メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ PC環境を整備してオーディオの音質向上を図る | 投稿するにはまず登録を |
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PAKA | 投稿日時: 2020/6/22 10:29 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: PC環境を整備してオーディオの音質向上を図る みなさんこんにちは、PAKAです。
以前からPC環境の整備での音質向上に取り組んでいましたが、最近実施した新たな内容を投稿してみようと思います。 施策の内容は、 ・ネットワーク関連機器や外付けドライブを給電していた3台のオーディオ・デザイン社製のアナログ電源(12V)をアコリバチューンUP。 ・上記アナログ電源から各機器へ給電するDCケーブルをPC-tripleC導体で製作。 ・ネットワーク関連の接続に使用していたLANケーブルを、PCOCC-A導体の旧LAN-1.5PAやLAN-0.5PAからLAN-1.0tripleCなどの現行品に交換。 という感じになります。 LANケーブルとDCケーブル。 LANケーブルは光の回線終端装置→ルーター→PCと2本必要なので、それぞれの機器配置場所を考慮して、ケーブル長は100cmと50cmの物にしました。 DCケーブルは、アナログ電源の出力端子や各機器の入力端子に合うプラグを指定して製作していただきました。 また、元ケーブル使用時に機器側プラグのすぐ下に市販のトローチ型ファインメットを置いて良い効果があったので、今回はケーブル内の機器側にのみファインメットビーズを仕込んでいただきました。 いつもながら、やってみたい細かい要望に応えていただけるユーザーフレンドリーな対応は本当にありがたいです。 チューンUP完了後のオーディオ・デザイン社製のアナログ電源(12V)です。 チューンUPは内部になるので外観に変化はありません。 以下、接続後の最終的な状況です。 光信号を電気信号に変換する回線終端装置です。 今までは、写真の「PC」端子からルーター、「光電話」端子からモデムへそれぞれLANケーブルで接続していましたが、後述する新ルーターのおかげで「光電話」端子には何も接続する必要がなくなったので、LANターミネターで対策。 ルーターとモデムの機能を合わせた多機能ルーターなる物の背面です。 この多機能ルーターから、PCへのLANケーブル接続と電話機へのモジュラーケーブル接続が一緒に行えるようになったので、モデムが不要になりました。 こちらは契約プロバイダーが新たにレンタルしていることを知り最近交換しました。 この多機能ルーターは、追加で月額100円程度で無線LAN化もできるようで少し悩みましたが、良質なLANケーブル環境の方が音には良いのではないかと思い、あえて有線環境を継続することにしました。 契約しないといけないので無線/有線の音質比較はできませんでしたが、どちらが有利なのでしょうか? ともあれ、このルーターへの交換でネットワーク機器が1台減ったことによりノイズ発生源も減らせたことはありがたいです。 また、それによって1台余ったアナログ電源をリッピングなどに使用するドライブに充てることができるようになりました。 PC本体側です。 壁が近く各ケーブルが壁に触れないように取り回すのに少し苦労しましたが、単線構造のおかげで形状記憶してくれるので、なんとかうまくいきました。 外付けBDドライブ、BDR-X12J-UHDです。 こちらも機器電圧は同じ12Vなのでオーディオ・デザイン社製のアナログ電源で給電しています。 ただ、このような使い方をする方は滅多にいないと思いますが念のため記載しておきますと、BD-Rへ最大速で記録を行なう動作時など、消費電力が大きくなる作業についてはアナログ電源の許容をオーバーしてしまう危険があるため自己責任で使用しています。 一応、本機には動作ピーク時の電力消費量を抑えるPEAK POWER REDUCERという機能が備わっているようなので設定しています。 私はCDリッピング程度の使用なので全く問題ないかと思いますが、万が一同様の使い方をされる際には、使用する電源の許容スペックを十分に理解して注意されてください。 実施後、10日程経ってやっと音質も落ち着いてきましたのでそろそろ効果も馴染んだのかと思います。 以下、接続当初〜現在までの音の感想になります。 まず、全ての機器を接続してPCスピーカーからwavファイル再生での音出しです。 各端子やプラグはECI-50でクリーニング済みなので万全の状態かと思いきや、正直に書くと最初に出てきた音はボワボワの酷いもので、おそらく以前の経験の浅いときだったら青ざめていたかと思います(苦笑) ただ、これは各ケーブルやチューンUPの名誉の為にも明言しますが、今までの経験上それらが原因ではなくアナログ電源を久しぶりに通電したことによる「寝起き」状態であることが一番大きな要因かと思われます。 それに加えて、LANケーブルとDCケーブルは新品で導体のエージング不足、ECI-50も馴染む前、施策前のようにQR-8やPSA-100での調整前などなど、たくさんの要因も組み合わさったものだと思います。 しかし、実際にはPC本体や外付けスピーカーとは電源は別で一見関係なさそうにもかかわらず、これだけ大きく音質に影響してくるのは本当に不思議でオーディオの奥深さをいつも再認識させられます。 電源関連、特に機器を給電する部分を交換したときは、すぐに判断せずに最低1日くらいはつないだまま様子を見るのが良いかと思います。 ということで、その日は試聴は諦めて次の日に聴いてみると予想通りボワボワは完全に収まり、S/Nの高い滑らかな音になりずいぶんと良くなっていました。 ただ、好みからするとまだ上品さが勝った大人しい印象で、迫力や押し出し感といった要素が物足りません。 こちらはPC-tripleC導体のエージング前の印象そのままで、LANケーブル2本とDCケーブル3本が新品だということが影響していると思いました。 ここで次の休みまで日が空き、1週間程経ったあとに再度聴いてみると、期待どおりPC-tripleC特有の有機的なパワフルさも発揮されていて、やっと馴染んで満足のいく音に改善されたという印象です。 その後、写真のように各端子に1箇所ずつ確認しながらQR-8やPSA-100、RIQ-5010などで調整していき、更に滑らかなで厚みのある音に改善することができました。 このような細かな調整は新しい機器やケーブルが馴染んでから、ということも今までの経験で学んだことで、焦らずに時間をかけて取り組むことで確かな効果を確認できるかと思います。 ともあれ、今回の施策も最終的にはメインオーディオ・PC共にS/Nの大幅な向上が達成されたことで音量マージンがより広がったことや、特に弦楽やボーカルなどがより滑らかに再生できるようになったことはとてもうれしい改善となりました。 この度もありがとうございました。 |
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