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投稿者 スレッド
SS
投稿日時: 2010/7/11 17:28
長老
登録日: 2010/4/6
居住地:
投稿: 201
アコリバ製品による音合わせ(続)
2010年7月11日

 アコリバ製品による音合わせ(続)   

  皆様、こんにちは
                   音遊人 S.S

ジメジメし、音響機器や皆様の体には良くない季節ですが、お元気にお過ごしと思います。

さて、6月の投稿時に今後の課題として

1)プリにRAF48を敷く
  ソースに−イオン発生器RIO−5を使う。

2)電源ケーブルのアコリバ化
  パワーアンプとDAC

を上げさせて頂きました。
1)は完全に、2)はDACとCDPで実施致しました。

その結果があまりにも変化が大きく、音質的に良好な方向に変化致しましたのですべて実施後の報告では遅すぎると思い投稿致しました。

☆その前に、前回はケーブルなどをあまりにくどくどと記述したため、一部の人に誤解を招いてしまいました。
改めて略号などで整理致したく思います。
 1:電源ケーブル(7月11日現在のもの)
   AP3:アコリバ Power Max 3
   APR:アコリバ Power Reference
   APS:アコリバ Power Standardのケーブル
         による自作
   RPC:リアルケーブル CITRIVE-2
   EPT:AET  SCR AC EVO
   PPD:PAD  ドミナス
   OPD:オヤイデ TUNAMI GPX
   長さは1.5m〜3.0m
 2:デジタル(RCA)とライン(RCA)ケーブル
   ALD:アコリバ COX-1.0PA
   ALR:アコリバ RCA-1.0PA
   ALL:アコリバ LINE-1.0R
   DLD:ZONOトーンSilver Grandio HD10
   DLR:ZONOトーン7NAC Grandio
   SLD:シルテック シルテック シグネチュア
   長さは0.8m〜1.0m
 3:壁コンセントとテーブルタップ
   PWC:壁コン PAD
   OWC:壁コン オヤイデ
   PTP:自作 コンセントはPAD
        インレットはフルテック
★1,2)実施後の構成です。
 
共通:プリアンプ  パスアレフL
   パワーアンプ ヴィオラ フォルテ
電源 OWC-APS-プリアンプ
     PWC-OPD-パワーアンプ
  信号 プリアンプ-ALL-パワーアンプ
パワーアンプ-サエク他-スピ-カ-(今回含まず) 
A:CDP CEC TL-1
  DAC マイクロメガ ダイアログ
  電源 OWC-APR-PTP-AP3-CDP 
     PWC-PPD-PTP-APR-DAC
  信号 CDP-ALD-DAC-ALR-プリ
  アコリバ率 7/9(78%)
B:CDP CEC TL-1
  DAC プロシード dap
  電源 OWC-APR-PTP-AP3-CDP 
     OWC-APR-PTP-RPC-DAC
  信号 CDP-DLD-DAC-DLR-プリ
  アコリバ率 4/9(43%)
C:CDP クレル MD-1
  DAC マイクロメガ ダイアログ
  電源 PWC-PPD-PTP-EPT-CDP 
     PWC-PPD-PTP-APR-DAC
  信号 CDP-SLD-DAC-ALR-プリ
  アコリバ率 5/9(56%)

☆主に聴いたCDとそのトラックです
EJT1 :ヨーロピアン・ジャズ・トリオ ジャパネスク
    TR3,与作 TR6,千の風になって TR10,涙そうそう
EJT2 :ヨーロピアン・ジャズ・トリオ ベスト オブ スタンダード
    CD-1の
    TR-5,Fragile TR-7,End less Love
    TR-9 The Deer Hunter
Kare :カレル・ボエリー・トリオ  ベスト マスター クオリティ-
    TR-2,Love Dance TR-11,Dear Old Stockholm
    TR-12,Comes Love
HELGE:ヘルゲ・リエン・トリオ TO THE LITTLE RADIO
NYT :ニューヨーク・トリオ 星へのきざはし
    TR3,木の葉の子守歌 TR4,煙が目にしみる
ED&S :エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン 煙が目にしみる
    TR1,Melancholy Rhapsody
TR5,Smoke Gets In Yours Eyes
シモーネ :シモーネ ロマンス
    TR2,A Blossom Fell TR4,Calling You
イロハ :彩花-iroha- ディア・ソウルズ
    TR3,Fragile

★試聴記
Aシステム:アコリバ率78%
 大きく変化致しました。EJT1,2 Kare HELGEを主に聴きました。まずベースドラムスの音が軽く、音程は明瞭になり、指の動き、ドラムスではたたいた後の響きが明確に解ります。この音は私の装置では初めて体験致しました。特にKareのTR12のドラムスの音は全く自然で、スピーカーが鳴っている感じはしません。RAF48の時にも感じましたが、これはそれよりもっと明らかで電源ケー
ブルのアコリバ化が圧倒的に効いたと思います。
 それと今までの対応の相乗効果が出たと思います。

Bシステム:アコリバ率43%
 変化はしました。ヴィーナスレコードをAシステムでかけるとピアノの音がカンカンする傾向があるのでBシステムでそれを主に聴いていました。が、NYTやED&Sを聴いてもAシステムを聴いたあとのせいか面白くありません。そこでAでNYTやED&Sを聴いてみました。なんとAシステムの方が圧倒的でした。それで聴くED&Sのサックスは素晴らしくこの前はウフフでしたが、今回はウーンです。
 BのDACはもともとHDCDが聴けるのでしばらくはそれ専用か?
  
