メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ PCオーディオ用パソコン | 投稿するにはまず登録を |
スレッド表示 | 新しいものから | 前のトピック | 次のトピック | 下へ |
投稿者 | スレッド |
---|---|
zappa1993 | 投稿日時: 2011/7/18 10:17 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
無題 管理人K様 力の入った返信ありがとうございます
RBR-1に対する並々ならぬ拘りが文面からあふれております >比べる事自体がナンセンスなのです。 仰る通りです。 RBR-1に限らず、アコリバ製品対他社製品と言っていいくらいフィールドが違います。 評論家さんに対する部分ですが、私は常々メーカーの方は評論家と何らかの協定の様なものがあって、全てではないでしょうがメーカーに有利な評価をしてもらっているものだと考えていました。 オーディオに再燃して雑誌を読み始めた時も、長いブランクがありましたのでメーカー名も馴染みのないものが多くなっていました。 その中でアコリバさんの製品がやたらと出てくるし、紹介記事が多いので、広告料をずいぶんと払っているのだなぁと 失礼なことを思ってしまいました。 すみません ですので、管理人様の口から評論家の方への不満の様なものが出たことに正直驚いたとともに、上記のような思い込みを反省しました。 じゃあ、逆に他社が評論家と協定結んでるからズバリ本質が書けないのでしょうか |
ゲスト | 投稿日時: 2011/7/23 11:34 |
Re: 同感です でも思うのですが、オーディオの世界はコミュニティーです。
私はアコリバしか指示しません。 でも新たな挑戦をする人は応援したい 常に前向きな姿勢を見せているアコリバだからこそのアコリバファン わたしはアコリバだけを絶賛しているのではない! 全ての技術者の声に耳を傾けたい |
|
zappa1993 | 投稿日時: 2011/7/28 22:23 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 同感です バカボンのパパさん こんばんは
私もアコリバ信者ですが、これは製品とメーカーに対する信頼です。 購入者から金をむしり取る経営者ではないし、購入者を騙す製品でもありません。 他にもアコリバさんの様なメーカーがあればオーディオファンは幸せなのですが・・・ それでもユーザーフレンドリーなK様は他では替えられませんが |
オーディオマニア | 投稿日時: 2011/8/14 11:28 |
新米 登録日: 2011/7/21 居住地: 秋田県横手市 投稿: 20 |
Re: PCオーディオ用パソコン zappa1993さんこんにちは
オーディオマニアです、今度PCオーディオから投稿しました。 RR77での投稿の中で電源が一番重要だとのコメントを頂きました。 アコリバのアクセサリーについてはまだまだ素人ですが、今5万円位を上限に気になる商品をピックアップしてみました。SIP-8(ショートピン)FCS-8(ノイズフィルタ)RCI-3(ケーブルインシュレータ)POWER STANDAED(電源ケーブル)REM-8(EMFキャンセラー)RHB-20(ヒッコリーアンダーボード)このなかでzappaさんがお奨め商品はありますでしょうか。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2011/8/15 21:15 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: PCオーディオ用パソコン オーディオマニアさん
こんばんはzappa1993です 返事が遅くなってすみません。 お書きいただいた中で、REM-8は使ったことが無く、またPOWER STANDERDも無料貸出で使用しただけであることを先に申しあげます。 お書きいただいた何れアイテムも導入の効果は必ずあるはずです。 ただ効果の現れ方が皆違うのと、効果を体感しやすいセオリー的な導入順番というものがありますので、それに則して考えてみたいと思います。 PCオーディオのどの部分にこれらのアイテムを導入されるのかをお書きいただけますと、もう少し具体的にアドバイスできると思いますのでよろしくお願いします。 電源関係がまだアコリバ化されていないようでしたら、アンプとDSにそれぞれPOWER STANDARDを繋ぐことで大分音質改善になると思います。 ただアコリバ=単線と言われるほどPCOCC-A単線導入の効果は抜群で、私も現在システム全体を単線化しているところです。 近い将来にPCOCC-A単線の導入をお考えでしたら、POWER STANDARDは無駄になりますので、コンセント周りだけ先にアコリバ化しておくのがいいかも知れません。 |
