さきさん

こんにちは。

先日はお疲れ様でした。体調が今ひとつの様子でしたが、
回復しましたでしょうか？

峰厚介さんのテナー気に入ったようですね。
やはり、未だに日本人テナー奏者ではピカイチでした。

なんと言ったら良いのか。
もう、一音出た瞬間にただ事じゃない演奏になるなと感じさせる、
何とも言えない自信と力強さと自然さが兼ねそろっていて、
即座に彼のワールドに聴衆を引き込んでしまうオーラを持っていました。

彼のような本物を聞く経験を重ねると音楽に対する見方も変わってくるでしょう。
これからも足繁く良いライブに通ってみてくださいね。

ライブの醍醐味は一期一会のスリリングなもの。
パラメータとしては色々有ります。
会場の広さや作り・聞く位置・企画・料金・演奏者・聴衆・天候等々・・
何一つ同じことはありません。

今回の会場は演奏者位置が壺の中のように低く、狭い場所であったことや、
楽器の位置、PA等、常設のライブ会場では無かったことも考慮して
みてくださいね。
また、自分の席が全体の中でどうに響いているのか？
これも過去の経験を総動員して判断してみてください。

セッティング一つとっても、会場所有者側の意向があります。
機材・PAの取り回し、照明の制限もあります。
演奏者同士のコミュニケーションの為の位置があります。
会場によっては演奏者間でお互いの音が聞こえなくなる位置が有ります。
営業的に出来るだけ多くの来場者を詰め込む場合もあります。

常設のコンサートホールやライブハウスも色々行ってみてください。
とても貴重な経験を積むことが出来ます。

JAZZのトリオやカルテットの様な小編成の演奏を、
1800人収容出来るような大きなホールで聞くと、
さすがにさっぱりして個々の音は良く分離して聞こえる場合が多いです。
逆に、お風呂場の様に混濁散漫響き過多のこともありますが。
ただ、小編成で有るが故に、演奏者が遠く、グルーブ感消えてしまうことも。
ところがビッグバンドとなると、異常に良かったりすることもあります。

新宿のピットインという有名なライブハウスも何度も行っていますが、
けっして音響的に良いこともありません。
青山のBLUENOTE東京も感じがよいやや広めの常設会場ですが、
聞く位置や条件によっては、音楽のパワーが失せてしまう時も、
たびたびありました。

と言うことで、経験を重ねると色々見えてくるでしょう。
何はともあれ、音楽がいかに自分の人生を豊かにしてくれるかが大切です。
オーディオも同じです。（たぶん　笑）