皆さん
　　こんにちは。

ストリートピアノは2008年頃、英国バーミンガムから世界に広がったとされ、それをNHK BS2で放送が
始まったというのが記憶にあるのです。
世界の空港・駅・街角に置かれたピアノから生まれる一期一会の感動を、設定されたカメラと
ナレーションで見つめるという心癒される番組です。

それは、自由に弾けるピアノの駅ピアノ・空港ピアノ・街頭ピアノなどで誰でも自由に演奏できるように、
まさに「ストリートピアノ」が日本でも全国に広がってきているというのです。
初心者から腕自慢まで様々な人たちが奏でる音色に、行き交う人も思わず足を止め耳を傾けるのです。

今ではストリートピアノは全国各地に広がっていますが、ここ地元京都の玄関口、JR京都駅の近代的な
明るい駅ビルにある、グランドピアノからも軽やかなピアノの旋律が聞こえてくるのです。
市内の大学に通う学生が背筋をピーンと伸ばして鍵盤に向き合って弾いていたのは、クラシックに
ジャズを融合した作風で知られるロシアの作曲家カプースチンの「夢」だったのです。
そのNHKテレビの影響もあり、この京都駅ビルにピアノが登場したのは2019年秋ごろということです。
期間限定で設置していたが、SNSを中心に大きな反響があり、現在の場所で継続が決まったというのです。
ここは目の前に京都タワーがあり、そのロケーションは夜間はライトアップされ、幻想的な雰囲気に人々を
引きつけるのです。「夜景がきれいでムードもいいことから、ここで弾くとうまくなった気持ちになれる」と
いのです。

報道によると平日は50人ほどですが、休日ともなれば多い時で100人近くが足を運び、意外や女性よりも
男性が多いということです。
駅ビル開発の担当者は「普通のサラリーマン風の方もクラシックやポップスを弾いていかれ、ストリートピアノ
として一般に開放されると、こんなにピアノが弾ける人がいるんだと驚いた」というのです。
調律が行き届いたグランドピアノに、音がよく響くコンクリーートの壁「ここは音がいい」弾く人からは
多くの人に聴いてほしいと、オリジナル曲を演奏していたのです。
テレビ番組で駅ピアノを知り、演奏を聴きに来た人は「プロじゃなくても上手な人がいるんですね！勢いが
あります」と感激したようでした。

聴いている人を楽しませるのがストリートピアノの醍醐味であり、旅行が好きで旅先にピアノがあれば弾いて
いるということで「多くの人にピアノに触れてほしい」と願うということです。