オーディオマニア | 投稿日時: 2011/8/16 10:30 |
新米 登録日: 2011/7/21 居住地: 秋田県横手市 投稿: 20 |
Re: PCオーディオ用パソコン zappa1993さんこんにちは。
早速の回答ありがとうございます。 具体的に今使っている電源廻りを紹介します。 電源タップがかなり前の物になりますが、CSEのゼロクロススイッチ、DS-Iの電源ケーブルにAETのHCR-AC-EVDを使用しています。 今予算を度返しに考えていることは、RBR-1の導入です。 あくまで、ACアダプター専用の電源ユニットのようですが、出力電圧は固定されるのが気になります。それに出力は何系統あるのでしょうか。 今使用出来るのは、NAS(QNAPTS-119)だけです。 ハブも前はACアダプターの物を使っていましたが、zappaさんの前の投稿で内部電源の物が良いとのことで、そちらに変えました。 ただこのハブ幸いなことに電源コードを変えること出来るタイプで 以前に購入していたアクロテックの6Nの電源コードを使っています。NASの電源を確保するためにだけに十数万の出費はちょっと悩みます。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2011/8/16 21:56 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: PCオーディオ用パソコン オーディオマニアさん
こんばんは お力になれるようがんばります まずRBR-1は管理人K様のお話によるとNASやPCの性能を一気に高めてくれる製品の様です。 ACアダプターは如何にも頼りなさそうなものですしノイズもまき散らかしますので、ここの改善効果は大きいと想像できます。 出力電圧は注文時に指定する形になりますので固定です。 ただ、今後機器の変更等があった場合はメーカーにて変更が可能ですので無駄になることはありません。 また、出力は一系統のみです。 これは、管理人K様がRBR-1の所で詳しく書かれていますが、複数出力することで音質的に不利になるために、音質を重視してあえて一系統になっています。(この拘りは流石です) 確かに一つのアクセサリーに十万以上の出費は覚悟が要ります。 また、仮に10万円の予算でオーディオアクセサリーを購入しようとした場合、購入するものの予算配分により音質改善効果の結果が変わってきます。 1個10万の効果はすごいと思いますが、5万のものを2個導入したほうが結果が良いかもしれません。 ですので、ここはオーディオマニアさんに多くのアクセサリーを実際に使っていただいて、その中で費用対効果が高いものをご自身で選択していただくというのがベストではないかと思います。 また同じアクセサリーでも私の家とオーディーマニアさんの家では、表れる効果の度合いが違うかもしれないというのも一つの理由です。 お書きいただきました機器構成を見ますと、色々と試行錯誤されているのがよく分かります。 それらのアクセサリーを引き続き使うか、或いはアコリバ製品に入れ替えて資金化するかもアコリバ製品との組み合わせの中でお考えになられたらいかがでしょうか。 アコリバ製品で統一していくと、他社製品のアラも見えてきますし、せっかく純化された音が悪くなるのもご理解いただけると思います。 長々とすいません アコリバ製品は多種多様で、すべて音質改善効果がありますが、大きく音を変えるものと、ある程度対策がなされた後での更なる改善として導入したほうが効果が分かりやすいものがあります。 ですので、まずは最初の土台として導入を検討された方が良いものを箇条書きにしますので、興味があるものがありましたら無料貸出制度を利用して一度試してみてください。 全然遠慮は要らないと思います。 管理人K様は私たちユーザーが良い音で聴けるようになることを第一に考えておられます。 