Cシステム:アコリバ率56% 
 この変化は大きかったです。いままでCDPに使っていた電源ケーブル(キャメロット)をAETに、その変わりにアコリバの電源ケーブルとなっただけなので変化は少ないと思っていましたが、シモーネのボーカルは、やや大口(嫌いではない)ではありますが、バックと上手く分離して(これはAETかも知れませんが)奥がよく解ります。またイロハのTR3は歌っている位置がくっきりでます。バッ
クの演奏はシモーネの方が上手いかな等大変面白い変化です。これはもっとアコリバ率を上げても良いか。ひとまずはパワースタンダードかと思いました。

★今後の予定
1)スピーカーケーブルのアコリバ化
 今までは、自作のトライワイアリングでLowは日立電線の5.5SqMiDとHighはオーディオクラフトで内部はSAECなどで構成してます。
これは、アコリバの単線でやり直そうと考えています。スタビさん、Yossyさんに線径、端末処理、内部配線材など相談致しますので、御検討下さい。

2)電源ケーブルのアコリバ化
 パワーアンプが主になります。懐と大相談になります。勉強してください。
 1)と合わせて10月末を目標とします。

3)部屋の音環境の整備
 お店で試聴させて頂いた時に整備の大切さがよくわかりました。1)、2)の後にじっくり検討させて頂きます。
 
 以上 途中経過ですが
maro
投稿日時: 2010/7/16 19:42
一人前
登録日: 2008/2/21
居住地: 上州
投稿: 140
Re: アコリバ製品による音合わせ(続)
音遊人 SSさん、こんにちは、初めまして。

maroと申します。以後、宜しくお願いいたします。

SSさんの書き込みをしばらく拝見してました。

RAF48、RIO−5、電源ケーブルのアコリバ化等
実に興味深く書き込みを眺めておりました。(外野から失礼しました)

SSさんの書き込みに感じられる、日に日に変化する喜びや感動が、
初めて小生が出会ったアコリバ製品への思いと共通で、
その気持ちが手に取るように分かります。

特にアコリバケーブルの本当の凄さは、比較する対象があってこそ、
よく分かるものだと信じております。

瞬時に交換可能な環境でありましたら、その変化の方向性が
かなりはっきりと正しく評価されますので、喜びも大きいですね。
ただ、長い間気に入っていた物を否定しなければならない場面も多く、
なかなか受け入れがたい気持ちになるのも無理のないことです。

小生も、ずいぶんと遠回り(散財??)をしてきました。
自作から始まり、日立、ベルデン、カナレ、ワイヤーワールド、
オルトフォン、ウェスタン、OYAIDE等々。
現在も部屋の棚にごっそり置き去りにされています(^_^;)

アコリバケーブル率で言いますと、85%って所でしょうか。
もちろんこのパーセンテージに至るまでは短期間とは言えず、
3年以上をかけています。

SSさんや小生が実にラッキーでしたのは、アコリバのケーブルラインナップで、
PCOCC-A 楕円単線に切り替わった後、と言うことに尽きるかもしれません。

小生、アコリバケーブルの最大の良さは PCOCC-A 楕円単線で完全に開花したと
確信しております。
それまでどうしても外せなかったウェスタンの単線ケーブルすら、今では陳腐に感じます。

OFC時代のアコリバケーブルも、凡百の他社ケーブルと聞き比べれば、
かなりの部分で優位と思いますが、やはりPCOCC-A 楕円単線には遠く及びません。

ここの掲示板の常連さんも、一様に仰っていますが、非常にSNが高くなり、
雑味が減りますので、時に大人しくなったとか、迫力に欠けるなどの評価も最初には出ます。
が、ここがミソでして、音量がさらに上げられるという実にまっとうで基本的な
優位点が与えられたことに気がつかない方が多いのです。

一つ厄介なところは、純度が上がりすぎて自身のシステムの問題点があからさまに
暴露されてしまうことでしょうか。(苦笑)

もっとも、良い意味で、現実を正確に知ることでもってのみ初めてオーディオに
立ち向かうというやる気に結びつくものなのだと思うのです。

SSさんも、ケーブルに限らず、今後さらにアコリバ製品の奥深さを知ることになることでしょう。
今から他製品の感動のレポートが楽しみです。

どうぞ今後も沢山の激変の様子をお知らせください。
楽しみにしております。
(写真なども載せて頂ければ尚更わかりやすくなると思います)


最後に、少し気になったことがございます。

リファレンスとして紹介されているソースが、過去に問題視されたレーベル録音が
多いように感じました。
ヴィーナスやM&Iは、ラウドネスウォーの心配が絶えません。
小生は、音圧至上主義のミキシングやマスタリングでは、繊細なアコリバケーブルの試聴に
不適と思っています。
全てのソースが悪いと言うことではありませんが、小生が今まで聞いてきたものは良い
(リファレンスとして耐えられる)ものが少なかったと言うことです。

