皆さん　こんにちは。

ケーブルインシュレーター(RCI-3)導入で、既にその素晴らしい効力を発揮してくれています。
スピーカーケーブルには最初1個づつ設置してみて、その滑らかでS/Nの高い音質に思わず驚いたのです。
現在のスピーカーケーブル（SPC-PAバイワイヤ仕様/2m）において、RCI-3の各1個使いでは床に触れる部分も生じている状態でした。。
この状態では音質の劣化にも繋がりかねないもので、そこでもう1個づつ
追加増設したのです。
RCI-3の複数使用においては全く副作用はなく、これで更にS/N比や立体感，
質感のリアルさ、生々しさを向上させるという、より素晴らしい音質の再現性が鮮やかに甦るのです。

その優れた効果に魅せられ、次は上流幹線（壁コン→BOX間）の電源ケーブルにも1個設置したのです。
RCI-3はこれまでのケーブルスタビライザーやケーブルインシュレーターに
よる立体感などの向上だけでなく、まさに、オーディオの美味しいところが
凝縮されたように、その見事なスパイスの効き目に十分満足するものでした。
また、この上流幹線電源ケーブルにはRCI-3の他に、もう1つ特別なインシュレーターを特注したのです。
このインシュレーターは管理人Kさんが、まさしくオーディオに傾ける
熱い思いを形にしたようなもので、それは「いまも恋している！かのごとく」
その愛情と手塩を掛けて作り上げられたという絶品な試作品モデルです。
それは、何より素材が吟味されており、ヒッコリー材とB20銅合金を組み
合わせたという、贅沢なまでのオリジナルなケーブルインシュレーターの
逸品なのです。
この豪華なケーブルインシュレーターを手に取ってみると、重さはRCI-3とは
違い、そのずっしり重厚な感触に魅せられるのです。まさにこれは一目惚れする
ような美しく品格があり、ましてこの重さからして「これならいい音質の
再現性に繋がるだろう〜！」と、直感したのです。

そこで、ピアノ・トリオを聴いてみたのですが、ピアノの響きが今まで
体験したことのない自然な響きと、厚くリアルなサウンドで、音の抜けの良さ、
質感、切れ込みの鋭さ、見通しのよさ、スピード感、それと何と言っても
力強いこの迫力あるサウンドは、今まで体験したことのないトップクラスの
再現性を発揮してくれたのです。
そのピアノが艶やかな音色で紡ぎだしていくところと、ベースの技巧抜群の
表現が心地よく、厚い音で奏でており、タイトでよく引き締まった最低域も
魅力なのです。
ドラムスでのシンバル＆スネアの微音は、今までにないS/Nの高い繊細で
ありながら透明感に富み、何といっても非常に落ちついた大人のドラム捌きを発揮してくれているようでした。
その切れ味鋭い良質な低域感と、滑らかさや艶とエネルギー感やキレのよさが
両立して、よりS/Nが高まり繊細で透明感、質感が伴った音質が飛び出した
のには凄い驚きでした。
音に落ち着きが出て、音の重みが実際に体験できるようで、シンバルの
弾け飛ぶ「バシーン〜！」の音にも、その重さがよく伝わってくるのです。
ベースラインにしても、今までのベースの音はなんだったのか！と感じ
させてくれるようで、ハッキリと厚みのあるベースラインが刻まれていく、
この深みのあるベースが本当のベース音だと感激する再現でした。
まさにこの表現力が心憎いばかりで、ドラムスにしてもスネアやシンバルが
繊細でシャキッとした美しい響きがよく伝わってくるのです。
エレガントでありながら粒立ちも実にナチュラルに表現され、ニュートラル
でありながら色彩感豊かなサウンドバランも申し分ないと感じるものでした。
このようにRCI-3及びヒッコリー材銅合金の試作品によって、魅惑の音質を
提供してくれるのです。
だが、その音に十分満足していても、マニアというもの“ちょっぴり！”
オーディオでの浮気心が鎌首を持ち上げたのです。
雑誌等で「これは初のマグネシュームを使った製品で、オーディオの音を
良くしてくれる！」と、宣伝広告で情報を得ると思わず使いたくなるものです。
そこで、今回珍しいことも手伝って導入したものの「失敗だったぁ〜！」と、
非常に後悔しているのが、このS社のマグネシウムケーブル・スタビライザーでした。
しかし、これは決して誹謗中傷するものではありません。実体験から得られた
事実なのです。

