メイン [00-06]アナログレコード インサイドフォースキャンセラーはインサイドフォースをキャンセルしていない | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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管理人K | 投稿日時: 2012/7/8 22:20 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: インサイドフォースキャンセラーはインサイドフォースをキャンセルしていない Yoさん、zappa1993さん、こんばんは。
図解付きの判り易いご投稿を頂きまして感謝申し上げます。 以下、あくまでも個人的な意見を述べさせて頂きます。 まず、インサイドフォースキャンセラーの値を針圧の値に合わせるというのは以前から疑問に思ってました。 その理由は単純で、実際にインサイドフォースキャンセラーの値を針圧の値に合わせてベストな音質になった事がないからです。 故に私はこれまでインサイドフォースキャンセラーの値はゼロに近い状態から徐々にかけて行きベストと思われる箇所で設定していました。 また、レコードにおけるインサイドフォースキャンセラーの調整位置はレコードの外周部と内周部で変わるので平均的にベストと思われる箇所に設定していました。 尚、そのベストと思われるインサイドフォースキャンセラーの値はアームやカートリッジによって様々でした。 次にインサイドフォースキャンセラーのかけ過ぎによってカンチレバーが曲がってしまうかどうかについてですが、これは経験がないので何とも言えません。 私が設定してきた値は平均して針圧の値よりも若干低めだった事が多いのですが、私の環境においてカンチレバーが曲がってしまった事はありませんでした。 ケミさんの場合は湿式の針クリーナーの液の付け過ぎでダンパー部分などが腐食してしまったのがカンチレバーが曲がってしまった最大の原因だったようですが、曲がり方を観ると確かにYoさんの主張通りなのかなという気もします。 しかし、その後ケミさんは同じインサイドフォースキャンセラーの値で使用していて曲がってはいないのでこれも断言は出来ません。 この掲示板でも名前が出て来る某JAZZ喫茶などはSMEのトーンアームのインサイドフォースキャンセラーの独自の調整法で神格化されたほどです。 その調整法とはSMEのインサイドフォースキャンセラーの糸を引っ掛ける溝が大まかなので自身でより細かい溝を掘って音質を調整するというものでしたが、確かに理解出来なくはありませんでした。 その理由はインサイドフォースキャンセラーの値で意外なほど大きく音質が変化するからです。 これは気のせいではないと思います。 最後にインサイドフォースキャンセラーは音質に有効なのか、それとも害はあっても効果はないのかと事で言えば、私はそれなりの効果はあると思います。 何故ならインサイドフォースキャンセラーの値がゼロの場合、45回転の12インチシングルなどカッティングレベルの大きなレコードでは片チャンネル(確か右チャンネル)が歪んで聴こえるからです。 この歪みはインサイドフォースキャンセラーの値を徐々に増やす事によって無くなりましたので、針先の音溝に対しての圧力を均等にする効果は少なからずあるように思いました。 その歪みの他、インサイドフォースキャンセラーの調整によって音像定位や帯域バランスなども変わったように感じる事が多いのですが、それ以上に大切なのはアナログプレーヤー自体の平行であり、アームの傾きを無くすラテラル調整であるのは言うまでもありませんし、それらの調整の方がインサイドフォースキャンセラーの調整よりも音質的な影響も遥かに大きいとは思います。 アナログレコードしかない時代でしたら、実際にカンチレバーにかかる圧力などの検証も行なわれたのかもしれませんが、今の時代では難しいのでしょうかね? ぜひ事実を検証して欲しいものです。 |
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