皆さん
　　こんにちは。

Jazz＆Audioに情熱を燃やし続けていることから、当初JBLのあのブルーバッフルの名機でもある4344と
マッキントッシュMC-500でのジャズの王道を極めることを目指したのです。
そのことからもスピーカー設定については、頑丈な2017S航空レベルアルミ合金に黄銅を組み合えわせた、
アコリバ製（特注）スピーカースタンド(RLB)での設置を試みたのです。
この高級ハイテク・スピーカースタンド（RLBは）大きな音質効果が期待できるもので、生々しいキックドラムの
サウンドに打ちのめされてしまったのです。

それも、当時パワーアンプ(MC-602)に入れ替え導入したことから、4344Mk2も一度は聴きたいと思っていた念願の
スピーカーでした。
その4344Mk2においてもRLBの高音質効果は、4344では味わえなかった音像や音場のリアルさに生気があり、
明らかに解像度の高いことが判断できるものでした。
4344とは同じ38cmウーファーを使用したJBLの歴史を感じさせるもので、その4344Mk2は内部の補強も一段
としっかりしており、バスレフポートの位置も変わり、表面処理も丁寧に仕上がっている感触でした。

4344Mk2の使いこなしとしては、直接床に置くよりは、ガッチリとしたベース・スタンド（RLB）に設置すること
が賢明と感じ取ったのです。
そこはまたルームチューニング・コンディショナーRWL-3での調音と、理想とする拡散と立体感の向上が進化し、
ありとあらゆる設定の繰り返しで音量感やエネルギー感まで向上させることでした。

試聴でのキックドラムが鳴った瞬間「これは凄い！ 低音が全然違う！」と、感動しっぱなしの喜びであり、すべてが
生き生きと力強いサウンドに魅せられたのです。
朗々としたリズムのノリの良さやスピード感の熱さがよく伝わってくるようで「ドシッ〜　バシッ〜」とした弾け
飛ぶ音はまさにジャズに相応しく、王者の風格が漂うJBLならではのものだと感じたのです。
それは、生で聴いているような感覚は、何といってもその凄さにやはり感動したのです。
また、サランネットや音響レンズを外したりして、レベルコントロールを細かく調整することで、好みの音に仕上げて
みるのも、これオーディオファイルにとっては相応しい名機ではないかと感じ取ったのです。

ヴォーカルでは音の繋がりは格段に滑らかになり、リアルでありながら声の鮮度は更に肉質感を加えながら温かく濃厚で
官能的な表現力は、また幻想的なステージを見るというより、いっそう真近なところで見ているように聴きとれるのです。
ピアノ・トリオの低音の輪郭とタッチを明確に打ち出し、エネルギー感あるリズミカルな心地よさを高めてくるのです。

全体の音像がリアリティ感が増し、より緻密で心地よい躍動感を醸し出してくるのです。
音楽としてのダイナミズムも生まれ、ウッドベースのリズム感を高めて、鳴らし分けが明確で鮮やかさを増し、
シンバルは透明で芯のあるタッチの良さと余韻の広がりを聴かせるのです。

4344では少々古いと言われていたのですが、この4344Mk2によって再びクローズアップされたのも分るような気が
するのです。
意外と横幅があるので、設置できる部屋は限られるでしょうが、それでも欲しい人にはたまらない魅力あるモニターSP
なのです。
その後も4344Mk2の後継機4348への切り替えにも踏み切り、そこに高品質なアコリバ・スタンドRLBは最高の組み合わせで、
その効果を存分に発揮してくれたのです。この音を聴かされると最高の贅沢を得たと感じるもので、まさに感無量といった
ところです。