スペンサー＆ホークさん
皆さん
こんばんは。

寺井尚子さんの新譜が3/25に発売されましたね。
私も早速聴きましたが、素晴らしい演奏と音質にビックリです。
今回も録音エンジニアは鈴木さん、マスタリングはStudio Dedeという事で、期待はしていたのですが、期待以上の音質でした。
これまでの作品も数を重ねるごとに仕上がりが良くなって来ましたが、今回の新譜はそれらとは一線を画すものでは無いかと思います。

まずのっけから、演奏がダイレクトに伝わってくるような臨場感とエネルギー感に驚きましたが、非常にパワフルで激しく情熱的な演奏にも拘らず、音は滑らかで聴き疲れするような事はありません。
今回の録音は兎に角音が生々しく、演奏のニュアンスが如実に感じられ、そこから演奏者の情念や姿が想像されるような気がします。
以前の作品では、悪く言えばやや一本調子に感じられる演奏の時もありましたが、今作ではその様な事はまったくありません。
12曲目のシェナンドーの音色の何と美しいことか。
自然と二胡の演奏が頭に浮かびました。
再生環境によっては若干高域がキツく感じる場合があるかもしれませんが、決して耳に突き刺さる類の刺激音ではありませんし、逆にその鮮度の高さに驚かれるはずです。
鬼気迫るバイオリンの演奏に比べ、バックの演奏の影が薄いのが少々残念ですが、大した問題ではありません。

本当に素晴らしいアルバムです。
是非多くの方に聴いていただきたいと心から思います。


スペンサー＆ホークさん
生で聴かれた演奏を彷彿させるようなアルバムではないでしょうか？
毎回色んな工夫をして録音に臨まれているようですが、今回の録音ではPC-tripleCの貢献が大きいのでしょうね。