まず電源関係 1.POWER STANDARD(ご希望の物) 2.POWER MAX3(3本の聴き比べの意味で入れました) 3.POWER REFERENCE(これは今後の参考に一度試されることをお勧めします) 4.RTP ultimate(予算オーバーですが、CSEとの圧倒的な差をご体感いただきたいと思い入れました) 次点 5.RAS-14 6.CB-1DB & CFRP-1F(取り付け工事が必要です。最終的にはぜひ導入してください) 7.RBR-1(かなり予算オーバーですのでここに入れました。) ケーブル関係 1.USB1.0SPかUSB1.0PL(USBケーブルはとても大事です) 2.RUI-1(最終的には導入されることをお勧めします) 今回はネットワーク関係を中心に考えましたので、ラインはスピーカーケーブルは入れませんでした。 ネットワーク関係 1.LANケーブル 2.LANアイソレーター まずLANケーブルは今回の購入予算の中に是非入れていただきたいと思います。 管理人K様から8月末発売決定の書き込みがありました。 とても良さそうですので、是非試してみてください。 私も楽しみにしています。 https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1237&forum=42 その他 1.FCS-8 2.QR-8 以上は比較的安価ですので、土台が出来てから追加していかれてもよいと思います。 他にもまだまだありますが、書き出すと限が無いのと混乱するだけですので以上にしておきます。 私自身これでいいのか自問自答しながら書きましたので、これが正解とは思わずに一つの参考としてお考えください。 それと、やはり最終的には管理人K様にご相談されるのが一番だと思います。 焦る必要はありません。 一歩一歩効果を確認しながらステップアップしていってください。 オーディオマニアさんのオーディオライフが素晴らしいものになると良いですね お役にたてたかどうか怪しいので、分からない部分がありましたら気軽に聞いてください。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/9/30 11:02 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: PCオーディオ用パソコン 皆さん
おはようございます zappa1993です。 私のリッピング環境もひとまず落ち着きまして、今までの経験で得られた私なりのノウハウ(と呼べるほどのものではありませんが)を、これから何回かに分けて思いつくまま書かせていただきたいと思います。 新たにスレッドを立てるのも良いのですが、以前投稿させていただいた「PCオーディオ用パソコン」というのとタイトルが似てきますし、既にこちらの投稿に沢山の観覧をいただいておりますので、ここに追加する形で書かせていただくことにしました。 何故パソコンについて書くかと申しますと、PC・ネットワークオーディオにおいて、パソコンは単なる補助機器ではなく、オーディオの音そのものに多大な影響を及ぼし、音を左右する重要な機器だからです。 ただ、本音を申しますと、パソコンは脇役に徹してもらい、音楽を聴いたり良い音でリッピングするのにパソコンの事を考えたくはありません。 その意味で、大雑把にここだけは押さえてほしいと言うところを中心に書き、あまりに細かいことについては触れないようにします。 パソコンマニアの様なオーディオファンは音楽を楽しんでいるのかパソコンを弄るのを楽しんでいるのかよく分かりませんからね。 まだ書く内容は全く決まっていませんので、自分にも分かるように書きたいことを箇条書きにしてみます。 1. 電源の大切さ 2. パソコンパーツの選び方 3. ノイズ・振動対策 4. OS、ソフト、BIOSの設定 5. 拡張ボード 6. その他 大体こんな感じです。 私はネットワークオーディオを楽しんでおり、パソコンはリッピングに使用するだけで、PCオーディオとは使用方法が異なりますが、これから書かせていただくことは同じ結果となって現れるはずだと思いますので、参考になれば幸いです。 今回は1番の電源の大切さについて書かせていただきます。 私のパソコンは自作デスクトップ機で、通常の3P電源ケーブルを使います。 市販品・自作品を含め色々と試しましたが、必ずその電源ケーブルの癖が音に表れます。 