ちなみに小生の所有のヴィーナスのソースは以下の様な物でした。

*Moonlight Serenade
 Simone (Simone Kopmajer)

*Con Alma
 Chano Dominguez

*Newyork Lullaby
 Francesco Cafiso

*Moon River
 Nicki Parrott

*My Favorite Things
 Eric Alexander

*Moment To Moment
 吉岡秀晃

*But Beautiful
 Charles Mcpherson

*誘惑: Temptation
 Steve Kuhn

*Love Walked In: 忍びよる恋
 Steve Kuhn

*New York Romance
 Barney Wilen

尚、管理人K殿による書き込みも有りますので、ご覧ください。
(ラウドネスウォーの詳細もおわかりになるかと思います)

https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=119&forum=2&post_id=351#forumpost351

https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=241&forum=2&post_id=1293#forumpost1293

SS
投稿日時: 2010/7/19 18:52
長老
登録日: 2010/4/6
居住地:
投稿: 201
アコリバ製品による音合わせ(続)maroさん返信1
2010年7月19日
               
 maroさん  皆々様 
     
    今日は
                 音遊人 S.S

 maroさん。小生の駄文をお読み頂き、さらに感想まで頂いておりながら返事が遅くなって済みません。
2010年4月からの新米アコリバファンです。今後もアコリバ化率が変化するたびに投稿させて頂きます。駄文ですが今後もよろしくお読み下さい。

アコリバ製品は独創性に優れ、理論もきちっとしており今ではなぜもっと早く使わなかったのか悔やんでおります。maroさんも相当な電線マニアの様ですが、このところアコリバで決まって来つつあるので整理を始めたら、押入用のポリ容器に4つになっておりました。思わず「アハハハ」です。

さて、本日はご指摘の下記の点についてです。
 
<最後に、少し気になったことがございます。

<リファレンスとして紹介されているソースが、過去に問題視されたレーベル録音が多いように感じました。
<ヴィーナスやM&Iは、ラウドネスウォーの心配が絶えません。
<小生は、音圧至上主義のミキシングやマスタリングでは、繊細なアコリバケーブルの試聴に不適と思っています。
<全てのソースが悪いと言うことではありませんが、小生が今まで聞いてきたものは良い(リファレンスとして耐えられる)ものが少なかったと言うことです。

 まず、ラウドネスウオーに関してのご紹介大変ありがとうございました。初めて聞く言葉で、丁寧な解説もあり良く解りました。大変危ないところでした。
さて、小生はなにせ駄耳、雑食の傾向が甚だしく、前にお店に伺った時に犬の鳴き声を聴いた話をしたら皆様に大笑いされてしまい駄耳益々盛んになり自信はありませんが、持っているソースを改めて聴いた結果を申し上げさせて頂きます。
 
1)M&Iレーベル
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ(EJT)のファンで随分前から聴いています。昨年まではEJT専門でしたが、今年から他のピアノトリオ中心に聴くようになりました。前のパワーアンプの時から感じていましたが、初期の作品は低音の量感とピアノのキラキラが強く、左手の動きなど不明確かなと感じていました。アンプを換えてからは特に低音の量感が多すぎ、スピーカーの再チューニングを行いました。ただし、最近のもの、特にHQCDになったものは良いのではと思っています。

2)ヴィーナスレーベル
寺島靖国さんの本などでレーベルは知っていましたが、CDとして聴きだしたのは友人の紹介で今年に入ってからで、ほとんどすべてが2009年からの発売と思いますが紙ジャケット入りのものです。VHCD−4001から始まるシリーズです。
これについては、3月頃までは、迫力があって良いと思って聴いていましたが、アコリバのケーブルを使い出した4月頃からしばらくはピアノの音が妙に甲高くなったりして聴く気にならなくなりました。わざわざBシステムで音がオフになるようなケーブル構成で聴いたりしました。6月末からはまた聴き出しました。

3)澤野工房
友人の紹介で、今年から聴く様になりました。音はすこしスッキリした感じですが良いのではないかと思っています。

 今回あらためまして下記のCDを良く聴いて見ました。アコリバ率78%のAシステムです。

1)M&Iレーベル
  すべて、HQCDで過去のアルバムからの
  ベストシリーズです。
1:European Jazz Trio
Marc Van Roon
Best of Standard disc1 TR5,7,9
2:Louis van Dijk Trio
Best Master Qualities TR3,6,12,14
3:Karel Boehlee Trio
Best Master Qualities TR2,5,7,9,12
4:Walter Lang Trio
Best Master Qualities TR1,4,8

2)ヴィーナスレーベル
  すべて、紙ジャケット(1500円)です。
  1:Ballad Higgins
Eddie Higgins Trio TR1,2,4
2:Waltz red side
Steve Kuhn Trio TR1
3:Super Standard
Super Trio
Kenny Barron TR1,4,12
4:Smoke Gets In Your Eyes
Eddie Higgins Trio
featuring
Scott Hamilton TR1,5,6
2)-4は、2008年5月末から6月9日のRANZANさんと管理人Kさんのやりとりの際に管理人Kさんの掲示にあった「ピアノの音が汚い。ディテールが見えない」と評されたCDの紙ジャケット版です。

