みなさんこんばんは、PAKAです。
先日届いた高さ210cm版RWL-3の設置が大体完了しましたので、それまでの状況と比較して音質のレポートも投稿させていただこうと思います。

これまでの経緯ですが、今までは部屋のコーナーには国産SAL社製の150cmの高さのコーナー用パネルを設置していました。
それまでにも部屋のコーナーはルームチューンにおいて重要なポイントであることは認識していましたので、色々な素材で吸音したりして対策を講じてきましたが、どの素材も良くなる部分と悪くなる部分が聴き取れなかなかうまくいかず、その過程の中、雑誌で大変高く評価されていたSAL社製パネルを導入しました。
それまでに比べ、SAL社製のパネルは大きな副作用は感じず、うまく音のピーク感や低域の篭りを解消し、評判どおりの結果が得られ音質的には満足していました。
ただ、１つ不満点があるとしたら見た目と作りの無骨さで、写真で想像していたよりも仕上げが良くなく、モノとしての満足感はイマイチなところでした。
その後、しばらくはSAL社製のパネルと以前から使用していたAcoustic ReviveのRWL-1を併用してルームチューン対策をしていました。
そして昨年、掲示板での他の会員様のRWL-3導入の投稿を拝見して大変興味がわき、私もRWL-3を導入させていただき、その圧倒的な質感の高さにいつか部屋のコーナーもRWL-3を設置したいと考えていました。
そして今回、ついに背の高いRWL-3を製作していただいたということで現在に至ります。

前置きが長くなってしまいましたが、以前の状況と今の状況の写真を撮ってみました。
この10数年でのツギハギ対策で部屋の見栄えが悪く、正直少し恥ずかしいのですがご容赦ください。

SAL社製パネル設置時。




















210cm版RWL-3に変更後。
エアコンに当たらない高さで製作していただきました。




















変更後の音質レポートですが、今までもRWL-3は使用していましたので音質傾向はわかっているつもりですが、SAL社製パネルも大きな効果が得られていたので、どの程度変化があるのか楽しみに試聴してみました。
今までと比べ、一番の変化はやはり質感の高さです。
SAL社製パネルで大きく改善されていたピーク感の減少や、低域の篭り解消はもちろん、音の質感や滑らかさ・余韻の消え方などが更に向上しています。
SAL社製パネルも音全体をスッキリと整え、大きなルームチューン効果が得られていましたが、RWL-3はもう1歩踏み込んだ高度な質感で、音の厚みや潤いといった項目で大きな差を感じます。
特に中低域で比較すると、定在波を解消させスッキリと押さえ込んだような音質傾向のSAL社製パネルに比べ、RWL-3はSAL社製パネルのように定在波を解消し中低域の篭りを取りつつ、豊かで量感は削がれていないのがよくわかります。
ただ、SAL社製パネルが悪いのではなく、RWL-3が更に高度なことをやってのけているという印象です。
これはやはり表面素材の違いの影響が大きいと推測していますがどうでしょうか。
結果、音場が一層広くなり、低域から高域までより豊かで芳醇な音質傾向となり、また、高さ方向のメリットか縦方向にも音場が広がったように感じます。

蛇足ですが、音場が一層広くなったので後方に設置しているRWL-3の設置角度を少し内ぶりにして音場と音像のバランス調整をし、ボーカルなどがより滑らかになりました。




















角度を浅くすると音場が広がり、内ぶり角度をきつくすると音像を濃く滑らかに調整することができ、個人的に調整時には大変便利です。
以上、見栄えの悪い部屋で恐縮ですが、他社製パネルからRWL-3へ変更のレポートとさせていただきます。