また不思議なことに、これはオーディオ機器に用いた時と同じ傾向の音になります。 つまり、パソコンの電源ケーブルから既にオーディオの音が形作られているのです。 試しに、余っている電源ケーブルで試してみてください。 私の言う意味がお分かりいただけると思います。 それならば、どうすれば良いかですが、ここにもオーディオ用の電源ケーブルを用いてください。 理想はPCOCC-A単線を用いたPOWER REFERENCEですが、POWER MAX3やPOWER STANDARDでも十分効果を発揮するはずです。 (これらは価格帯も構造も違いますので、無料貸し出しで3通りをお試しください) 変な色付けのある製品の使用は、全体のクオリティを下げることにもなりますので要注意です。 オーディオ用なら何でもいいわけではありません。 ※パソコン内蔵のスイッチング電源については、次のパソコンパーツのところで書かせていただきます。 次に、パソコンを繋ぐコンセントですが、ここもオーディオグレード製品に拘ってください。 RTP-ultimateに使われている通称:赤コンセント、コンセントベースCB-1DB、コンセントプレートCFRP-1Fに変えることでダイナミックレンジ、力強さ、繊細さその他の要素が一気に高まります。 繰り返しになりますが、これはオーディオ機器用にこれらの製品を導入するときと同じ傾向の変化で、すべてがここから始まるといっても良い程です。 最後に電源ケーブルを繋ぐコンセントですが、これもオーディオ機器と同じでなるべく分けるようにしてください。 パソコンの電源ケーブルを伝ってパソコン内のノイズがコンセントに戻りますので、DAC等のオーディオ機器、リッピング用CDドライブ等はパソコンとは別のコンセントから取るようにして、一つの電源タップに繋がないようにしてください。 私はリッピング用CDドライブを単独の壁コンセントに繋ぎ、パソコンは別の壁コンセントにRTP-ultimate2ACを介して繋ぎ、モニター等の周辺機器は別の電源タップにまとめてこの壁コンセントのもう一方に繋いでいます。(RTPのもう一方はCS-2を挿しています) 注意点としては、色んな電源ケーブルや信号ケーブルが交わらないように気を付けてください。 どうしてもケーブル同士が接触したり、パソコンラックに当るようでしたらシルクアブソーバーPSA-100をほんの少しだけ間に挟むと良いと思います。 また長いケーブルを束ねるのも良くありませんので、可能なら短いケーブルに変えるか邪魔にならないように伸ばしてください。 もし電源タップを利用される場合は、粗悪なものを避けてください。 確実に音が悪くなります。 またノイズ除去をうたったフィルターが内蔵されているものがありますが、これも一概には言えませんが音を細くしてしまう傾向があります。 使用する場合は、必ず音の変化を確かめて劣化が無い事を確認してください。 パソコンの電源周りで私が他に使用しているアクセサリーは、ACスタビライザーRAS-14、とケーブルインシュレーターRCI-3Hです。 何れもとても効果的で、RAS-14は電源ラインに混入するノイズを除去するだけでなく、パソコンから出たノイズの逆流を食い止める役割も果たします。 RCI-3Hは電源ケーブルを床から浮かすために使いますが、充填された鉱石のノイズ除去効果や使用されているヒッコリー材の有機的な音への変化もあり、更に一段クオリティが高まります。 まずは電源整備 これはオーディオもオーディオ用パソコンも同じです |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/10/8 10:18 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: PCオーディオ用パソコン 今回は、次回の続きで2番のパソコンパーツの選び方について書かせていただきます。
