メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ DSD11.2Mhz録音配信開始! | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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Koike Strings | 投稿日時: 2015/11/7 19:22 |
新米 登録日: 2015/10/26 居住地: 投稿: 16 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! リモコン二刀流 さん
PAKA さん 皆さん、こんばんは。 本当は前回の続きについて述べようと思っていたのですが、リモコン二刀流さんの記述を拝読し、あらためて認識した事について述べようと思います。 >全ての生音が質感重視の原音忠実でなければいけない訳もなく、 >求められる音楽が結果として加工されるタイプのものに偏ってしまっているのかなと思うのです。 今まで自分が求めていた・・・いえ、そんな大袈裟なものではなく、自分が単に好きな音って? 私は今まで毎日当たり前のようにヴァイオリンをはじめとする生楽器にもう半世紀以上も生音を耳にし、触れてきました。 ですからその音が全てと言っても過言ではありません。 原音忠実という言葉も最近ようやく使い始めた言葉でもあります。 少なくとも生音を聴く音楽はその音が全てで、その音しか知らないのです。 もっと言えば、前回述べた「普段から自分たちが奏でている生の音をレコーディングによって忠実に再現できるということを,失礼ながらあまり期待していなかった」 という話の裏返しでもあります。 ・・・とすれば、自分はオーディオに人一倍興味があるくせに、普段当たり前に感じている「音」とオーディオの「音」とは別のものと認識していたようです。 私は幼少の頃、サヴァリッシュのウィンナ・ワルツ集のLPレコードを、ジャケットを手にして踊りながら擦り切れるほど聴いていたそうで、始まりこそクラシックだったものの、小学校5年生の時にバリー・ホワイトとクインシー・ジョーンズ、ナット・キング・コールに感銘を受け、中学・高校ではクラシックはほとんど聴かずにシカゴ、サンタナ、EWF、スタイリスティックスなどを聴いていました。 当時、小遣いはオーディオ関連に消えていましたからライヴを聴きに行くことはかなわず、当然そういったジャンルの音はスピーカーからしか聴いていません。 まさに、加工された音はそういうものなのだと勝手に認識していたようです。 当時はそれでもアコースティック楽器が殆どでしたし、その中でも自分が好きな音、好きな音楽という認識はかなりはっきりと持っていました。 特にベースやドラムの音が気に入らず(自分なりにですが)、スピーカー・ケーブルを換えてみたり、電源タップを換えてみたりしていたものです。 それこそが私にとっての「オーディオ」だったように認識していたようです。 私は音楽をよく料理に例えることが多いのですが、自分にとっての生音とは素材そのもののように思います。 いろいろな野菜、肉、米など、更に言えば私達が飲んでいる水・・・。 それらいろいろな食材の味を生かしつつ、様々な調味料によって料理が作られる。 でも最後は料理人が食べていただく方々に対してのもてなしの気持ちが一番大事です。 でもそんな料理、毎日食べられるわけもなく、たまにはジャンキーなものも欲しくなるのが人間です。 言い方が悪いかも知れませんが、ここでいうジャンキーという表現はご理解いただけることと思います。 アコースティックの音を多用するクラシックやジャズなどが素材の味だとするなら,いろいろアレンジ(加工)して素材のいろいろな可能性を引き出すのが電子楽器などを含むポップスなのだと思うとともに、それらはどちらも必要な要素だと思います。 よくクラシックは「癒やしの音楽」などと言われますが、それは間違い。 ジャンル問わず、音楽である時点で既に「癒やし」です。 トマトソースが好き、でも生のトマトを食べたことがない・・・ 確かに加工音楽の氾濫は素材の味を知らずに食べているのと一緒なのかも知れません。 ここで矛盾した意見を述べます。 それでも良いのかも知れません。 聴く人自身、それが自分の好きな音であり、好きな音楽ならば・・・です。 自分の意思が決まっておらず、他人が良いと言ってるから自分もその音や音楽というのが一番良くないと思うのです。 音楽に限らず感性は人それぞれだと思うのです。 私はAcoustic Reviveの製品に出会って、自分のオーディオ環境が自分の求める音にどんどん近づいているのを感じています。 でもオーディオに携わる人の中には、アコリバの製品は不要だという人も居るのだと思います。 でも自分の求めるものに正直であるならばそれでも良いと思うのです。 この数日、自分にとってあらためて「音」という概念を検証しておりました。 良い機会を与えていただけたと思っています。 ありがとうございました。 では、次回はレコーディングのその後について述べたいと思います。 長文、失礼いたしました。 |
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