皆さん　こんにちは。

いよいよ今年も余すところ2ｹ月となりました。

「いい音のオーディオは日頃のメンテから！」と、自ら言っていますが、
そのことから、オーディオは、実際何でも試してみなければ判断できないことが、
多々あることも確かなようです。

また、次のような実例があったのです。
最新アルカリ乾電池より従来のマンガン乾電池の方が、音質は良くなることが
確認されたのです。
それはJBLモニタースピーカー4344MK?と、その後継機種4348にも
搭載されているチャージカップル・リニアディフィニション方式でのことです。
これは9V積層形乾電池を装着して、コンデンサーにDCバイアスを
加えることで歪をなくする方式を採用しているのです。

2年前JBL4348を導入した時点で、最新の強力アルカリ乾電池に交換して
満足していたのです。
ところが、最近の情報で『アルカリ乾電池より、近いうち生産打ち
切りとなるであろう、マンガン乾電池に変えると音がいい方に変わって、
素晴しい高域の音調と、音場表現の豊かさを体験した！』と、いうことでした。
また、次のような納得する解説もされていたのです。
『アルカリ乾電池は内部抵抗が低く、大電流を長く保持できるため、
乾電池にパワーを求める用途が増えた現在での主流の乾電池となった。
一方マンガン乾電池は、放電が進んだ後にしばらく休ませると電圧が回復
するという特性があり、短時間の使用を繰り返すものや時々使用するものなど、
小電流で長期間に渡って使われるものに向いている。低電流用途ならば
マンガン乾電池もまだ使われている。』ということで、実際試してみて
その高音質効果には、やはり乾電池一つにしても、これからは使う機器の特性、
用途によってその選択と追求心が旺盛でなければならないと痛感したのです。

そこで早速「何でも試せ！」とばかり、我が4348に装着している
アルカリ乾電池を、マンガン乾電池に試しにと換えてみたのです。
高性能のアルカリ乾電池を普通のマンガン乾電池に換えるだけで、果たして
効果はあるのだろうか！ 最初は疑問視していたのです。

実際、その一音が飛び出した瞬間、JBL4348が持つ濃厚で官能的な再現性
からすると、ややクールな印象もあるのですが、ピアノの繊細な音の
透明度はかなり高くなったようで、シンバルの生鳴りの音が生々しい
再現性を発揮してくるのです。
以前より濁りのない澄み切った響きを聴かせてくれるのにはまさに驚きました。
音質の解像度が抜群に良くなった感じで、全帯域にわたり生き生きしてくる
この音を聴いていると「この音ご機嫌ではないか！」と、思わず口に
したくなるくらい素晴しい音質なのです。

4348の持つ分厚く重量感のある低域感は、心地よいタイトな響きで、
まして強力な引き締まりを効かせてくるこの音に惚れ惚れと聴き入って
しまったのです。やはり歪感が減少した印象を受けるもので、刺激的な
ところの音が一掃されたかのように、実に聴きやすく疲れにくい再現性を
呈してくるこの音質に正直驚きました。

強力アルカリ乾電池からマンガン乾電池への交換で、4348が秘めている
底知れぬ潜在能力を垣間見たのです。
「いやぁ〜これはいい！こんな効用もあるんだ！」と、一人満足し
オーディオへの情熱と追求心が、益々湧き出てくるのです。
（この9V積層形マンガン乾電池、現在では市場から段々と姿を消しつつあり、
販売する店も激減しており、また数も少ないので今のうちに買い溜め
しておきたい心境です）

前述しましたJBL機種愛用リスナーの方は、ぜひ一度試されてみては
如何でしょう。この音質効果にきっと驚かれること間違いなしでしょう。

”マンガン乾電池から新たな音の世界が拓けるのです”