3)澤野工房
1:Blue Pearl
Tonu Naissoo Trio TR1,4
2:Time After Time
Serge Delaite Trio TR1,4
 
 まず、M&Iですが、ベストシリーズで、再マスタリングしていると思いますが、オランダジャズの先輩とその後輩のピアノトリオの競演みたいになってしまいましたがタッチが美しいKarel、コロコロと流れる様なWalter、重厚なLouis、ムーディーなMarcと言うような感じで、良く差が解ります。EJTで低音がかぶってしまう様なこともなく明快に音程が解ります。
特に、KarelのTR−12のバスドラムは低さが良く出て自然と思います。

 ヴィーナスです。まず感じたのはAシステムは随分細かな音まで再生するようになったなです。アコリバのおかげです。
さて、ピアノの高い音がやや硬い?低音がもう少し緩くても良いのでは等感じましましたが、Eddieの華やかさ、Steveのしっかりしたタッチ、Kennyのテクニックなどよくわかります。Scottのテナーサックスは大変上手く思わず聞き惚れました。

 澤野工房です。もう少し厚くても良いかといつも感じていますが、非常にスッキリでSergeのピアノの指の動きがよく解ります。Toneは今回は重厚に弾いています。

 特にラウドネスウオーを感じる様なCDには出会いませんでした。また一部のCDはお店でYossyさんやMR.まっちゃんにも聴いて頂きましたが眠くなると言う話は出ましたが?

 つたない結果ですが、お知らせ致します。またこのような情報あればどんどん教えて下さい。

 今後も予定通りアコリバ化を進展させたく、家内と内部会議を行っているところであります。

 以上
maro
投稿日時: 2010/7/21 18:06
一人前
登録日: 2008/2/21
居住地: 上州
投稿: 140
Re: アコリバ製品による音合わせ(続)maroさん返信1
SSさん 皆さんこんにちは。

詳しく、丁寧にご返信を頂きましたSSさんには、感謝申し上げます。
今後とも宜しくお願いいたします。

こちらこそ、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

> 押入用のポリ容器に4つになっておりました。
> 思わず「アハハハ」です。

やはりそうですか。。アコリバケーブルに魅せられると、
このようなことになってしまいますね。(^^ゞ

最近、LINE-1.0Rを購入し、レビューも書きましたので、
ご覧ください。
この価格帯のケーブルとしましては、特筆すべき完成度の
高さだと思えてなりません。


さて、リファレンスディスクに関しまして、詳細をご報告頂き、
ありがとうございました。
過去の印象が悪かったこともありまして、最近はこれらのレーベル
(澤野工房の一部を除き)購入しておりません。
SSさんの各レーベル一番のご推薦タイトルをご紹介ください。
是非聞いてみたいと思っています。


たまたま小生の過去の手持ちのCDで、STEVE KUHNトリオが
有りましたので、久しぶりに聞き比べてみました。


1996年 ECMレーベル
OSLO レインボウスタジオ
DAVID FINCK(B) JEOY BARON(Ds)

ECMレーベルの中では特に優秀な録音とは言えませんが、
ヨーロッパの録音らしい、深さと厳しさが聞き取れます。
ピアノの音はややくすむものの、透明感に溢れ、自然な
広がりと美しさが部屋を包み込みます。
ベースは音像の肥大はなく、芯のしっかりした
ECM録音の良さが際立ちます。
特にドラムの切れ、鋭さは圧巻で、タムの炸裂は素晴らしい
響きとなって押し寄せます。


1998年 VINUSレーベル
NEW YORK クリントンスタジオA
BUSTER WILLIAMS(B) BILL STEWART(Ds)

前CDのままのボリュームでかけたところ、SPが壊れるかと
思うほどの音量です。
この頃のVINUSは音圧が高すぎます。
同じピアニストとは思えないほど、音は濁り、STEVE KUHNの
タッチの美しさは感じられません。
ベースは肥大傾向、ドラムスは居酒屋の宴会会場のようです。


2001年 VINUSレーベル
NEW YORK THE STUDIO
BUSTER WILLIAMS(B) BILLY DRUMMOND(Ds)

2003年発売の紙ジャケです。
前VINUSのCDと同様、音圧は異常に高く、ピアノの絶妙な
表現の押し引き、空間への飛翔は感じられず、凡庸な演奏に
聞こえてしまいます。
全ての楽器がSPのセンターから離れようとせず、一斉に鳴り響きます。
とても全曲聞き通せそうにありませんでした。


2006年 BLUE NOTEレーベル
NEW YORK BIRDLAND
RON CARTER(B) AL FOSTER(Ds)

以前より、良く耳にするBLUE NOTEの音。
ライブにもかかわらず、粒立ちの良いタッチのピアノが
聞こえてきます。
鮮度も十分確保しているようです。
カーターのベースもフォスターのドラムもクローズアップ
しすぎず、適度にバランスが保たれています。
STEVE KUHNの透明感のある美しいタッチと、力強さが上手く
共存した、ライブにしては良い録音だと思いました。

