皆さん、こんばんは
アメリカの雑誌、アフォーダブル・オーディオ誌からアコースティックコンディショナー「RWL-3」のレビューが届きましたので、ご報告したいと思います。今回レビューを行ったのは同雑誌の評論家、アンソニー・ニコシア氏です。
「今回のレビューの為、複数のRWL-3が自宅に届いたのだが、まずは1枚だけ使用した時にどう音が変化するか確認してみた。設置場所は左右のスピーカーの間に置いてみた。スピーカーの後ろからRWL-3までの距離は約45センチ。最初の試聴に使用したのはマイルズ・デイヴィスの曲。試聴を開始してすぐ分かったのが、マイルズのトランペットが明瞭になり、ビシっとセンターに定位し、音の密度が増したことだった。それと同時に音場も広がり各楽器の分離も向上し、RWL-3なしの状態と比べてアンプのボリュームを少し上げたかのように、音圧が上がったのである。これはRWL-3を使用したことにより、スピーカーからの再生がきちんと私に届いたからだと考える。しかし何故、拡散板一枚を真ん中に置くだけでこれだけ音が良くなるのか不思議だ。その後もRWL-3のあり無しの状態を様々な曲で確認してみたのだが、どの曲でも同じように音が変化し向上した。間違いなくRWL-3は私の部屋の音響特性を良くしている。予算的に何枚も買えないという方でも、一枚だけ購入して、私のように左右のスピーカーの真ん中に置けば、きっと貴方の顔は笑顔に変化するだろう。」
「次に試したのが、真ん中のRWL-3を取り外し、左右のスピーカーの後方に一枚ずつRWL-3という設置方法だ。先程と同じ変化は得られたが、真ん中一枚との大きな違いは、音場が拡大され透明度も増したのだ。この設置方法は音の厚みと明瞭度が同時に増す。RWL-3がない状態では部屋の反響が耳障りで大音量での試聴は嫌だったのだが、RWL-3を使用することにより、そういった嫌な要素は解決され大音量で気持ちよく音楽を楽しめる。」
「最後に行った試聴は最初の真ん中一枚と、2番目の左右のスピーカーの後方に一枚ずつという組み合わせだ。よってスピーカーの方向にRWL-3が3枚あるという組み合わせ。この組み合わせで高次元の音質向上が可能となった。音場といった三次元的な要素が飛躍的に改善された。この状況で一番最初に再生したマイルズ・デイヴィスを再度再生したのだが、マイルズの素晴らしいトランペットの演奏がそのまま私の元に届くといった印象で、演奏、そして音楽その物が飛躍的に向上した。スピーカーから音が出ているという印象は消え、部屋中がマイルズの音楽で満ち溢れているという感じになった。私の部屋では中域に違和感があったのだが、RWL-3はその点の問題を解決してくれ、その後も様々な曲を試聴したのだが、どの曲でも音質は向上し、とくにボーカルが極めて生々しくなった。このレビューをまとめようと思うが、RWL-3をシンプルに表現すると「驚き!」の一言。RWL-3を使用することにより音楽のエネルギー感、透明度、そしてディティールが向上する。今まで部屋の音響には不満を感じていたが、それは解消されシステムと部屋が一体になり、最高の音楽再生を実現してくれた。RWL-3を試聴したことにより贅沢な悩みに直面した。RWL-3を購入するかしないかという悩みではなく、RWL-3を何枚購入するかという悩みが生まれたのだ。皆さんもRWL-3を試聴したら同じ悩みに直面するだろう。既にご自身のシステムにかなりの金額を投資している方は沢山いるだろうが、RWL-3はオーディオシステムの一部と考えたほうがいい。RWL-3はCDプレーヤーやレコードプレーヤーと同じぐらい重要なアイテムと考えている。いきなり複数のRWL-3を購入するのも無理があると思うので、まずは一枚購入してみてはいかがだろうか?RWL-3は他のコンポーネントの新規購入、もしくは買い替えといった変化で絶対に得られない向上を得ることが出来る。よく考えてみて欲しい、いくら機材を買い換えても、結局は部屋の中でその機材を使って音を鳴らすのだから、部屋の音響を改善しない限り、お持ちのシステムの本領は発揮するのは不可能だろう。アコリバのRWL-3のページに掲載されている「理想的な拡散と調音を初めて可能にしたルームチューニングの決定版がマイナスイオン効果をプラスして最終進化!」という表現に間違いはない。」