メイン [00-06]アナログレコード インサイドフォースキャンセラーはインサイドフォースをキャンセルしていない | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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Yo | 投稿日時: 2012/7/26 18:21 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: インサイドフォースキャンセラーはインサイドフォースをキャンセルしていない zappa1993さん
ご返事有難うございます。 >ただ、これが意味するところが何かは分かりませんし、単に7つの針位置間の変化量を表しただけで、別の位置間での計測では違った結果になるのかもしれません 申し遅れましたがこの7ポイントで十分かどうかに関しては、もっと細かく採ったこともありますが、最大値は最内周か最外周の値ですし、最小値はこの7ポイントの間であっても0.1度程度の違いです。本来は関数化すべきでしょうが、傾向をつかむにはこれで十分です。 「これが意味するところ」は下記の通りです。 1)有効長とオーバーハングが決まればそのトレースアングルの最大と最小の値の間でオフセットアングルを決定し、トラッキングエラーを最小にすることでアームの設計が決まります。いろんなアームの設計値をこのように検証するとオフセットアングルは最大と最小の中間値よりは最小値に近い値をとっているようです。それはたぶん最大値は最内周と最外周のワンポイントですが実際は最小値に近いところでのトレースの方が多いからだと思います。 2)一点を支点とするスイングアームであれば、どのような設計のアームでも針は弧を描くのでトレースアングルは曲線的に変化します。そしてそれに完全に追従できる設計のアームなら「トラッキングエラーレスアーム」と言う事になります。最近発売されたターレスと言うアームはターレスの定理(半円の弧に対する円周角は常に90度)を利用したものらしいですがどのように利用されているかは分かりませんが可能性は感じます。しかし2番目に出たSimplictyというアームは「TETRAGON SOLUTIONをアイデアの基本」と書いていまして形からも「平行四辺形を利用してカートリッジの向きを常に一定にする」ことでトラッキングエラーを最小にする工夫がされているのでしょうが曲線的に変化する事は出来ませんのである程度のエラーは残ると思います。 >最終的には自分の耳で確認して好ましい調整をするのが一番ですが、耳だけでは絶対的な判断ができませんので、こうした調整機構の値の意味するところを理解しておくことはとても大切ですね。 仰るとおりです。こうして理屈ばかり書くと「きっと理屈っぽいやつで、システム調整も理屈を優先させているのだろう」と思われているかもしれませんが(笑)、そんなことは有りません。あくまで耳で聴いての判断を優先させています。ただ、オーディオは物理現象ですし、ある意味必要悪のバランスで設計されている機器が多いので、「何事もやりすぎはいけない」との想いから機器の設計を理解する事は「やって良い事と悪い事」の判断をする為にもある程度の論理的理解は必要だと思っています。 (追伸) 前文で「ノッティンガムのアーム設定が違っている」と書きました。しかし掲示板に書くにはきちんと論理的裏づけが必要とノッティンガムの調整シート(特殊な仕組みのシート)を検証しましたら有効長が205でもきちんと調整できる優れものであることが分かりました。たぶん私の使い方が悪かった為かもしれません。一応ここに訂正しておきます。検証結果を書けといわれれば書きますが結構長くなります。ご希望があれば言ってください。 |
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