以上、STEVE KUHNが好きな小生としては、久しぶりに楽しんだ一時でした。
お時間有りましたら一度、拙宅にお越しになり、お聞きください。
比較試聴、とても面白いです。
管理人K
投稿日時: 2010/7/21 19:31
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: アコリバ製品による音合わせ(続)maroさん返信1
SSさん、maroさん、こんばんわ。

ヴィーナスの再発盤に関しては音質が改善されてるんでしょうかね?
私はヴィーナスに関しては以前に紹介しましたラウドネスウォー盤や今回maroさんも紹介されているスティーブ・キューンの「Love walked in」の余りの酷さに懲りて、またM&Iに関しては数年前に同時に購入したレイ・ブライアントとジュニア・マンスのタッチや音色差が全くないほど強い着色をされたマスタリングに懲りて以来一切購入してませんので、最近の両社の音質に関しては判りません。

今度、遊びに来て頂く際にはヴィーナスの再発盤を持ってきて頂き、私が持っている旧ヴィ-ナス盤と聴き比べてみるのも面白いですね。

澤野工房に関しましては、以前に申し上げた通り。「一部」のものに関してのみ酷いもの(タイトル忘れましたがマル・ウォルドロンで凄まじいラウドネスウォーで酷いものがありました)があっという事で、全てにおいてラウドネスウォーとは言っておりません。
澤野工房の音質に関しましてはディスクによってムラが激しいという印象ですね。

尚、おそらくmaroさんも同じだと思いますが、M&Iやヴィーナスにおけるピアノの音質の問題は、プレイスタイルの違いというより、ピアノの種類やタッチの違いによる微妙な音色差が出ない事が不満なのです。

この辺も次回遊びに来て頂いた時にでも、ぜひ一緒に検証しましょう。 
ケミ
投稿日時: 2010/7/24 11:26
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: アコリバ製品による音合わせ(続)maroさん返信1
先日maroさんがCDを持参してくださり、私のシステムで聴き比べをさせていただきました。

私のシステムは100%アコリバで、ほぼ線材もPCOCC−A化しました。したがって、最近はどんなに音量を上げても不快な音がせず、大音量で音楽を愉しんでいます。

しかし、ヴィーナス盤をかけたときに反射的に数デシベル音量を下げてしまいました。録音レベルが高いこともその原因のひとつにあげられるとは思いますが、ピアノの音が攻撃的に聞こえ、演奏を愉しむ余裕すらありませんでした。

その後私も1枚だけ女性ボーカルもののヴィーナス盤を所有していることがわかり、あらためてじっくりと聴いてみました。ビートルズナンバーもカバーされていて購入したものですが、1曲通して聴くことができませんでした。私の所有する盤だけかもしれませんが、高域に不快な音がして耳が痛くなるのです。最近感じることのなかった現象です。

このような現象はアナログレコードでは感じられませんし、ましてや生演奏では絶対にありえません。生演奏と録音物は別物だと承知していますし、優秀な録音をしている会社も多数存在していますが、制作側に良識を求めたくなりました。ただ、勉強になったのも事実です。

RANZAN
投稿日時: 2010/7/24 15:44
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3266
Re: アコリバ製品による音合わせ(続)maroさん返信1
管理人kさん、
ケミさん、SSさん、maroさん こんにちは。

下記のケミさんがおっしゃるようにヴィーナスCD盤の件に
関してですが、

>しかし、ヴィーナス盤をかけたときに反射的に数デシベル
>音量を下げてしまいました。録音レベルが高いこともその原因の
>ひとつにあげられるとは思いますが、ピアノの音が攻撃的に聞こえ、
>演奏を愉しむ余裕すらありませんでした。

実は、何を隠さん!当方もかれこれ10年程前からヴィーナス盤愛聴者の
一人でもあったのです。(当掲示板でもヴィーナス盤について
管理人Kさんともキャッチボールしています)
その頃は仕事で毎日が忙しく、好きなオーディオ&ジャズにもあまり
身が入らず、休日にたまに聴くジャズCDはショップで試聴して、
他のジャズCDより音質が比較的明瞭好みだったことで、ヴィーナス盤を
買っていたのです。

しかし、まだその頃(2000年〜2007年)頃までは、ヴィーナスの
品番も「TKCV-」の時においては、確かに音圧は高かったのですが、
現在のCD盤よりは未だ聴ける範囲でした。
その一つの例として、2004年5月発売の「ロマンティカ/ダニーロ・
レア・トリオ」TKCV-35332と2009年10月発売の「シンフォニエッタ/
エミール・ヴィクリッキー・トリオ」VHCD-1034を聴き比べると、
その音質の差は歴然としたものです。
また、2007年6月発売「慕情/ローマ・トリオ」TKCV-35401と
2008年3月発売「チャオ・チャオ・バンビーノ/ローマ・トリオ」
VHCD-1002を聴いても、同じピアノ・トリオでありながら、これほど
までに「VHCD-」の新しい方が、音圧が高く、ピアノの音などは
酷で音が割れているようでもあるのです。
ピアノの音が皆一緒に聴こえるのです。音に質感がないです。
まさに、その録音の音質の差に唖然とするばかりです。

