メイン [00-02]オーディオ全般 アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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PAKA | 投稿日時: 2018/1/28 14:03 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: アースノイズ低減器 「Grounding Noise Reducer」導入記 みなさんこんにちは、PAKAです。
昨日に引き続き、本日はGNRの使いこなし〜実際の導入までの内容を投稿してみようと思います。 昨日の内容まででデモ機で一通りの接続と効果の確認を行いましたが、我が家では特に効果を重視したいメインシステムでの電位の下がり幅が小さかったためか、効果絶大だったPCと比べると若干煮え切らない印象もあったので、導入するならもう一歩効果がほしいと感じていました。 そこで、まずは最初から考えていた「アースケーブルをPC-tripleC導体を使ったものにしてみる」を実施してみました。 これはケミさんも言及されていますが、仮想アースのRGC-24を使用する際に、付属のアースケーブルが発売当初のOFC導体版、次代のPCOCC-A導体版、現行のPC-tripleC導体版とマイナーチェンジをする度にその音質への影響を実際に体験してきて、明らかにアースケーブルの違いがRGC-24の効果に影響があるということを体験していたため、GNRに使用するアースケーブルもきっと音質に影響するだろうと考えていたからです。 試聴するために、わざわざ我が家の環境に合った長さでアースケーブルの試作品を作成してくださり、いつもながらユーザーフレンドリーな対応には本当に感謝しております。 また、こちらも予定していた「電源ケーブルにPOWER REFERENCE tripleCを使う」も、試聴用に1本お借りして、それまでGNRにつないでいた電源ケーブルと交換してみました。 まずはアースケーブルです。 試作品のアースケーブルの写真が残っておらず恐縮ですが、作成していただいたものはPC用とメインシステム用の2本で、導体の太さは1.4mm x 1.8mmの両端がRGC-24のYラグ仕様でした。 早速付属アースケーブルから交換してみると、音は整うものの少し大人しくなる印象で、その時点では大きなメリットが感じられませんでした。 ただ、これまで使ってきたPC-tripleC導体のケーブルは、電源ケーブルでもラインケーブルでも新品当時は同様の印象なので、この制作したばかりのアースケーブルでも他のケーブルと同じ傾向の音に感じられたことから、しばらくしたらどんどん良くなってくるはずだとの確信が持てました。 そのまま数日間、GNRにつなげたままにしておき再度試聴してみると、やはり予想通り何度も体験しているPC-tripleC導体のケーブル類と同様、密度感の高いダイナミックな傾向に音質が改善されており、実際にGNRを導入するとしたらアースケーブルは最初からPC-tripleC導体で制作していただこうと思いました。 ちなみに機器の電位を計測したところ、付属品のアースケーブルを使った時と比較して、誤差程度の変化しかありませんでした。 次にGNRの電源ケーブルをPOWER REFERENCE tripleCに交換してみました。 こちらは貸し出し品だったのでエージングはもう完了しているからか、つないだ当初からその効果が全開といった感じでした。 こちらはアースケーブルよりも更に効果が大きく、もう機器の電位を下げることの効果とはなんなのか、と思ってしまうほど良くなって驚きました。 とにかく全域のエネルギー感に大きな差があり、試聴したPC用のコンパクトなフルレンジスピーカー(クリプトンのKS-3HQM)とは思えない解放感とスケール感が出るようになっています。 音の傾向もPC-tripleCそのもので、S/Nと密度感の高い滑らかな音で、個人的には絶対に外せない部分であると感じました。 こちらも、これまで給電していた電源ケーブルよりも機器の電位が大きく下がったということはありませんが、電源ケーブル、アースケーブル共に音質の変化は明らかでした。 その後、メインシステムでも試聴して同様の効果を確認し、ここまで改善されるのであればGNRを使う価値が十分あるという結論になり、最終的にGNRの導入を決めました。 長期に渡る貸し出しをしていただきGNRの導入を決め、GNRと一緒にアースケーブルと電源ケーブルを新たに制作していただきました。 アースケーブルは、導体による効果が明らかであることを確認できましたので、より低重心な音になることを期待して導体の太さを試作品の1.4mm x 1.8mmからPOWER REFERENCE tripleCに使用されている2.4mm x 2.8mmの導体に変更して、PC用とメインシステム用の2本制作していただきました。 また、試作品はYラグ両端がRGC-24用のものでしたが、GNR側のターミナルが大きくて接続する際にターミナルを跨ぐことができずYラグの先っぽで接続をすることになっていたので、GNR側のYラグは大型のRYG-1で端末処理していただきました。 導通性能も向上すると思いますので、音へも良い影響があるのではないかとの期待もあります。 実際に、導体の太さの違いが音質に表れ、これまでの我が家の音から、太く低重心なスケール感の向上した傾向になり、期待どおりの効果が発揮されました。 ただ、これは我が家の傾向にマッチした結果で、場合によっては音場が狭く感じられたり、音の抜け感が損なわれる傾向になってしまうかもしれませんので、万人にベストな選択というわけではないと思います。 電源ケーブルは、余っていた旧POWER REFERENCEを分割して、GNRの予定設置場所にちょうど良い長さになるように制作していただきました。 写真右側の電源ケーブルがGNR用で、分割した余りの左側の電源ケーブルは壁コンセント→電源BOXへ使用予定で、こちらもトータル面でのグレードアップが期待できそうです。 GNRの設置スペースを空けるのに一苦労しましたが、とりあえず一通り落ち着いた現在のセッティング状況です。 GNRは底面に足がなくベタ置き状態となるので、試しに水晶インシュレーターのRIQ-5010を挟んでみたところ、水晶特有の滑らかで有機的な質感が音質にも感じられて効果がありました。 GNR背面の様子です。 左側のブロックに約1mのアースケーブルでPC本体につなげています。 右側のブロックに約3.5mのアースケーブルでメインシステムのプリメインアンプにつなげています。 また、右側のブロックにもう1本アースケーブルが見えますが、こちらはRGC-24tripleCにつながっています。 アースノイズ低減機に仮想アースをつなげる、というなんだか訳のわからない状況にも見えますが(笑)、GNR自体が発生させるアースノイズを吸収・整理して、よりGNRの安定した動作を可能にするのではないかという推測で接続してみました。 期待どおり音質への良い効果ありです。 こちらはプリメインアンプ背面の様子です。 ちなみに、上のアースケーブルはRGC-24tripleCで、下のアースケーブルがGNRにつながっています。 実は、今回記載していない内容でうまくいかないこともあり色々試したりしたこともありますが、我が家特有の問題が原因だと思うので割愛している部分もあります。 今回の導入での個人的な総評としましては、オーディオ用のアース環境が整備されていない状況において、アースケーブルや電源ケーブルなどの周辺環境を含めてGNRの効果を引き出すことができれば、他の施策では得難い大きな音質改善が期待できると思います。 何か疑問があれば、私の体験した限りのわかることであればお答えいたします。 それでは、こんな感じで今回の一連の投稿は終了にしたいと思います。 |
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