zappa1993さん

昨日は書き込みを有難うございました。

”A Taste of Music"での皆さんのやり取りの中で、zappaさんがMusic Bird(以下ＭＢ）を聴いた人はいますかとのお尋ねでしたので、２０年近く愛聴しているものとして以下ご報告します（この場を借りてＭＢのＰＲをするつもりはなく、また掲示板の性格上他社製品の固有名詞は憚られるところですが、「音楽全般についての情報交換」という意味合いで管理人Ｋ様お許しください）。

ＭＢは長年「ＣＤを上回る高音質のＰＣＭ放送」として親しまれてきましたが、コスト上、その他の理由で２０１１．７．３１をもって終了し、以後同一の通信衛星（ＪＣＳＡＴ−２Ａ）を使用する衛星ラジオ放送として生まれ変わりました。これを機に残念ながら圧縮音源となりましたが、それでも音声形式は４８ｋＨｚ／１６ｂｉｔのＭＰＥＧ１Ｌａｙｅｒ２を採用し、最大で２５６ｋｂｐｓのビットレートを確保して「高音質伝送」（ＭＢのキャッチコピー）を実現しています。たしかにＰＣＭ時代に比べると音質の劣化は感じられますが、私が時々聴く世界のインターネトラジオでもこのビットレートを上回るのはＬｉｎｎ（イギリイス）（３２０）、Ａｕｄｉｏｐｈｉｌｅ　Ｃｌａｓｓｉｃａｌ（ギリシャ）（３２０）くらいで、あとは９６、１１８、１９２あたりが大半です。下記に述べるように工夫次第でＰＣＭに肉薄することも可能ですので、ｚａｐｐａさんのお耳にもそこそこの音質と受け止められるのではないでしょうか。以下私が愛聴する理由と音質改善策を述べます。

１．ＭＢを長年聴き続ける理由

（１）２４時間放送でプログラムが多彩。私は５０チャンネルのパ　ッケージを契約していますが、他に１００ｃｈ、１５０ｃｈのパ　ッケージもあります。よく聴くのは

１２１ＴＨＥ　ＣＬＡＳＳＩＣ（本格的クラシックの看板番組）
１１７ＫＬＡＳＳＥ（ソロ楽曲、管弦楽曲等親しみやす曲中心）
１１８ＣＬＡＳＳＩＣ　ＧＡＲＤＥＮ（小編成の室内楽中心）
１０３ＣＯＯＬ　ＪＡＺＺ（ピアノ・トリオ中心のジャズ）
１２２ＴＨＥ　ＪＡＺＺ（本格的ジャズの看板番組）
１２０ＳＷＩＮＧ　ＥＡＺＹ（スィング感溢れるジャズ中心）

（２）１２１チャンネルでは毎週月〜金１８：００〜２４：００の　「ニューディスク・ナビ」で最近リリースされた新譜ＣＤが放送　される。
　
（３）土、日２２：００〜２４：００の「ＷＯＲＬＤ　ＬＩＶＥ　　ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ］でウィーン・フィル等ヨーロッパのオーケ　ストラ中心のライブ番組を聴くことができる。

（４）毎月最終日曜２２：００〜２４：００の「トッパンホール・　トライアングル」で高音質と定評のある同ホールでの室内楽のラ　イブが楽しめる。

２．音質改善策

（１）ＰＣＭ放送終了とともにそれまで使っていた高品質のＤＥＮ　ＯＮのチューナーが使えなくなり、送られてきたお仕着せのチュ　ーナーは今いちの音質。そこで港北ネットワークサービスの「Ｃ　−Ｔ１ＣＳ」に買い替えました（ＭＢ推奨製品）。この結果劇的　に音質が向上しました。リスナーの書き込みでもＰＣＭ時代に近　づいたとか、場合によりこれを超えた等高評価。

（２）長年使ってきた４０ｃｍのＣＳアンテナを６０ｃｍのものに　交換。信号強度が６０前後から１００近くにアップし、音質も明　らかに向上。


（３）上記新チューナーのＤＡＣをパスし、Ａｃｃｕｐｈａｓｅの　ＣＤプレーヤーのＤＡＣに同軸で入力し、このアナログ信号をバ　ランスケーブルでＫｏｒｇの１−Ｂｉｔ　ＳＴＵＤＩＯ　ＲＥＣ　ＯＲＤＥＲ「ＭＲ−２０００Ｓ」に入力し、ＤＳＤ５．６の録音　モード（スタンバイ状態）でＤＳＤ音源に変換し、アンプにつな　ぐ。この結果リアル・タイムでアナログ・ライクな滑らかで生々　しいＤＳＤ音源としてＭＢを楽しめます。

（４）ＲＴＰ−６にチュナー電源を繋ぐことで、一段と音質向上。

以上長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。ＭＢの詳細については同社ホームページをご覧ください。