これは、私見でしかないのですが、2008年2月までの品番が
「TKCV-」までは、ヴィーナスレコードが製作し、徳間ジャパン
コミュニケーションズが発売元であったのです。が、しかし
2008年3月発売から「VHCD-」に品番が変わり、CDパッケージにも
発売元の徳間ジャパンコミュニケーションズの名前が消えて
いたのです。
よって、製作から発売まで全般にわたりヴィーナスレコードが
担当しているようです。
多分その際、肝心の音決めとなるミキサーも多分変わったのでしょう。

そこで、これはほっておけないということで、ヴィーナスレコード
のプロデューサー兼社長でもある原哲夫氏に、直接メールで連絡
しようとしたのですが、ヴィーナスレコードのHPにもメールでの
問い合わせ等、連絡アドレスが記載されていません。
そこで、HPからFAX用「CD購入フォームページ」が載っていたので、
質問を直接書き込みFAXで送信したのです。

2年前(2008年)、直接ヴィーナスレコードのプロデューサー兼社長
でもある原哲夫氏に下記の質問状を送信したのです。

ヴィーナスレコード(株)
原哲夫デレクター・社長 様

始めまして、私はヴィーナスレコードを愛し続けているファンの一人です。
そのことでオーディオとJAZZに魅せられる元気な日々が続いています。
それは8年ほど前、ヴィーナスCDの音質の良さに惚れ込み、
以来毎月発売されるヴィーナスCDは欠かさず購入しており、
ヴィーナスJAZZにゾッコン惚れ込んでいます。

しかし、貴社が今年3月頃からの新譜発売の品番VHCDに変更されてから、
CDの音質に異変が起きたかのように、その音質が余りにも低域感の厚みが増し、
音圧も高すぎるくらいの低音で、そのため低音の抜けが悪く凄く濁って
聴き取れるのです。
現在はあまりボリュームが上げられない状況で、ラウンドネス・ウォーのような
感じがするのです。
例えば、同じ「ローマ・トリオ」のCDを聴いても、1,2年前の盤とは明らかに
音がすごく濁って汚く聴こえるのです。それはVHCDに変更になって、
ミキシング等での変更があったのではないかと思えてくるのです。

そこで、こちらの勝手な要望なのですが、例えば4,5年前のヴィーナスCD
「ロマンティカ/ダニーロ・レア・トリオ」のように、ピアノ、ベース、
ドラムスの一体化された、滑らかで艶があり低域、高域感とも、質感が伴い、
最適な素晴しい音色にならないかと懸念するところです。

マスタリングでの最後の音決めは、多分、原社長様がされていることだと
思いますが、
そこで大変失礼なことですが、VHCDに変更されてからも購入は続けていますが、
ハッキリ申し上げて、この音質では今では余り聴きたくなくなり、また購入したく
ありません。

以上の件に関しまして、ヴィーナスレコード様のご意見をお聞きしたく思って
おります。

どうか宜しく対応願えれば有り難く思います。

以上のような質問状をFAXで送信してから、3時間あまりしてヴィーナス
レコードの原社長から直接電話連絡が入ったのです。

その回答では
そんなに音が高いですか?
こちらとしても最近はレコーディング・マスター機器も、デジタルの
最新型のものを導入し、より音質でのクオリティUPで進化させ、
一段と音は良くなっていると思っているのですが。
でも、頂きましたご質問に関してこちらとしても検証して参りますが、
今申し上げました事をお含み頂き、宜しくご理解頂きたいと思います。

という、回答だったのです。が、当方としても一言付け加えて進言
しました。
「できるなら7,8年前のヴィーナス盤の音質に戻してもらいたい!!」・・と。

特に最近のヴィーナス盤は聴く気になれないのです。
余りにも音圧が高すぎ、酷な音なのです。
なぜ、ヴィーナス盤において7,8年前の盤と、現在の盤でこんなに音質に違いがあるのか?
それは、2008年3月頃から、現在の品番「VHCD-」に切り替わった頃から
以前に増して音圧が高くなり、ラウドネスウォー現象が増し「これ以上は
もう勘弁してくれ〜!」いいたいくらい、酷で汚い音質になって
きているのです。
オーディオシステムの音の質が高くなればなるほど、その粗が出て
くるのも明らかです。

ケミさんがおっしゃっているように、CD製作者側に、より質感のある
音質への良識を求め、反省してもらいたいものです。



SS
投稿日時: 2010/8/25 20:12
長老
登録日: 2010/4/6
居住地:
投稿: 201
ラウドネスウォー論議のまとめ
皆様
   maro様  管理人K  様
   ケミ  様  RANZAN様  
   
  大変お暑うございます。
                  2010年8月25日
                     S.S です。

 今年の夏は異常な暑さで、今までの田舎暮らしでは寝るときにエアコンをつけたことはなかったですが、今夏はつけないと眠れなく、慣れない寝方をしたために、重度の夏風邪を引いてバテテしまいました。
 
