メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ DSD11.2Mhz録音配信開始! | 投稿するにはまず登録を |
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Koike Strings | 投稿日時: 2015/11/21 19:55 |
新米 登録日: 2015/10/26 居住地: 投稿: 16 |
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始! 皆さん、こんばんは。
今年6月中旬に行われたレコーディングですが、驚異的な早さでマスターが完成しました。 シューベルトとモーツァルトの2曲を収録しましたが、どちらもそれぞれ一日の収録で、初日にシューベルト、二日目がモーツァルトという順で行われました。 シューベルトはピアノを使用するので,当然調律が必要になります。しかも長時間行われる予定ですので調律師の小野寺氏は一日中待機状態。 私達の休憩時間に舞台に上がり微調整を行うという、なかなかハードなお仕事です。 演奏者には一日で一曲仕上げなくてはいけないというプレッシャーもあり、おまけにDSDレコーディングなので基本的に編集は出来ないと言われていたので、そのプレッシャーは一入です。 梅雨の時期でしたので両日とも外はかなりの雨、時折ホールの天井付近に当たる雨音が聞こえていましたが録音された音にはまったく影響がありませんでした。 私達は何度か同ホールにて演奏、録音を経験していますが、レコーディング・スタッフの腕然り、アコリバの粋を集めた製品が驚くべき音を表現したことは前回お話ししたとおりですが、その違いにはただただ驚嘆しておりました。 以前の録音に問題があるという意味ではなく、こんな音で録音できるのか!という驚きです。 レコーディングが終わってわずか三日後、編集・・・と言っても、通常のPCM録音の様な大幅な編集が出来るはずもなく、ノイズが入ってしまった箇所の修正や、楽章の曲間タイムを決めるといった作業になりました。 ですからエンジニアの鈴木氏は特に指示することもなく、私が全体の流れ(音楽的な面からの意見)に即したアドバイスをStudio Dedeの吉川氏に伝えてという作業です。 その後のマスタリング工程は行われず、LRchのワンポイント録音で、加工も一切行われないため、わずか数時間でマスターが完成しました。 当日、プロデューサーの管理人K氏は勿論立ち会っておられましたが、データをコピーするUSBメモリをご自身で慌てて買いに行かれたのが印象的でした。(^^) ここから少し話が変わります。 ご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、雑誌ステレオ・サウンドのNo.187(2013 Summer)にAcoustin Reviveの製品を導入したオーディオ・クォリティUP術という記事が掲載されています。 管理人K氏とエンジニアの鈴木氏が私の自宅にいらして、実際にアコリバ製品を少しずつ導入しながら聴き比べていき、Q&Aの形で私が感想を述べているという記事です。 この時から私はアコリバ製品の深い深い沼に嵌まっていくわけですが、兎にも角にもこの時からオーディオ・アクセサリーという分野の製品に対する考え方が全く変わりました。 それぞれの機器は元よりきちんと出来得る仕事をこなしているのだと知らされ、それを正しいものに導いていないのがアクセサリーなのだということ、そして特に電源に対しての認識の甘さに気づかされました。 この時、電源周りを含むほとんどのケーブル類、ルーム・チューニングのアイテムなどがすべてアコリバに変わり、今まで聴いていたものはいったい何だったんだと、呆れるほどでした。 以来、ケーブルがPCOCC-AからPC-TripleCに進化して、私のオーディオもスピーカー・ケーブル以外はPC-TripleCになりました。 この時、以前に増して音が明るく太くなるように感じました。 そして特に一番大きく変わったと感じたのもやはり電源ケーブルでした。 最初にアコリバ製品を接続したときには、徐々に解像度が上がり、あたかも霧がスーッと晴れていくようなイメージでしたが、PC-TripleCにすると解像度は更に増し、しかしながらきちんと正常な肉付きが為され、表現力が向上しました。 この感覚は私の中で演奏家の立場としてはとても重要な部分であると感じています。 何より、演奏者が表現したい部分というのは、うまく言葉では言い表せないのですが、はっきりとした音質の変化ではなく、五感、あるいは六感で感じて欲しい部分が大きいと思うのです。 PC-TripleCの音はまさにその部分に迫っているように思います。 ここで話を戻します。 そのようなアコリバの音をずっと聴いている私ですので、今回の録音はDSD11.2Mhz。 PC-Audioについて少しは勉強しておりましたが、所詮ノイズの温床であるPCを使うのだからオーディオとは全く別物、と考えていました。 PC-Audioに積極的でなかったのはそのような理由でしたが、今回のレコーディングを機にそんな事は言っていられなくなりました。 ホールでのプレイバックの音、編集の時Studio Dedeで聴いた11.2Mhzの音・・・もう耳に焼き付いていて離れません。 人間という生き物は本当に欲深い生き物です。もう後戻りできないのです。(^^) 持っていたDACはDSD11.2Mhzに対応していないので、対応するDACを急いで購入。 ところがここから色々なトラブルが発生します。 DSD11.2Mhzというのは音楽ファイルとしてはとてつもなく重く、今回の収録曲であるシューベルトもモーツァルトも演奏時間は全楽章でおよそ40分前後ですが、ファイル・サイズはそれぞれ6GBにもなります。 私の環境ではPCからオーディオ機器までの距離が遠いので、どうしてもUSBケーブルは3m以上の物が必要でした。 ですので最初は通常の(オーディオ用ではない)市販USBケーブルを使用していたのですが、これがうまく再生が出来ないのです。 バチッと大きなノイズが入ったり、途中で止まってしまったり、ひどいときは再生ソフトが強制終了してしまいました。 でも何より一番気になっていたのはその再生音質でした。 これもうまく表現できないのですが、何かしらこう安定しない音質なのです。 いろいろと原因を考え、まずはUSBケーブルを長いケーブルを販売しているSAEC製のものに変えてみました。 ノイズが減少したり止まったりすることはなくなり、少し落ち着いた感はありますが、音質はまだ不安定です。 次にPCの内蔵メモリに着目しました。当初8GBだったメモリを32GBに増設してみました。これはとても大きな収穫で音の安定度が大幅に改善されました。 DAC、USBケーブル、メモリと厳しい出費でしたが、現在は落ち着いて安定して再生されています。 こういうことがあるからやはりPCは信用おけない・・・とまた思ってしまいましたが、時代の流れ・・・これも仕方ないのでしょうね。 次は管理人K氏が、PC-TripleCによるUSBケーブル現在制作中との事ですので、その完成を首を長くして待っているところです。(^^) 次回はPC-Audioについて述べようと思います。 長文、失礼いたしました。 |
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