メイン [14-01]その他の話題 やはりアナログはいいね! | 投稿するにはまず登録を |
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RANZAN | 投稿日時: 2008/2/27 17:20 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3270 |
やはりアナログはいいね! 皆さん こんにちは。 オーディオにおいても、ますますデジタル浸透時代が加速する今日、我々はその時代に遅れまいとニューメディア機器ばかりを追い求めているようですが、最近あらためてアナログの良さを再認識させられたのです。 2月上旬オーディオにおいてもアナログファンだとおっしゃる、ベテラン・オーディオファイル仲間のA氏宅に伺う機会があり、好きなJAZZを真空管アンプとアナログレコードで聴かせてもらったのです。これがまた実に音に温かみがあり、今年も全国的にも厳しい寒さだっただけに、この日は心の芯まで暖まり、そのいい音にゾッコン惚れ込んでしまったのです。 そのA氏も同じくJAZZとオーディオが好きだということで、特にソースはレコードを数多く収集されており、50年から70年代にかけての4ビートが心地よいモダンジャズ・アルバムが多く、サックス、トランペット、オルガン、ピアノ・トリオ、カルテット、クインテット、ヴォーカル等々多種多様の収集だということです。 それもJAZZが一番華やいだ頃のレコード盤と、また好演奏も多く幅広い分野に及んでいることからも、その趣味の深さが分かるというものです。 また「JAZZファンであれば、誰が聴きに来てもらっても喜んでもらえる!」と満足気でした。 最近はアナログだけでなく、CDプレーヤーとトランジスターアンプでの組み合わせも整っていましたが、本人いわく「デジタル系の音は、立ち上がりも速く鋭い切れ味はあるが、やはり音が硬くその音は冷たい。やはり深い温かみのある管球アンプと豊潤なアナログレコードが最高だね!」と、おっしゃておられたのです。 その主な機器のラインナップ(アナログ機器関係) スピーカー : ALTEC 612 C パワーアンプ : Mclntosh MC 275 プリーアンプ : LUXMAN CL35MK? アナログプレーヤー : DENON DP-80 フォノアンプ : LUXMAN E-07α カートリッジ : DENON DL-S1 (MC) , SHURE M75ED? 等々 以上のラインナップで早速テナーサックス「ズート・シムズ」「コールマン・ホーキンス」から聴かせてもらいました。 ALTEC(602C)から一音が出た瞬間から固唾を飲んで聴いていました。 その音は実にナチョラルでダンピングの効いた太い音が繰り出されてくるのです。「いやぁ・・とにかく音が柔らかく自然な感じで飛び出してくる!」サックスの図太い音色と、程よい音階でのベースワーク、 またドラムスでのスネアの何ともいわれぬ繊細で透明感のあるブラッシュワークには、ある意味でデジタルにない温か味のある再現性を聴き、感激してしまったのです。それほど幅広いレンジの再生帯域ではないですが、JAZZに最適なエッジの効いたサックス、ピアノ等での必要な音域はリアルで十分にクリアしていると感じたのです。 ウッドベースがよく沈み込み、ピアノの低域部分も明快なタッチで表現されている。確かに音場空間というか瞬発的な量感と弾みがもう少しほしいところですが、最初の予想では、こういう鮮明でS/N感の高い音質はデジタル機器群でないと再現されないのでは、と思っていたのです。それは予想に反し逆に管球アンプとアナログプレーヤーでしか出しえない柔らかで包みこむような豊かな音質だと思うくらい魅せられる音だったのです。 このことは管球アンプ、アナログプレーヤーでも機器の組み合わせと相性においても、音質にかなり影響してくることもあると思ったのです。しかもこの機器類のベストマッチングが高度で抜群な高音質再生に貢献しているのには間違いないだろうと強く感じ取ったのです。 A氏がおっしゃるには最初にJAZZレコードを買ったのは昭和35年頃だったそうで、生活にもかなりゆとりが出てきて、趣味にも力を入れていきたいと思ったちょうどその頃、日本が経済高度成長途上にあるよき時代であったということも手伝い、「心身ともにリフレッシュするため好きだった熱きJAZZをもう一度良い音で聴きたい!」と思ったということでした。そして「スピーカーも絶対ALTECと決めていた!」と、力がこもるのです。 おっしゃるのです。「最近CDはいつどこでも聴けるし、勿論CDプレーヤー、最新のトランジスターアンプ等は常置しているが、なぜか逆にその便利さが私の情熱を誘ってこない!」また「アナログプレーヤーでトーンアームをレコード盤に降ろすまで、一通りの儀式を得て聴くレコードの醍醐味は聴けば聴くほど、そのアナログの音の良さに酔いしる!」ともおっしゃる。(同感です) また「最近カートリッジをS製からD製に替えた途端、断然音が良くなり好みの音質になった!」と、嬉しそうに仰るのが印象的でもありました。また「私にはLPの片面の時間が最もリスニングするに最適な時間だと思う!」とも云っておられました。 「大体片面20分くらいがちょうど疲れもないし、また身体も動かすこともできる。コーヒーの一杯も入れる休憩時間の余裕もできるのがいい!」それと「CDソフトの時間はとにかく60〜70分というのは長すぎる!」ということでした。 そして「夜JAZZを聴く時は管球アンプとアナログレコードでしか聴かない。その聴く時間が一日の疲れを何よりも癒してくれ、それが私にとって贅沢な時間でもある!」という言葉には説得力があり、 また安心感さえ与えられる話しばかりでした。 今回リスニングさせてもらっての感想は、最新アンプのようにS/N比の高い鮮明な解像力を求めると最適とはいえないが、これは逆に現在にないゴリッとした骨太な音と豊潤で柔らかく包みこむよな、 情感や質感は、現代のデジタル機器では到底出せない、温か味ある音は素晴らしいと感じたのです。 そう言えば最新情報では、オーディオマニアの間では静かではあるが、年々アナログ熱が高まってきていることは確かなようで嬉しいニュースでもあります。 伺ったこの話しには少しは心をゆり動かされるところもあり、実際にその音を聴いてメカ好きには、たまらない管球アンプが持つ温かみと、豊潤なアナログプレーヤー回帰へのロマンでもあるような、そんな暖かい気持ちを抱いたのです。何しろこの音は長く聴いていても、全く疲れないのが一番良かったと感じさせられました。 マニアックで豊かな趣味の良さを再認識させられ、少し背中を押されたような感触でA氏宅をあとにしたのです。 |
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» やはりアナログはいいね! | RANZAN | 2008/2/27 17:20 |
Re: アナログ回帰へのロマン | 管理人K | 2008/2/28 20:15 |
オープンテープ・デッキ (TC-777-4J) | RANZAN | 2015/3/31 16:57 |
アナログレコード ブーム! | RANZAN | 2015/4/22 18:28 |
Re: アナログレコード ブーム! | RANZAN | 2023/5/29 17:02 |
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