 皆様におかれましてはお元気にお過ごしのことと思います。

さて、ラウドネスウォーに関して、一悶着を起こし皆様に迷惑をかけてしまいましたが、その後につき

1:怪しいCDについて、お店で聴き比べる。

2:手持ちのヴィーナスレコードのCDと同じ演奏者で、他レーベル録音のCDを聴き比べて駄耳で評価、整理をする。

 を実施いたしました。結果を報告致します。

1)お店での聴き比べ

***聴き比べたCD
A:Smoke Gets In Your Eyes
 Eddie Higgins Trio
Featuring Scott Hamilton
 Venus VHCD-4076
 at The Atudio in NewYork
on 2001/10/2&3
Engineered By Katherine Miller
B:Waltz Red Side
 Steve Kuhn Trio
Venus VHCD-4113
 at The Atudio in NewYork
 on 2002/5/9&10&11
Engineered By Katherine Miller
C:LiberTango
 European Jazz Trio
 Featuring Charlie Mariano
M&I MYCJ-30029
 at 44 Studio In Holland
on 1999/8/18&19&20
Engineered By Max Bolleman
D:Best Of Standards
 European Jazz Trio
M&I MYCJ-30480

A:については管理人Kさんから、ピアノの音が酷い等で酷評されていたものです。

*** 管理人K 様 ご提供のCD
KA:Wanton Spirit
  Kenny Barron Trio
Verve 522-364-2
at Systems Two New York
on 1994/2/22&23
  Engineered By Joe Marciano
Mixed By Didier Marc
KB:Love Aalked In
Steve Kuhn Trio
Venus VHCD-2003
at Clinton Studio"a" in NewYork
on 1998/??/??
Engineered By ???

A:とB:を聴きます。ラウドネスウォーでは無いと思いますが、音は太めで、鳴ってはいますが、音像が見えません。(Yossyさん談:いつも、音像、音場感が明快なものを聴いているのでこれは???)音の粒も粗い感があります。ピアノの音圧はやや高めで音場は平面的です。
KB:を聴きます。TR2のピアノの音は明らかにひずんでおり(いわゆる割れる様な音)音圧も高すぎて聴けません。maro様、ケミ様御指摘の通りです。これはラウドネスウォー現象ではないかと思います。

KA:を聴きます。なんと音像、音場感が豊かなのでしょうか!また、ピアノの音がなんとクリアーなのでしょうか!音が豊かというか、スキマがなく、濃く、密度が高く緻密な感じがします。良いです。CDを取り寄せました。

C:、D:を聴きます。C:はD:等で構成したベスト盤でHQCDです。同じ演奏がありましたので聞き比べです。KAを聴いた後です。比べるにはと思いましたが、A:B:よりはバランスは良く聞きやすい。明らかにC:のHQCDになると音の輪郭がしっかりして、くっきりすることが良く解ります。このくっきり感は良いのではないでしょうか?
と言うわけで、KAの圧倒的な録音の良さ(16年くらい前です)が印象に残る結果となりました。

2)ヴィーナスレコードの聴き比べ
今年になってから、友人の評もありヴィーナスレコードを聴き始めました。丁度、紙ジャケットでジャイアントシリーズの名前で、有名どころの録音が発売された事もあり、値段(1,500円)で購入しました。それらを適当に聴いていましたが、ラウドネスウォー情報をきっかけに調べて見ると、1990年代のものは結構良い録音の物があるのではないかと思い改めて聴いて見ました。それらの中から数枚紹介致します。
?Sing Me Softly Of The Blues
Steve Kuhn Trio
Venus VHCD-4021
Clinton Studio A
1997/9/14
 David Baker
ピアノと他の楽器のバランスはややピアノが大きめですがまずまずではないかと思います。1)の様な酷いピアノではなく良く演奏が解ります。ただ音場は平面的ですが。

?S Wonderful
Bill Charlap Trio
Venus TKCV-35516
 Clinton Studio
1998/12/26
Mike Krowiak
録音が良いと評判になったCDですが、今聴くと、ピアノはやや太め、ブラッシングの音が前に出過ぎ(はっきりし過ぎ)のような気はしますが、音のバランスはまずまずと思います。

?Portrait In Black and White
Eddie Higgins Trio
Venus VHCD-4053
New River Studio In Florida
1996/3/25&26
A.T.Michal Macdonald
ピアノの音圧やや高めですが、細かい所が良く録音されていると思います。クリスタルなピアノの感じは良く出ていると思います。

?True Ballads
Archie Shepp Guartet
Venus VHCD-2002
Clinton Studio
1996/12/7
Troy Halderson
手持ちでは、このCDが録音では一番バランスの良い音がします。他のヴィ−ナスのCDよりボリュームが上げられます。管理人Kさんも、このCDはまずまずと評されております。高さはともかく奥行きは感じます。
 
?From Birdland To Broadway
Bill Crow Quartet
Venus VHCD-4129
Van Gelder Studio In New York
1995/11/19&20
Rudy Van Gelder
Assistant Maureen Sickier
 これが手持ちのヴィーナス盤の演奏、録音を合わせるとNO−1ですかね?録音はルディー・バン・ゲルダーです。1年後の姉妹盤も良い演奏録音と思います。

