superskierさん　こんにちは。
スキャットです。

お返事が遅くなり申し訳ありません。

superskierさん、貴重な情報ありがとうございました 。
お陰様でリアルタイムで『ショパンコンクール　調律師たち』を観ることができました。
今回は残念ながら『反田恭平　ショパンコンクール』は観られなかったので再放送に期待しようと思っております。

『ショパンコンクール　調律師たち』
２０１５年ショパンコンクール時に使用されるピアノ４社Steinwey&Sons,FAZIOLI,YAMAHA,KAWAIの調律師が社運をかけて
繰り広げるもう一つの熾烈な戦いの様子は知らないことをたくさん勉強できる機会になりました。
Steinwey&Sons以外３社の調律師が日本人であることも驚きでしたが、ピアノはピアニストと運命共同体。
本選でどれだけのピアニストが自社のピアノを選んでくれるか、また選んだとしてもドタキャンされ他社に変更など、与えられた調律時間ギリギリまで真剣に取り組む姿はこちらまでハラハラしてきました。
　
　各社によって音色の違いも再認識でき、
Steinwey&Sons　力強く華やかな音。FAZIOLI 温かく深みのある音。 YAMAHA 明るい音色で万人に愛される音。KAWAI ワルシャワで行われるショパンコンサートで最も使用される円やかな中低音と各社の音色の傾向も良く理解できました。

KAWAIについては調律師　小宮山淳氏のメンタルサポートやKAWAI食堂と呼ばれる談話室でのリラックス空間を提供するなど、きめ細かいサポートはピアニストにとって安らげる空間ですね。
FAZIOLI の越智晃氏は突出した技術力とピアニストのオーダーメイド感覚に徹するスペシャリスト。
２０１５年は第一次予選で敗退してしまいましたが、今回のコンクールでは堂々の優勝。
いかに血の滲むような努力をされていらっしゃっったかがわかりました。

　過去欧米では日本が西洋音楽に参入することが認められず苦戦をしてきたことが徐々に認められ、今やYAMAHA,
KAWAIの２社が堂々本選で使用される様になったのは努力の賜物、日本の誇りですね。