メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ PCMとDSD音源の比較試聴。 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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スキャット | 投稿日時: 2021/9/10 19:07 |
長老 登録日: 2020/12/11 居住地: 投稿: 349 |
PCMとDSD音源の比較試聴。 皆様 こんにちは。
スキャットです。 PCオーディオを始めてまだ初心者ですが、ハイレゾ再生にデジタルデータPCM(WAV,FLAC他)とDSD(DSF)で比較試聴をしてみました 。 ダウンロードと再生時には LANアイソレータ『RLI-1GB-TripleC』 LANターミネーター『RLT-1K』 LANケーブル『LAN-QUADRANT-TripleC』 USBターミネーター『RUT-1』 USBケーブル『USB-1.0PL-TripleC』、 電源ケーブル『POWER STANDARD TripleC-FM』を使用しました。 実際にハイレゾ音源をwav(非圧縮)で聞くかflac(可逆圧縮)で聞くかで変わるのはファイルサイズぐらいで音質は変わらないという理論を実際に試聴してみました。 ハイレゾ 音源DSD方式は、音声信号の大小をパルス波形密度(濃淡)で表現する方式。 この波形は空間を伝わる音の疎密波と同様のもので、音波そのものに近い形をしています。DSD方式は原理上100kHzをはるかに超える非常に広い再生帯域と、可聴帯域内での十分なダイナミックレンジの双方が同時に確保でき、原音をより忠実に再現できる点にあると言われているので実際に試聴してみました。 リファレンスはBillie Holidayの『Body and soul』で比較してみました。 結果 1位2位 同順位 WAV,DSD WAV・・・ イントロからギターの倍音豊か。Billie の声が滑らかで時々しゃがれるフレーズと語尾の消え際まで滑らかで生命力に溢れています。沈み込むようなベースとドラムの低域は見事。音場も広い。高域で声が割れる事なく間奏のサックスは芯のある太く色気のある音色。 個人的にはWAVが一番かも知れません。 DSD(DSF)・・・イントロのギターの倍音はWAVほどではないが、Billie の声がWAVよりさらに前面に出てきました。 語尾の消え際は聞こえにくくなるもののリバーブなしの生声に近い。歯擦音がWAVより少々強くなるが彼女の人種差別、薬物依存、アルコール依存症との戦いの生き様を感じる唄声です。 低域はWAVより弱めですが、もしアナログで聴いたらこの様な音なのではと想像します。 どちらも、それぞれに特有の音質傾向があるため、どちらが正解とは言えない部分がありました(言い訳 笑)。 3位決定 FLAC FLAC・・・今までFLACばかり購入していた事に後悔。違いは明らかでした。 WAV,DSDに比べるとイントロのギタリストがアマチュア演奏の様に聴こえます。flacは圧縮するけれども「可逆」は圧縮する前のデータの状態に戻すことが出来る為、再生時のデジタル→アナログ変換では音質の劣化はないという理論は理論。聴感上では明らかに違いがでました。 Billieのパワーが削がれてしまいました。声が奥に引っ込み、歯擦音が強くなり語尾が聴こえず高域の声が割れます。 低域はかなり薄く、中域ばかりが聴こえています。 と言う事で次回はアナログを試聴し比較結果を投稿しようと思います。 今回私が得た情報のおさらいです。ネット情報をかなり引用しています(すみません)。 WAV * 非圧縮のファイル。 * レコーディング時の録音データのままの状態。 * それを圧縮せずにそのままダウンロードするためデータサイズは大きい。 * 時間もちょっとはかかるし曲数が多くなるとHDD等の記憶媒体の容量を喰う。 * ステレオ2chの192kHz/24bitの音源で10分700MB程度のファイルサイズ。96kHz/24bitの音源で10分で約350MB程度です。 * (ファイルサイズは目安です。サラウンド5.1chになると更に上がります。) * PCM方式。 FLAC * 可逆圧縮のファイル。 * 圧縮しているためデータサイズはWAVより小さい。 * タイトルやアーティストなどのデータ(メタデータ)等がファイル内に入っている。 * 192kHz/24bitの音源で10分400MB程度のファイルサイズ。96kHz/24bitは10分で200MB程度。 * PCM方式。 DSF * DSD方式でアナログをデジタルデータにした物。 * SACDもDSD方式でデータが保存されているとの事。 * DSD方式の利点はアナログ→デジタル変換過程の工程が少ないから原音に近付ける事、らしい。 * ファイルサイズはDSF、5.6MHz/1bitで10分830MB程度。DSF、2.8MHz/1bitで10分415MB程度。 WAVデータは、現在デジタルでオリジナルマスターを作る際にも採用されていることが多く、音質面ではもっとも有利とされている。しかし、データサイズが非常に大きくなるため、データのダウンロードやコピーに時間がかかる。また、「タグデータ」を埋め込むことが難しいため、使い勝手でマイナス面がある。操作アプリ上で、その音源が何の楽曲なのか、ぱっと見で判断できないことがあるのが弱点。 一方のFLACは、「可逆圧縮」と呼ばれる形式であり、再生機器側においてオリジナルのグレードに戻すことができるため、音質面でもWAVと遜色ないとされる(理論上ですが違いは明らか)。データサイズも圧縮率によって異なるが、だいたいWAVの半分から7割程度。ネットオーディオ的な最大のメリットとしては、FLACには「タグデータ」を埋め込めるため、アプリ上にアルバムアートを表示し、美しいライブラリを構築することができる。 DSF」データに関しては、こちらもタグ情報やジャケットを埋め込むことが可能。配信サイトの音源は、WAV以外は基本的にタグデータを埋め込んだ状態になっているので、ダウンロード後にユーザーがタグデータをつける必要はなく、アーティスト名やアルバム名、ジャケット画像がそのまま表示される(ただし、ライブラリをより自分好みに構築したい場合、あとから変更もできる)。 PCMとDSDのどちらを選べば良いのか、というのは非常に難しい問題だと思いました。それぞれに音質傾向があるため、どちらが正解とは言えない部分が難しいです。 「オリジナルのフォーマットはどちらで収録されているのか?」ということが判ればダウンロードの選択がしやすくなりますね。 録音時のフォーマットは、作り手が制作時に音を確認している形式で、その状態でアーティストやエンジニアが納得したクオリティ。 ただし、すべての音源についてオリジナルの録音フォーマットで配信されているわけではない。 と言う事で次回はアナログを試聴し比較結果を投稿しようと思います 。 |
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» PCMとDSD音源の比較試聴。 | スキャット | 2021/9/10 19:07 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | モリア1 | 2021/9/13 17:37 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | スキャット | 2021/9/14 0:04 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | lagrima | 2021/10/5 18:59 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | モリア1 | 2021/10/9 17:51 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | スキャット | 2021/10/19 23:55 |
Re: PCMとDSD音源の比較試聴。 | lagrima | 2021/10/20 21:39 |
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