 どうも、ヴィーナスレコードはピアノトリオの録音より、1ホーンのクァルテット等の録音の方が良くて、ピアノトリオはピアノの音がきつめで録音音圧が高すぎるような気がします。また、2000年以降は録音スタジオが「The Studio」か「Avatar」に、また録音技師は以下の2人になります。
 *Katherine Miller
 *David Darlington
これと、ラウドネスウォーがどう関係するのかは解りません。

ただし、ヴィーナスレーベルに録音するアーティストは小性の好きな人が多く、演奏も良いと思うので時々購入して聴いています。今の聴き方は必ず通常盤より2ノッチ下げた所にボリュームをセットして聴き始める事です。これより音量を上げられる盤は大体録音も良です。

3)同一演奏者の他レーベルCDとの比較
 最近、タワーレコードのバーゲンでECMレーベルのCDを仕入れました。今までは音が上品過ぎるような気がしてあまり聴かなかったのですが、このところのアコリバ率アップのせいか、驚くほど、透明で自然な音で聴ける事が解りました。そんな事もありヴィーナスのCDと他レーベルの録音がある同一演奏者のCDを聴き比べて見ました。

以下の3人の演奏者です。

A:リッチー・バイラーク

?Romantic Rhapsody
Richie Beirack Trio
Venus VHCD-4065
"The Stidio" In New York
2000/11/18&19
 Katherine Miller

?ELM
Richie Beirack Trio
ECM UCCE-3009
Tonstudio Bauler,Ludwigsburg
1979/3/??
Martin Wieland

 ?は2000年?は1979年で録音年代に20年以上の差があるのと、ディジタルとアナログ録音の差はあります。そのせいか、バスドラとシンバルの音は?が良いと思いますが、肝心なピアノは?がなんとも言えない良い録音です。リッチー・バイラークは大変繊細なタッチのピアニストだ。と実感しました。木のハンマーでピアノ線を叩いている感じがします。特に中高域が良いです。最近のECMに以後の録音がないのが残念です。

B:スティーブ・キューン

?I Will Wait For You
 Steve Kuhn Trio
Venus VHCD-1044
Avatar Studios In New York
2010/2/24&25
Katherine Miller

?Mostly Coltrane
Steve Kuhn w/Joe Lovano
ECM 2099
Avatar Studios in New York
2008/12/??
James A.Farber
 ?は2010年?は2008年で部屋は違うでしょうが、アヴァタースタジオです。?は音がスピーカーの前で横一線の感じです。間隔が感じられません。音自体は少し鼻にかかったような独特のピアノの音、あるいは迫力満点のベースとドラムを好む人もいると思いますが、?を聴いてしまうと音場、特に奥行きと高さに圧倒的な差を感じます。またピアノの音がすばらしく、こんなに良く響く楽器とは思いませんでした。+1ホーン構成が誠に残念ですが、そのホーンの音も大変良好でCDプレーヤーにセットして終わるまで全トラック聴き続けてしまいました。

C:ケニー・バロン

?Minor Blues
 Kenny Barron Trio
Venus VHCD-1032
Avatar Studios in New York
2009/5/4&5
Katherine Miller 
HQCD

?The Traveler
Kenny Barron other
Universal 530753・LC00699
Avatar Studios in New York
2007/12/12&13
Jim Anderson 

?Softly,As In A Morning Sunrise
 Super Premium Band
Happinet HMCJ-1001
Avatar Studios in New York
2010/3/30
Produced By "88" Itoh
 不思議な事にいずれも録音場所がアヴァタ−スタジオです。まさに、録音技師というかその会社の録音のポリシーが良くわかる例とおもいます。
?はピアノ、ベース、ドラムスの個々を聴いていればそこそこのレベルとは思いますがトリオとして聴くと音場が見えません。各楽器が横一線で奥行きとか、音像の大小があまり感じられません。
?すこし、ピアノが華やかな感じはしますが、音場は感じられます。また音もキレイです。が、WANTON SPIRITには及びません。かなりの差。あれは名録音なのだなとつくづく感じました。?鳴りもの入りの感じの録音で、ロン・カーター、レニー・ホワイトとのビックネームトリオです。期待して聴きました。ピアノ、ベースは良いのですが、ドラムス特にバスドラムがドゴロンという感じで、イマイチ抜け悪く感心しません。スピーカーのせいかと思いサブシステム(アコリバ率0)で聴いて見ましたが、同様の結果でした。?が良いかな?が結論です。
 
 ラウドネスウォーの情報を得て皆様からいろいろな御意見を頂きました。それを調べる意味で、ヴィーナスレーベルを筆頭に色々なレーベルを聴きました。その結果思っても見なかった事にECMレベル風な録音が、小生の好みで大変気持ち良く聴けることが解りました。
 これは明らかに「アコリバ効果」と思います。物理的なアコリバ化とは別に、皆様の意見、助言を得て、確かめるために色々試行錯誤し、このような状況を出現させる事ができました。大変に幸せな事と思います。大変ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
 
 今後ECMレーベルでこれはと思う物は御紹介致しますし、皆様も御紹介ください。

以上
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