最初にお断りさせていただきますが、すべてのパーツを試したわけではありませんのでこれがベストと言う訳ではありません。(それが難しい所なのです) また、様々な考え方があり、私の書くことが正しくて他が間違っていると言う訳ではなく、これもケースバイケースで考えていかなければなりません。 まず、私の基本的な考えから書かせていただきますと、パソコンパーツは低ノイズ、低消費電力の物で揃えると言うことです。 これはBIOSの設定等にも共通します。 今のパソコンは性能もよくPCをトランスポートとしたり、リッピングする程度の処理で重たくなることはありません。 ゲーマーが好んで使うようなハイエンドのCPUやマザーボード(以下MB)は必要ないだけで無くノイズ源になります。 中間くらいの性能で省電力タイプのパーツ選びを基本にしたいと思います。 まずCPUですが、私が使っているのはインテルのCore i5 2400Sというものです。 末尾のSは低クロック・省電力モデルを表しており、CPUを通常より少し低いクロックで動作さすことで電力消費を抑えています。当然発生するノイズも減ります。 Coreシリーズはその名の通りコアを複数持っていて、並列処理をスムーズに行うことが出来ます。 内蔵コアの数などによりCore i3,i5,i7と種類がありますが、パソコンをオーディオ以外にも使うことを考えるとCore i5が一番バランスが取れているように思います。 別にインテルで無くても良いですが、基本は低ノイズ・低消費電力の物を選ぶようにしてください。 次にメモリですが、これも私は低消費電力のモデルを選択しています。 現在のメモリはDDR3と言うタイプで、通常は1.50Vで動作するものが殆どですが、中には1.35Vでも動作するように設計された製品があります。 動作電圧が低いと言うことは、消費電力も少なく、ノイズの発生も抑えられます。 書き忘れましたが、消費電力が少ないと言うことは発熱も少なくパソコン内部のファンの回転数を抑えることができ、これも低ノイズ化につながります。 メモリは容量が増えればそれだけ消費電力・ノイズも増えますので、使用環境に応じ余り過度の容量にしないように気を付けてください。 通常であれば4GB程度で十分です。 以上は、選択肢も少なくそれ程難しくないのですが、機種選びが難しいのがMBです。 メーカーもたくさんありますし、チップセットの違いやオンボードの機能の違いで様々な製品があります。 また、機能が同じなら同じボードかと言えばそういう訳ではなく、パターンの引き回し等の設計の違いや使用されているパーツの品質などで性能が変わります。 注目点だけを書き出しますと。 1. 信頼のあるメーカー品を選ぶ(パソコン雑誌でよく名前を見かけるメーカー品) 2. 高品質のパーツが使われたものを選ぶ(有名なメーカー品は概ね高品質です) 3. 多機能なものは避ける(使わない機能でも、パーツがあれば電気を食いますし、基盤のパターンも複雑になります) 以上を念頭に置いて製品選びをされるのが良いと思います。 私の場合は、オーディオに使うUSB端子は拡張ボードを使っていますし、LAN端子も別にLANカードを付けています。 この為オンボードのUSB3.0やLAN機能はBIOSでOFFの設定にしています。 MBは基本構造がしっかりしたもので、派手さのない堅実な製品がベストです。 最後に、CPUにクーリングファンを付けるか、ヒートシンクにするかですが、私はクーリングファンをお奨めします。 クーリングファンはノイズを出すとか、音がうるさい等の理由でヒートシンクを推進する方もおられますが、私はこれには反対です。 低消費電力になってきたとはいえ、やはりCPUは高熱になります。 CPUが高温になるとそれだけ動作が不安定になる上に、ノイズの発生が多くなります。 (これは重要です) CPUが高温になると言うことは、当然MBもそれに応じて温度が上がり、各パーツの動作も不安定になります。 良い音を出すためには、パソコンを安定動作さすことが最重要です。 ヒートシンクはクーリングファンの音を無くしたり、パーツの数を減らすことを目的として使われるもので、動作の安定度は二の次です。 仮にヒートシンクでCPUの温度が45%になるなら、クーリングファンで40%以下に冷やした方が絶対に良い結果になるはずです。 クーリングファンも色んなサイズや形がありますが、これも有名なものを選ぶのが無難です。 ただ、極端に大きく高回転なものは必要ありませんので、CPUの温度に応じて自動的にファンの回転数を変化させるタイプのもので、出来ればMBも一緒に冷やすような風の向きになるようなものが良いと思います。 製品カタログには回転数、最大風量、ノイズレベルが書かれていますので、少ない回転数で風量が多く騒音ノイズの小さなものを選ぶのが一番ですが、この数値も測定条件に統一感が無く、それ程あてにはなりませんので参考程度にして評判の良いものを選んでください。 クリーンファンのノイズ対策については改めて書かせていただきますが、これも工夫次第ではそれ程気にするほどの事もありません。 他のパーツの選択は次回書かせていただきます。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/11/6 19:55 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: PCオーディオ用パソコン パソコンパーツの選び方の続きを書かせていただきます。
