モリア１さん、スキャットさん、皆様こんばんは。

某社製品との比較記事大変参考になりました。
詳細なご投稿誠にありがとうございます。

ここ数年発売されたオーディオケーブルアクセサリーの出鱈目さや法外な価格付け、更には雑誌や評論家、更には販売店による異様な絶賛ぶりには呆れるばかりで世も末だと感じざるを得ません。

雑誌記事においては「高額なのに効果がないもの」ほど絶賛されている印象すらあります。

また、販売店においては実際の効果ではなく「利益率の高い製品」をプッシュする傾向が高まっています。

一体いつからオーディオ業界はこんな為体になってしまったのか？
年々酷くなるばかりの惨状に絶望的になります。

真面目にやっているのが馬鹿馬鹿しくなりますが、それでも弊社はオーディオにおける真のクオリティUPを実現して音楽を楽しまれたい方のために妥協なき製品作りを続けて行く所存です。

比較対象の製品が何故そのような法外な価格なのか？全く解りません。
またどうしてそのような法外な価格の物を買う方がいるのかも理解出来ません。
弊社の製品よりも大きいから？
ちなみに私も同社の製品は何度となく拝見していますが、このLAN版に限らずRCA版もXLR版も同じアルミケースを流用しており、アルマイトなどの表面処理すら施されていません。
原価で言えば価格４分の一から半値以下の弊社の方が明らかに数十倍〜数百倍のコストがかかっています。

売り値やコストはともかく肝心なのは実際の効果ですね。
私も実は同じ製品で比較試聴はしております。
あらゆるソフトでの違いを克明に報告したいところですが（苦笑）
誰もが御存知の大名盤大名演の下記のソフトでその違いを説明してみましょう。
























１曲目の「So What」の冒頭部でマイルス・デイヴィスのトランペット、ジョン・コルトレーンのテナーサックス、キャノンボール・アダレイのアルトサックスがユニゾンで演奏する箇所がありますが、某社の製品を使用するとこの３者の楽器の音色が全く聴き取れなくなります。
謳い文句のノイズが減少するどころか、逆にノイズや雑味が増えることでマスキングされ、楽器の音は歪みによって変質して聴き取れなくなるのです。
更に楽器の配置は中央がマイルスのペット、左がコルトレーンのテナー、右がキャノンボールのアルトな訳ですが、この製品を装着すると明らかに左右のセパレーションが悪くなりテナーとアルトの位置が中央に寄ってしまいます。
またスキャットさんが報告している通り、後ろにいるべきドラムが前に出て煩く主張して来るのに主役の管楽器は皆奥に引っ込んで実態感が消え失せてどこにいるのか判らなくなってしまいます。
つまり、S/N比が逆にわるくなるだけではなく位相特性が非常に悪化してしまうのです。

管楽器にドラムに限らずピアノはタッチが潰れて響きが汚くなり、ベースはブーミーに膨れて音階が聴き取れなくなります。
これはもはや音楽が崩壊してしまうといっても過言ではありません。
しかもこれは弊社製品との比較ではありません。
「何もない状態」との比較になります。
つまり、使うことでかえって音が悪くなるという事です。

　
このような音を持ってして「音楽的に深い」と言ってる販売店があるんですね。
あっ、この店、弊社の特約店だ
これは事実関係を確認して、その書いた印象通りということであれば直ちに特約店から外さなければなりませんね。

評論家や販売店がこのような「音は変わるが悪くなる」製品を絶賛してしまう最大の原因は「音楽の無知」としか言い様がありません。
音楽を知らないのに音楽的という言葉を使いたがるマニアがいますが、要はそういうのと同レベルだということです。

真に音楽とオーディオを愛し、真のクオリティUPで心地よい音楽再生を目指す方はこのような悪質な製品、評論家、販売店に騙されないで欲しいと心から願います。