雑誌の評価で「複数使いが魅力のハイCPモデル、失われていた情報が復活する！」という、この甘い言葉に惑わされたのです。
このマグネシウムケーブル・スタビライザー4個セットで、価格においても
その安さにも誘惑された一面もあったのでしょう。

そこで、このマグネシウムケーブル・スタビライザーを、電源ケーブル、
スピーカーケーブル等に複数使用したのです。
手にしてみるとかなり軽量なスタビライザーであると感じていたのです。
それは最初に聴いた音からして気づいたことは、何故か「音が軽くなった
ようだ！」と、疑問視していたのも確かでした。
また、かなりざらついた音にも違和感を持ったのです。（このような音質の
兆候が伺えたのに、外せなかったのです）
我がシステムでは以前から低域感が出過ぎのきらいがあったことで、
「これで少しは低域が良くなった！」と、非常に誤った解釈をしていたようです。
そう感じていても、RCI-3と併用して使っていると、このマグネシウムケーブル・
スタビライザーが、音の悪さの源となっているとは全く知るよしもなかったのです。
まして、雑誌の評価を信じ込み、2ケ月間あまり使用してきたのです。

しかし、このマグネシウムケーブル・スタビライザーの撃退に貢献して
もらったのが、クリニック実施での管理人Kさんの賢明なる努力でした。
そのクリニック時において、音像の定位、滑らかさ、音の切れ味等々に
おいて、管理人Kさんはその歪のある音に大変驚かれたのです。
それはCDプレーヤー、プリアンプ及びパワーアンプ用電源ケーブルには、
このマグネシウムケーブル・スタビライザーを計4個使用していたのが
主たる要因でした。

そこで、管理人Kさんはクリニックを始められるや、オーディオラックの
後ろに回り込むなり、素早くこのマグネシウムケーブル・スタビライザーを全部取り外されたのです。その代替としてセカンドシステムの
CDプレーヤーと、プリアンプの脚下に既設していた、天然クォーツ・
インシュレーター(RIQ-5010)に取り替えられたのです。
また、このRIQ-5010は電源BOXのインレット上部、SACDプレーヤーと
プリアンプ電源部の下にも敷設されたのです。

その効果たるや抜群であり、最初に聴いた女性ボーカルにおいても鮮明に
表現されるハスキーな部分は、より艶が乗り滑らかでリアルな表現力に、
最後まで聴き入ってしまっていたのです。
テナーサックスの豊潤な音色といい、トランペットのミュート奏法も艶があり、
細かなビブラート部分の表現が、まさに素晴らしいと感激するもので、
無類の安定感と抜群のリズム感で美しく爽やかで色彩感豊かに奏でていく
ところに魅了されたのです。
より心強いのは何と言ってもその強烈な音力であり、溢れんばかりのリズム感で
繰り広げてくれる、ジャズの表現力が素晴しく深い音楽性を有していることが
判断できることです。まさに素晴らしい再現性を甦らせてくれたのです。

皆さんの中にも、このマグネシウムケーブル・スタビライザーを使っている方が
おられるのではないでしょうか。
そこでお聞きします。「本当にこのマグネシウムケーブル・スタビライザーは、
いい音に貢献してくれているでしょうか？」
既に長い期間使っておられるマニアの方ほど、このような急速な事態に対して、
即応しにくいということはよく分かります。
ここは宣伝広告に惑わされず、また音の「良し・悪し」の判断においても、
せっかく購入したものだから、
その考えはどちらかというと「良し」の方に大きく傾いたままになっているのでは
ないでしょうか。
そこで外す勇気と決断が必要になってくるのです。これも良質な製品を
試してみれば即断できることです。

そのことで、マグネシウムケーブル・スタビライザーを増やせば増やすほど、
独自の音の癖や雑味感が増すばかりで、実際、その両製品の音を体験した
者として、マグネシウムケーブル・スタビライザー導入において、いまは大いに
反省しています。
幸いその使用は短期間であったことで、そのことに早く気づいたのは本当に救いでした。

マグネシウムケーブル・スタビライザーを使用されているマニアの方々は、
雑誌等でその評価での情報を信じ込み、使い続けておられるのでは
ないでしょうか。
しかしその、良し・悪しは使う側の意思決定でもあり、最終的な判断は自分自身なのです。