まず前回のCPU選びの補足です。 CPUはシングルコアが良いと仰る方がおられますが、私は反対に複数のコアを持ったCPU(マルチコア)の方が良いと考えています。 理由は簡単で、シングルコアのCPUではオーディオ関係の処理中でも、パソコンの他の処理を同じコアで賄わないといけないからです。 要するにオーディオ関係に専念出来ないわけです。 OSは様々な仕事に優先順位をつけてCPUに処理をさせていますが、オーディオ関係の処理の優先順位が低い場合は処理が後回しになりリアルタイム処理に不利なばかりでなく、それだけ音質も低下します。(パソコンは起動しているプログラムだけが動作しているのではなく、バックグラウンドで様々な処理が行われています) OSの設定に高度な変更をし、オーディオ関係の処理を優先させることもできますが、不自然です。 複数のコアを持つCPUならOSからの命令を並列でうまく処理しますし、最近のOSやソフトウェアはマルチコアCPUに最適化されたプログラムになっています。 例えば私がリッピングに使用しているソフトウェアを観察しますと、 1. CDからのリッピング作業 2. リッピングした音声データをFLACにエンコードする作業 3. エンコードした音源データをLAN転送する作業 を1曲ずつ行います。(CDに12曲入っているなら、この流れを12回繰り返します) マルチコアなら1が終わり2が始まったと同時に、次の曲の1を別のコアで開始します。 同様にこの処理が2まで進んだときに、今度は先ほどのコアで1からの処理を開始します(2、3の処理は短時間で済むため既に空いた状態になっています) シングルコアではこの一連の流れを一つのコアで処理しなければならない為、それだけ負荷がかかり処理も不安定になります。(試にリッピング中に他の処理をすると1のリッピング速度(倍数)が少し下がります) 最初に書かせていただきましたように、パソコンを安定動作させることは高音質化にはかかせませんし最重要事項です。 シングルコアはシンプルなCPU故に消費電力も少なくノイズも少ないと考えての選択だと思いますが、それはアイドリング状態でのことであり、高負荷時には当然発熱しますしその分不安定になります。 それよりは同じ処理をしてもさほど負荷がかからず安定動作するマルチコアの方が、逆に発熱も少なくノイズも出さないと私は考えています。 試しに他の事をしながらリッピングをしてみると音質が低下するのが分かります。 簡単な再生ソフトを使うだけなら、シングルコアや低スペックのマシンの方が良い場合もあると思いますので、ご自分の利用状況を考えて最適なものを選んでください。 私は通常使用とリッピング用に別のSSDを用意し、それぞれにOSをインストールし、起動時に両者を選択しています。 リッピング用SSDには英語版のOSをインストールし必要最低限の物しか入っていません。 他にインストールしたプログラムは、リッピングソフトウェアとNASの設定変更プログラムだけだったと思います。 もちろんリッピング中は他の作業はしません。 これは極端な例で、同じようにしなければいけないと言うことではありませんが、音楽関係の処理をしているときは他の作業はしないということだけは守るようにしてください。 話が長くなりました。 パソコンパーツの続きですが、その他のパーツとして思いつくのは 1. 内蔵電源 2. グラフィックカード 3. パソコンケース 4. マウス、キーボード 5. クーリングファン 等ですが、5番のクーリングファンはノイズ対策の時にまとめて書くつもりです。 簡単にまとめるつもりでしたが、話が難しくなってきてしまいましたので、チェック項目だけを簡単に書かせていただきます。 1番の内蔵電源ですが、これは出来るだけ効率が良く、電気を安定供給し、発生ノイズ(リップル)の少ないものを基準に選んでください。 