が最後の吸引乾燥の時に布地で擦れるせいか、吸引を多めにすると静電気が再び少し起こってホコリが付着しがちです。

以上をきっかけに、アナログ用の消磁器（静電気除去装置は誤りでした。）RL-30MK3を購入しました。CD用のも使った事がないので、全く初めてです。
オーディオ用の電源boxの空いたコンセントから電源をとって、まずCDでやってみました。一度に5枚入ります。
劇的に変化します。音が良く別れて良く伸びます、定位も良くなりました。

Lee Ritner「Wes Bound」
より音が分離して､奥行きもより明瞭です。ただ、音がはっきりしたせいか、うちのシステムでは、悪い意味でCDらしくなったと言うか、すこし中域が薄っぺらく感じられるようです。（要調整です。）膨らみがちに聞こえていたベースの音は、締まって聞こえるにも関わらずより力強くなりました。

Zappaさんの詳しいレポートにあったように、電源を逆にすると、一聴して、おとが良く伸びて聞こえるのですが、定位の定まらない疲れる音になります。正相にしてマジックで印を付けました。また、RL-30MK3の電源onのままだと、ノイズが感じらたので、offにして、コンセントをはずして聞く様にしています。

アナログレコードは、CDと同様に、明瞭に分離、定位もはっきり、より力強く、よく響きます。CDの様に中域が薄っぺらくなる事も無く、
なかなか宜しいです。

物置から発掘した、大貫妙子「コパン」(アナログ盤)
A面は、坂本龍一編曲演奏のカラフルなパーカッション？が奥側で生き生きと鳴り、ボーカルが中央前側でよく伸びて引き立ちます。こんなに、良かったのかと感激です。
ただ、ちょっとあっさり目に聞こえる様ではあります。これが、うちのシステムのホントの音だとも思えますので、一層の調整に精進したいと思います。