変換効率を表すものとして、80PLUSという規格があります。 効率が良い順にPLATINUM、GOLD、SILVER、BRONZEとなります。 PLATINUMまでは必要ありませんがGOLD辺りの製品が良いと思います。 PCオーディオではパソコンもオーディオ機器の一部ですので安定した電気の供給は欠かせませんし、ノイズも大敵です。 良い製品は少しだけ高価ですが、品質の良いコンデンサが使われていたり低負荷時はクーリングファンが回らない等様々な工夫がなされています。 自作パソコン用の雑誌等では各モデルのテストデータが載っていますので参考にしてください。 私はseasonic社のXシリーズを使っています。 出力は大きすぎても無駄なだけでなくノイズも増えますので、余裕をもって600Wくらいが適当ではないでしょうか。 2番のグラフィックカードは、パソコンを他の用途にも使うことを考え、自分に適したものを選択するのが一番です。 オーディオに最適化したパソコンなら、古い世代のグラフィックチップを採用したモデルが良いですし、映像も楽しみたいのならもう少し良いものを選ぶ必要があります。 何れにしても、ゲーマーご用達の巨大なヒートシンクのついたようなカードはオーディオ用途に限っては全く不要なばかりでなく、悪です。 ここでも低消費電力、低ノイズ、安定動作のキーワードは忘れてはいけません。 古い世代の製品は概ね発熱も少なくヒートシンクで十分賄えるレベルです。 CPUのファンレス化には反対ですが、グラフィックカードは発熱が少なくヒートシンク製品の選択も良いと思います。(これは絶対条件ではありませんのでお好みのものを選んでください)私の使っているカードにはファンが付いていますが、本当に小さなものですので音もしませんし、おそらくノイズの影響も考慮する必要が無いレベルです。 最近のCPUはグラフィック機能を内蔵したものが増えています。 場合によっては、グラフィックカードを使わずに、この内蔵グラフィック機能を生かすと言う選択もあります。 拡張カードを使わなければ、その分消費電力やノイズが減るように思いますが、それは単純すぎる話で、その分CPUの負荷が増えますので当然これの消費電力が増え、ノイズ増、発熱による安定性の低下に繋がります。 ハイエンドなグラフィックカードなら、付けずに内蔵グラフィック機能の方がマシだと思いますが、そうでない場合は色んな可能性を考えて選択されるのが良いと思います。 3番のパソコンケースは、常に目にする部分ですので自分が気に入ったものを選ぶのが良いのですが、私の選択基準を書きますと 1. 強度の高いもの 2. 静かなもの 3. 内部の取り回しのし易く拡張性が高いもの となります。 1番は安価なプラスチック製を避け、変な振動の無いものを選んでください。 高級なオーディオ製品にはアルミ削り出しのものがあります。 パソコンもオーディオの一部だと考えしっかりした強度のケースを選ぶことは、高音質化に繋がります。 アルミ製のケースも沢山の種類がありますが、品質の悪いものは強度が低くアルミ製というだけで選択するのは避けてください。 金属製のケースは内部の熱を効率よく逃がすと言う点でも優れています。 2,3番は補助事項と言うことで割愛させていただきますが、冷却を重視したケースの中には通気口だらけの物がありますのでご注意ください。 それと見た目の派手なLEDライトがケースファン等に沢山ついたものがありますが、オーディオに限っては百害あって一利なしです。 4番は簡単に。 これも好みで選んでいただいたらいいのですが、ワイアレス製品はノイズ源ですのでUSB端子を使った製品の方が良いと思います。(シリアル端子なら更によい) 以上、パソコンのパーツ選びについて偉そうに書いてきましたが、冒頭に申しあげたように市販のパーツをすべて試すことは到底不可能ですし、良さそうだと言う事前の調査や今までの経験、勘を頼りに購入した製品の中での判断に限ったことです。 これがベストだと申し上げる気持ちは毛頭ございませんが、全て理詰めで考え自分なりに選択根拠のあるものばかりです。 皆さんも柔軟な考えで自分のスタイルに最適と思えるものを熟考し、それを使った時にどのようなメリット・デメリットがあるか考えてベストなものを選択してください。 参考になりましたら幸いです。 |
« 1 (2) 3 » |
スレッド表示 | 新しいものから | 前のトピック | 次のトピック | トップ |
投稿するにはまず登録を | |